プランテンとは?調理用のバナナ?普通のバナナとの違いや使い方を解説

プランテンとは?調理用のバナナ?普通のバナナとの違いや使い方を解説

プランテンはプランテインやプランテーンなどとも呼ばれるバナナによく似た果実です。普通のバナナは手で皮をむいておいしく食べられますが、プランテンは緑色、黄色、黒いものの皮をナイフでカットし、料理して食べます。普通のバナナとの違いや使い方を解説しましょう。

記事の目次

  1. 1.プランテンとは
  2. 2.プランテンの特徴
  3. 3.プランテンと普通のバナナとの違い
  4. 4.プランテンの料理法
  5. 5.プランテンの保存方法
  6. 6.まとめ

プランテンとは

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プランテンとはバショウ科の果実で、アフリカや南米など熱帯地域全般で生産されている、調理用バナナの総称です。普通のバナナと似ていおり厳密な分類はありませんが、とても大きく30cm以上あるものもあります。種類は多く産地ごとに違い、見た目や形もさまざまです。産地では主食として、緑色、黄色、黒いものを加熱料理して食べます。

プランテンの特徴

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プランテンの特徴は、生ではなく加熱調理して食べることです。煮る、焼く、揚げる、焼くなどの調理方法があります。特に緑色のものも調理して、主食として食べられるというのも特徴でしょう。黄色や黒く熟したものは生で食べられますが、普通のバナナより甘味が少なく酸味が多いです。栄養がとても豊富で食物繊維がたくさん入っているのも特徴の1つでしょう。

プランテンの色別の特徴と食べ方

プランテンはほぼ1年中出回っている果実なので、特に旬はありません。緑色のものも食用となりますので、実がなればすぐにでも料理に使えます。熱帯地域で栽培されていることもあり、いつでも収穫可能でしょう。沖縄の一部では島バナナを6月ころ、緑色のときに収穫して加熱料理して食べることもあるようですが、大きさはプランテンよりも小さいです。

緑色

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緑色のプランテンは早熟な状態でとても固いです。中が白く、でんぷん質が多いため生食はできません。試しに口にしてみると、生感が強く粉っぽいそうです。普通のバナナの水分と糖分を取り除いた感じでしょうか。一度加熱してから熱いうちにつぶして、再加熱して食べることが多く、衣をつけなくてもカリッとした歯触りがします。強く加熱するとガリっとした食感です。

黄色

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黄色いプランテンは適熟の状態です。普通のバナナと似ていて緑色のときよりもねっとり感がでてきます。固さがやわらいで、つぶしたり練ったりできますので、調理もしやすいです。緑色のプランテンよりは水分が増えますが、甘味は薄いでしょう。加熱することで甘さが増します。ぬめりがありますので、油を使う料理の際は箸よりトングを使うのがおすすめです。

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普通のバナナだったら食べられるか迷ってしまう色ですが、プランテンの場合は完熟の状態です。生食も可能で濃厚な甘味の中に酸味があり、果肉は濃い黄色になります。主食というよりはおやつにお菓子として調理されることが多いでしょう。完熟バナナをつぶして揚げたものを「マドゥロス」といいます。さっぱり味のワインと相性がよいので、人気のおつまみです。

続いて、プランテンの購入方法を紹介しましょう。

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プランテンと普通のバナナとの違い

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