12月5日の誕生花は?花や実についた花言葉・誕生石に記念日も!

12月5日の誕生花は?花や実についた花言葉・誕生石に記念日も!

12月5日の誕生花は、縁起のいい庭木として人気の「ナンテン」です。名前の由来や花言葉といった特徴や、育て方について解説します。そのほかの誕生花や誕生石、記念日など、12月5日にゆかりのあるものもあわせて見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.12月5日の誕生花は?
  2. 2.ナンテンの特徴3選
  3. 3.ナンテンの育て方
  4. 4.12月5日の誕生花(ナンテン以外)
  5. 5.12月5日にゆかりのあるもの
  6. 6.ナンテンは庭の彩りにおすすめ

12月5日の誕生花は?

12月5日の誕生花は「ナンテン」

出典:写真AC

赤くてかわいらしい実と濃いグリーンの葉が印象的なナンテンが、12月5日(12/5)の誕生花です。江戸時代には多くの園芸品種が開発され、栽培も盛んに行われました。古くから縁起物として、庭木に多く利用されていますよ。盆栽や生け花などにも人気の、和の風情がただよう低木です。乾燥させた果実は、漢方としても利用されています。

名前 ナンテン(南天)
別名 ナルテン(成天)
園芸分類・形態 庭木・低木
原産地 日本、中国、東南アジア
開花の時期 6月~7月 ※実は11月~2月
花の色
暑さ / 寒さ 普通 / 普通
特徴 日陰でも育つ、盆栽向き、開花期が短い

ナンテンの特徴3選

特徴①漢名にちなんだ名前

出典:写真AC

ナンテン(南天)という名前は、原産地のひとつである中国での呼び名にちなんでいます。赤い実が灯火のように見えることから「南天燭」、葉が竹に似ていることから「南天竹」といわれていて、これを音読みしてナンテンと呼ぶようになりました。「ナルテン(成天)」というのも、ナンテンが転訛した別名ですよ。

特徴②花や実によって異なる花言葉

出典:写真AC

ナンテンは複数の花言葉があることも特徴のひとつです。全般に共通する「私の愛は増すばかり」「機知に富む」「福をなす」などの花言葉は、どれもギフトにぴったりの明るいフレーズばかりですね。また、夏に開花する白く可憐な花には「募る愛」、真っ赤な実には「しあわせ」「よき家庭」という花言葉がつけられています。花が咲いてから実がなるまで、ポジティブな印象に満たされた花木です。

特徴③縁起物としても人気

出典:写真AC

ナンテンが縁起のいい植物とされているのは、災難や難関を転じる「難転」という当て字ができるからです。同じ冬の花であるフクジュソウとあわせると「難を転じて福となす」という意味になるため、セットで飾られることもあります。魔除けや防災の効果があると信じられていたのは、江戸時代からで、玄関先に植えていた家も多かったといわれていますよ。

ナンテンの育て方

出典:写真AC

ナンテンは日本をはじめとしたアジアが原産地なので、日本の環境によく適応しています。暑さや寒さにもある程度耐性があり、丈夫で育てやすいため、初心者が庭木入門として育てるのにもぴったりですよ。「栽培環境」や「肥料」「植え付け」など、くわしい栽培方法について順番に解説します。花だけでなく実がなる様子も楽しめるのも、ナンテンの魅力のひとつですね。

育て方①栽培環境

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ナンテンは半日陰の環境を好みます。午前中にたっぷりと日が当たり、西日は避けられるような場所を選んで植え付けるとよいでしょう。土質は選びませんが、水はけと通気性のよい、肥よくな土がよく育ちますよ。庭木のメインとするほか、鉢植えや盆栽などでコンパクトに管理するのもかわいらしくておすすめです。

育て方②水やり・肥料

出典:写真AC

ナンテンを庭植えで育てる場合には、基本的には水やりは不要です。鉢植えは開花期である夏場の水切れに注意して、表土が乾いたら適宜水を与えてくださいね。肥料は、庭植えでは冬に施します。鶏ふんをはじめとした有機質の肥料と、緩効性化成肥料を混ぜたものがよいでしょう。鉢植えは植え替えのときに、カリとリン酸多めの肥料を用土に混ぜ込みます。

育て方③植え付け・植え替え

出典:写真AC

ナンテンの植え付けは、2月~3月が適期です。庭植えの場合は植え穴に、腐葉土を混ぜ込んで土壌を改良しておくとよいですよ。鉢植えで植え替えをする場合は、3月~4月に行います。根詰まりを解消し株をリフレッシュさせる効果があるので、長くても3年に1回は植え替えましょう。枯れた葉や余分な枝の剪定も、あわせて行うと効率的ですよ。

