化粧砂利とは
化粧砂利とは、庭に敷き詰めて彩る小石のこと。様々な色や模様の入った美しい小石があります。選び方ひとつでエクステリアの雰囲気ががらりと変わります。ぬかるみ・泥はね対策にもなり、防犯効果や防草も期待できそうです。サイズは昔ながらの「分(ぶ)」が使われます。尺貫法で1分は約3mm。5分の砕石なら直径約15mmということです。用途に合わせて選びます。
玉石、転石、砕石の違い
「玉石」とは、角が取れて丸くなった小石です。川の流れによって自然と角が取れ丸くなった天然物と、人工的に角を取った玉石があります。人工的な玉石を「転石」といいます。「砕石」とは岩を砕いてできた小石のことです。大きな意味では「玉石」も含まれますが、一般的に砕いたままの角が尖った小石のことをいいます。安いのでカジュアルに使えます。
YAHOO!ショッピング化粧砂利の色別ランキング5選
今回の調査では、YAHOO!JAPANショッピングにて「砂利」で検索し、すべての砂利サイズでの色別「商品登録件数」をランキングにしてみました(2019年6月10日現在。日々変わります)。登録件数が多いということはよく売れるということ。人気がある証ですよね。どんな化粧砂利を使うか迷った時には、お店の人が何をおすすめし、どれが価格が安いのか見てみるのもよいでしょう。
YAHOO!ショッピング色別ランキング5位 黒玉石(28件)
丸くてつやつやの黒い小石を「黒玉石」といいます。お寺や墓地などで見たことはないでしょうか。寺社仏閣や和風庭園はもとより、都会の近代的なビルディングにもよく合います。黒玉石で有名な種類は「那智黒石」です。乾いた状態でも美しいのですが、雨にぬれた時のつややかな黒は素晴らしい景観となります。
YAHOO!ショッピング色別ランキング4位 ピンク砂利(54件)
「ピンク砂利」は洋風砂利の種類で、玉石も角が尖ったタイプもあります。ナチュラルなカラーで洋風の外構によく合います。色幅は薄いピンク~赤系まであり、おしゃれな女性に人気があります。レンガとの相性もばっちりです。レンガで縁取った小道の中にピンク砂利を敷き詰めると素敵ですよ。観葉植物の鉢のマルチングにもおすすめ。
YAHOO!ショッピング色別ランキング3位 サビ砂利(56件)
「サビ砂利」とは、石の中の鉄成分が酸化して、赤茶色味を帯びた小石です。なんともいえない風情のある、サビ色の砂利は、和風の外構にも、洋風の外構にもよく合います。サビ砂利には赤系~白系と色幅があります。そして産地により「ひたち錆砂利」「伊勢砂利」「甲賀砂利」「錆みかげ」などの種類があります。材質上、耐久性に優れ、劣化しにくいのが特徴です。
YAHOO!ショッピング色別ランキング2位 青砂利(72件)
化粧砂利の色別登録ランキング第2位は「青砂利」です。何にでも使えて使い勝手のよい青砕石砂利。雨に濡れた時の濃い青緑色が美しく、重厚感があります。玉石タイプより、角が尖った砕石タイプが人気です。ブルーグレーが落ち着いた雰囲気でガーデンや玄関アプローチ、駐車場にもよく合います。飽きのこない化粧砂利として人気です。では、1位はいったい何色なのでしょうか。
YAHOO!ショッピング色別ランキング1位 白玉石(106件)
白玉石 30mm 20kg(11.1L)
参考価格: 2,680円
YAHOO!JAPANショッピング「化粧砂利の色別登録ランキング」栄えある1位は「白玉石」でした。角の取れた白い小石は敷くだけでお庭が明るくなります。高価な大理石の白玉石から防犯砂利のような価格の安いものまであります。北側の外構でじめっとした場所だとコケやカビが生えることも。洗浄が面倒なら買い足して覆い隠してしまう手もあります。
ランキング外 おすすめの混色砂利
今回はランキング外になってしまいましたが「混色砂利」もおすすめです。「金華砂利」や「五色砂利」も、とても人気です。雨が降って濡れると発色が変わりすてきです。主に和風のお庭で使われていますが、洋風の住宅でもモダン風によく合います。黒竹やソテツなどの植栽と合わせてアジアンリゾート風にしても素敵ですよ。
どのくらいの量が必要?
