プルーンのおいしい食べ方!旬な時期は?生とドライ違いや保存方法も紹介

プルーンのおいしい食べ方!旬な時期は?生とドライ違いや保存方法も紹介

生のプルーンは、甘みと酸味のバランスがとれた果物です。買ってきたプルーンをおいしく食べるには、追熟が必要です。追熟の方法やおいしい食べ方、保存方法をご紹介します。生とドライのプルーンを料理して、違った食べ方もしてみましょう。

記事の目次

  1. 1.プルーンとは
  2. 2.プルーンのおいしい食べ方<生>
  3. 3.プルーンのおいしい食べ方<ドライ>
  4. 4.プルーンの保存方法
  5. 5.プルーンの栄養成分
  6. 6.旬の食べごろのプルーンは最高

プルーンとは

Photo bylarsoncoach

日本では「セイヨウスモモ」とも呼ばれるプルーンは、ドライフルーツやペースト状のシロップに加工されたものを、季節にかかわらず一年中購入できます。生のプルーンの果実は、一口かじると果肉はとてもみずみずしく、甘酸っぱい味が口の中いっぱいに感じられます。

基本情報

園芸部類 果樹
形態 中高木
樹高 2m以上
耐寒性 強い
耐暑性 強い

プルーンの種類

プルーンは、雨にあたると果実が裂ける「実割れ」をおこしてしまいます。そのため、日本では比較的雨が少ない、北海道、青森県、長野県でプルーンは多く栽培されます。プルーンの種類は数多くありますが、その中でもよく見かけるサンプルーン・スタンレイ・シュガー・フレンチの4種類を、見た目、味、収穫時期などで比べてみましょう。

種類①サンプルーン

出典:写真AC

果実の大きさ 30gくらい
皮の色 濃い紫色
特徴 完熟するとシワができる
甘みがとても強い
収穫時期(食べごろ) 9月中旬~10月上旬

種類②スタンレイ

出典:写真AC

果実の大きさ 40g~50gくらい
皮の色 赤みがかった紫色
特徴 完熟すると黒みがかった紫色になる
甘みもあるが、ほどよい酸味もある
収穫時期(食べごろ) 9月上旬~10月上旬

種類③シュガー

出典:写真AC

果実の大きさ 30gくらい
皮の色 赤みがかった紫色
特徴 完熟すると濃い紫色になる
甘みがとても濃厚
収穫時期(食べごろ) 9月~10月上旬

種類④フレンチ

出典:写真AC

果実の大きさ 30gくらい
皮の色 赤みがかった紫色
特徴 ドライプルーンに加工されている
ほどよい甘みと酸味がある
収穫時期(食べごろ) 9月上旬

プルーンのおいしい食べ方<生>

出典:写真AC

生プルーンのおいしい食べ方は、洗ってから皮をむかずにそのまま食べることです。プルーンの紫色の皮にはポリフェノールが含まれているので、皮をむかずに食べた方が栄養の面でもよいのでおすすめします。「皮が気になる」という方は、もちろん皮をむいて食べてもよいですよ。

食べ方①ジャム

プルーンのジャムは、皮から出た色でイチゴジャムのような赤い色にできあがります。種を一緒に煮詰めると、とろりとしたジャムになりますよ。お好みのとろみ加減になるまで煮詰めてみましょう。

材料

  • プルーン 40〜50個
  • タネ あるだけ
  • 砂糖 40%

作り方

  1. プルーンの果実から種を取り除く
  2. 種はだしパックの袋に入れ、果実と一緒に鍋に入れる
  3. 砂糖とレモン汁を加え、水が出てくるまで置いておく
  4. 水が出たら、15分~25分くらい煮詰める
  5. 好みのとろみになったら火を止める
  6. 熱いうちに消毒した瓶に入れ、蓋をしたら逆さにして真空にする

食べ方②チキン煮込み

生プルーンの食べ方はジャムやお菓子などの甘いもだけではありません。煮込み料理に使うと実がやわらかくなり、溶けてとろりとしたソースになります。味もプルーンの甘みと酸味が引き立ち、とてもおいしい料理ができあがります。

材料(4人分)

  • 鶏もも肉(むねでも) 500~600g
  • 塩コショウ 適量
  • (小麦粉)肉に付ける分 適量
  • ◉水 200cc
  • ◉赤ワイン 100cc
  • ◉トマト缶 1缶
  • ◉ケチャップ 大さじ3
  • ◉砂糖 大さじ1
  • にんにく 1かけ
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 玉ねぎ 1〜2個
  • 生プルーン 10〜15
  • バター 大さじ1