12月5日の誕生花(ナンテン以外)

出典:写真AC

ナンテンのほかにも、12月5日を誕生花とする花は複数あります。花粉症の原因として知られている「アンブローシア」と、花嫁のブーケやフラワーアレンジメントにも大人気の「カラー」も今日の誕生花ですよ。それぞれの特徴や花言葉について、くわしく紹介します。

12月5日の誕生花①アンブローシア

Photo byCouleur

アンブローシアはキク科の植物です。日本では「ブタクサ」という名前でも知られ、道端や野原に広く自生しています。スギやヒノキに並ぶ、花粉症の原因としても有名ですね。花言葉は「しあわせな恋」とポジティブなものですが、ギフトにするのは避けたほうが無難でしょう。小さな黄色い花を、長く伸びた花茎の先にたくさん咲かせます。

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12月5日の誕生花②カラー

出典:写真AC

カラーは南アフリカを原産とするサトイモ科の花です。花びらのように見えるのは「仏炎苞」という部位で、ここが修道女の襟(カラー)に似ていることにちなんで名付けられました。結婚式の装花やギフトなど、華やかなシーンにもとても人気のある花ですよ。花言葉は「乙女のしとやかさ」「清浄」といった全般に共通するもののほか、「壮大な美(黄色)」「情熱(ピンク色)」など、色別の花言葉もあります。

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カラーは白のイメージが強いですが、さまざまな色があるのをご存知でしょうか。美をイメージさせる花言葉が多く贈りもの・結婚式などのお祝いごとにもぴったりです。今回はカラーの特徴と色別の花言葉、花の咲く時期についてご紹介します。

12月5日にゆかりのあるもの

Photo byAlexas_Fotos

最後は誕生石や記念日など、12月5日にゆかりのあるものを見ていきましょう。今日が誕生日のウォルト・ディズニーは、アメリカ生まれの漫画家です。世界的に有名なアニメキャラクター「ミッキーマウス」の生みの親で、ディズニーリゾートの創始者としても知られていますね。少年時代からイラストを描くことがとても好きだったそうですよ。

12月5日の誕生石

出典:写真AC

12月5日の誕生石は「エンジェライト」です。正式名は「アンハンドライト」、日本では「硬石膏(こうせっこう)」という名前でも呼ばれています。優しく透きとおるようなブルーが美しく、その名のとおり天使のような魅力で人気です。近年ではパワーストーンとしての評価も高まっており、ブレスレットや指輪など、アクセサリーも多く出回っていますよ。やわらかな色合いは、女性へのギフトにぴったりですね。

12月5日生まれの有名人

Photo byFree-Photos

12月5日生まれの有名人には、以下のような人々がいます。星座はいて座です。ロシア系スウェーデン人の父親と日本人の母親との間に生まれたフジコ・ヘミングさんは、難聴とは思えないほどダイナミックで情感たっぷりの演奏で人気のピアニストです。年を重ねても、世界中でリサイタルを精力的に行っていますよ。

  • ウォルト・ディズニー氏(アメリカの漫画家、実業家)
  • フジコ・ヘミングさん(ピアニスト)
  • 由規選手(プロ野球選手)

12月5日の出来事・記念日

フリー写真素材ぱくたそ

モーツァルト忌

12月5日はオーストリアの作曲家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの忌日「モーツァルト忌」です。1971年、35歳という若さでの早逝でした。3歳のときからクラヴィーア(ピアノの前身の楽器)を弾き始めたモーツァルトは、5歳のときにはすでに作曲を始めたといわれます。「トルコ行進曲」「きらきら星変奏曲」といったピアノ曲のほか、ホルンやオーボエ、教会音楽など、幅広いジャンルで作品を残していますよ。

ナンテンは庭の彩りにおすすめ

出典:写真AC

グリーンの葉に白い花、真っ赤な実と、季節の移り変わりとともに異なる魅力を見せてくれるナンテンは、庭木としてとても人気のある植物です。土質を選ばず、水やりの手間も少ないので、初心者でも簡単に育てられますよ。鉢植えを玄関先に飾れば、家の印象もぐっと華やかになりますね。「福をなす」「しあわせ」「よき家庭」などの明るい花言葉も、シンボルツリーにぴったりです。

おもち
ライター

おもち

幼少期、母とふたりでつくった小さな花壇が宝物でした。季節の移り変わりを色とりどりの花で知るのがとても好きです。

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