タマリロとは
色は赤く、形はたまごに似た果実。これがタマリロです。別名「ツリートマト」ともよばれていますよ。トマトとはいわれていますが、実はナス科の植物なのです。
タマリロの基本情報
科名 | ナス科 |
属名 | ナス属 |
学名 | Solanum betaceum |
英名 | Tamarillo |
別名 | ツリートマト・木立ちトマト |
南米での呼び名
原産地である南米のペルーやエクアドルなどでは、タマリロとはよばれていません。南米では「木立ちトマト」という意味の「tomate de árbo」といいます。
名前の由来
「タマリロ」とは、ニュージーランドでつけられた名前です。ニュージーランドの先住民族であるマオリの言葉で、リーダーシップを表す「tama」。そして、黄色を意味するスペイン語の「amarillo」。この2つの言葉があわさり、「タマリロ」とよばれるようになりました。
タマリロの特徴
タマリロの原産地は、南米のペルー・エクアドル・ボリビア・コロンビア・チリなどです。近年、ニュージーランドで作られているタマリロは、人気もあることから、輸出もさかんに行われています。
タマリロの実
つるりとしたたまごのような形をしたタマリロは、赤い色をしたものが多く流通していますが、赤色だけでなくほかの色のタマリロも栽培・収穫されているのです。実は半分に割ってみると、黒い種を含んだゼリー状の果肉がたくさん詰まっています。
タマリロの花
ナスの花でしょうか。いいえ、これがタマリロの花です。紫がかった花の姿は、ナスにとても似ていますね。この花の後、たくさんのタマリロが結実していきます。