どのくらいの量が必要で、いくらかかるのか見当がつきませんよね。一般的に、厚さ3cmで砂利を引く場合、1㎡あたり60kg~80kgほどの化粧砂利が必要です。化粧砂利が10kgで2,000円だった場合、1㎡あたり12,000円~16,000円かかります。安い10kgで500円のものだった場合でも1㎡あたり3,000円~4,000円かかることになります。1㎡ではとても足りない場合、どうしたらよいのでしょうか。
砂利を激安に大量購入するための方法は?
激安で手に入れたければ、地元の砕石業者に見積を依頼、トラックで大量購入するとよいでしょう。種類は少ないかもしれませんが「マイホームを建てたばかりでお金に余裕がない」「取りあえず価格の安い砂利を敷いておきたい」という方におすすめです。広い場所に敷くならホームセンターの砂利ではいくつあっても足りません。中でもネット通販は一番コスパが悪いです。石は重いので送料が高くついてしまいます。
砕石業者の探し方
砕石業者はHPがない企業も多いので、タウンページを利用するとよいでしょう。地元で探すのがベターです。ネットのタウンページの検索窓に「市区町村」と「砕石」を入力すると、砕石・砂利業者の一覧が出てきます。業者名をクリックすると住所や地図など簡単に情報が出てきます。ほとんどの業者は一般購入可能です。まずは問い合わせてどんな砂利があるか見学に行ってもよいでしょう。
おすすめの化粧砂利の敷き方手順
気に入った化粧砂利が見つかったら、購入する前にやっておきたいことがあります。敷く場所の整地です。大量の砂利が入荷してからだと、場所が狭い場合苦労します。化粧砂利が入る前に、雑草取りをして平らにし、転圧して防草シートを敷くところまでやっておきたいところです。万全の準備をしてから入荷すればすぐに作業に入れます。
①整地し、転圧する
まずは、化粧砂利を敷きたい場所をきれいに掃除します。雑草を抜き取り、ゴミ、ガラス片などを取り除き、きれいにしたのちに、地面が平らになるように転圧します。転圧機械はレンタルもできます。機械がない場合は、重たい丸太などを利用して転圧してもよいでしょう。転圧をしないと小石の重みで土地が沈んで、景観が悪くなることもあります。
②防草シートを敷く
地面が平らになったら、防草シートを敷きます。このひと手間が肝心です。土の上に直接砂利を敷くと、石と石のすきまから草が生えて、小石の重みでなかなか抜けず大変な思いをすることに。その前に防草シートを敷くことをおすすめします。防草シートは黒の目の荒い安価なものが100均でも売っています。耐久性のよいプロ仕様のシートもおすすめです。U字のピンと固定具で止めます。
③化粧砂利を敷く
砂利 敷き 安定材 グラベルフィックスプロ
参考価格: 5,500円
防草シートの上に、化粧砂利をまんべんなく敷きます。小石が道に出ないようにしたいときは「土留め」や「砂利思い」「グラベルフィックス」などの商品を使うとよいでしょう。敷いたら均一にならします。一般的に、厚さ3cmで砂利を引く場合、1㎡あたり60kg~80kgほどの化粧砂利が必要です。化粧砂利が20kgで2,500円だった場合、1㎡あたり7,500円~10,000円かかることになります。
砂利以外のおすすめアイテム(3つ)
砂利は重くて面倒だという方には「バークチップ」がおすすめ。大袋で販売しています。松やヒノキなどの樹皮でできているので虫食い被害もありません。シンプルがよいという方には、「固める土」も便利です。水で溶かして流すだけです。逆に手間ひまかけてもエクステリアにこだわりたいという方には、「レンガやタイル、枕木」を敷くのもおすすめです。
①洋風住宅に「バークチップ」
②草が生えない「固める土」
③こだわりの「レンガやタイル」「枕木」
コンクリート製枕木 リアルウッドランバー3枚組【床材】LY-300(300*200*60)
参考価格: 6,800円
まとめ
人気の化粧砂利のランキングいかがでしたでしょうか。おしゃれな小石が沢山ありました。人工的に作られたものより国産の天然物ほど高価です。用途に合わせてお選びくださいね。お金をかけずに大量購入したい場合は、地元の砕石業者に頼んで激安で手に入れることもできます。すてきなエクステリアに向けてがんばりましょうね。