作り方

  1. プルーンの皮を剥き、種は取り除く
  2. 水・赤ワイン・トマト缶・ケチャップ・砂糖を混ぜておく
  3. にんにくはみじん切り、玉ねぎは食べやすい大きさに切る
  4. 鶏肉に塩コショウをして小麦粉をまぶし、余分な粉は落とす
  5. 両面焼き色がつくまで焼き、出てきた油はペーパーで取る
  6. オリーブオイルでにんにくを炒め、香りが出たら玉ねぎを加える
  7. 2のあわせた調味料と焼いた鶏肉・プルーンを加える
  8. あればローリエを加え、20分~30分煮込み、最後にバターを加える

食べ方③クラフティ

クラフティとは、フランスのリムーザン地方の伝統的なお菓子です。リムーザン地方では、ブラックチェリーを入れたものをクラフティ、そのほかの果物を入れたものはコロニャルドと呼んでいます。

材料(20×30cm 厚さ5cmの型)

  • 薄力粉 75g
  • 砂糖 75g
  • 卵 4個(Lサイズ)
  • 牛乳 350ml
  • プルーン 好きなだけ
  • バター(常温) 適量

作り方

  1. オーブンを240℃に予熱しておく
  2. 常温に戻したバターを型に塗る
  3. プルーンは適当な大きさにカットしておく
  4. ボウルに薄力粉と砂糖を入れ、ダマがなくくなるまで混ぜる
  5. 別のボウルに卵を溶き、牛乳を100mLほど入れ混ぜる
  6. 4の粉のボウルに、5の卵と牛乳を少しずつ加え、よく混ぜる
  7. よく混ざったら、残りの牛乳を加えて混ぜる
  8. 型に生地を流し入れ、プルーンを散らし入れる
  9. 240℃のオーブンで約40分焼く

プルーンのおいしい食べ方<ドライ>

出典:写真AC

ドライプルーンはそのままでももちろんおいしいですが、ヨーグルトのトッピングにするとより甘さが引き立ちます。ヨーグルトのトッピングにするなら、少し刻むと食べやすいです。荒く刻めばドライプルーンの食感が楽しめますし、細かく刻めばお子さまでも食べやすくなります。ほかにもおすすめの食べ方がありますよ。

食べ方①ビスケット

サクサクとした食感のビスケットは、ドライプルーンを入れることでしっとり感も味わえます。甘さの中にほんのりと酸味も感じられ、とてもおいしいビスケットができあがりますよ。

材料(天板1枚分)

  • マーガリン 20g
  • 砂糖 20g
  • たまご 1個
  • ホットケーキミックス 50g
  • 小麦粉 100g
  • 牛乳 100cc
  • ドライプルーン 小10〜12個(お好みで)

作り方

  1. ドライプルーンは細かく刻む
  2. オーブンを170℃に温めておく
  3. 常温に戻したマーガリンと砂糖をボールに入れ、混ぜあわせる
  4. 3の中にたまごを入れ、よく混ぜる
  5. ホットケーキミックスと小麦粉を加えて混ぜる
  6. 牛乳も加えて、さらに混ぜる
  7. ドライプルーンを入れて混ぜる
  8. オーブンの天板にオーブンシートを敷き、生地を流し入れる
  9. 25分~30分、焼き色がつくまで焼く
  10. 粗熱がとれたら、完全に冷める前に切り分ける

食べ方②シロップ煮

プルーンのシロップ煮は、作り方がとても簡単です。材料に赤ワインを入れるととてもおいしいのですが、アルコールが弱い方やお子さまには、赤ワインのかわりに水を使って作ってみましょう。

材料(350g分)

  • プルーン 200g
  • レーズン 50g
  • ●オレンジの皮 1/3個
  • ●レモンの皮 1/3個
  • ●シナモンスティック 1/3個
  • ●赤ワイン(水) 300ml
  • ●砂糖 70g

作り方

  1. プルーンとレーズン以外の材料を鍋に入れ、沸騰させる
  2. プルーンとレーズンを入れ、10分煮込む
  3. ザルでこす

食べ方③蒸しパン

蒸しパンの作り方での注意点は、生地を混ぜすぎないことです。混ぜすぎてしまうと、ふんわりとした蒸しパンにはなりません。また、野菜ジュースも甘さ控えめのものがいいですね。「少し甘いな」と感じる野菜ジュースでしたら、砂糖の量を調整しましょう。

材料(6個分)

  • ★薄力粉 130g
  • ★砂糖 50g
  • ★ベーキングパウダー 小さじ1と1/2
  • 野菜ジュース(甘さ控えめのもの) 130cc
  • ドライプルーン 50g

作り方

  1. ドライプルーンは細かくきざむ
  2. 薄力粉・砂糖・ベーキングパウダーをよく混ぜ合わせる
  3. 2に野菜ジュースを入れ、よく混ぜたら1のドライプルーンも混ぜる
  4. 型に紙カップを敷き、生地を8分目まで流し込む
  5. 12分~15分蒸す
  6. 竹串をさして、生地がつかなければ完成

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プルーンの保存方法

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