フサスグリ(レッドカーラント)とは?赤い実の特徴や味などをご紹介!

フサスグリ(レッドカーラント)とは?赤い実の特徴や味などをご紹介!

フサスグリ(レッドカーラント)は初心者にも育てやすく、ルビーのように美しくて透き通った赤い実が房状になることから鑑賞用にも人気の果樹です。その美味しい食べ方やフサスグリの仲間であるグーズベリーやカシスとの違い、気になる育て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.フサスグリ(レッドカーラント)の特徴
  2. 2.フサスグリの食べ方
  3. 3.フサスグリの仲間
  4. 4.フサスグリの育て方
  5. 5.まとめ

フサスグリ(レッドカーラント)の特徴

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実の色や形

フサスグリの実は赤くて可愛い宝石

フサスグリ(レッドカーラント)の果実は、きらきらと透き通ったルビーのような赤い色をしています。白いショートケーキにちょこんと乗った可愛らしい姿はイチゴに負けない美しさと気品を備えています。

実のなり方

名前の由来が一目瞭然

フサスグリを漢字で書くと「房酸塊」。初夏、新緑の季節に8mm前後のまっ赤な実をたくさん房状につけます。そのまま食べると酸味があることからこの名前がつきました。緑と赤のコントラストは鉢や寄せ植えに鮮やかなインパクトを添えてくれるので、観賞用にも人気があります。

フサスグリの花言葉

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新しい経験、珍しさ、幸せの訪れ、私はあなたを喜ばせる

フサスグリの花言葉は「新しい経験」「珍しさ」「幸せの訪れ」「私はあなたを喜ばせる」です。赤い果実をたわわに実らせた姿を想像するだけで胸が踊り、気持ちが昂ぶるのがわかります。この他にも「あなたの不機嫌は私を苦しめる」と言う意味があげられますが、これは棘のあるスグリを表した言葉なので、棘のないフサスグリには相応しくありません。

フサスグリの食べ方

デザートのアクセントに

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そのままでも食べられるのですが、酸味や苦味が苦手という人もいます。そこで、ブルーベリーやイチゴのようにケーキやヨーグルト、ムースに添えると美味しく食べられます。見た目にも赤い色が際立って素敵なアクセントになります。

ジャムやジュースにするのがおすすめ

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ジャムを作りに欠かせないペクチンが豊富

フサスグリの果実にはアプリコットやイチゴよりも多くのペクチンが含まれているため、ジャムを作るのに適しています。熟しすぎた果実ではペクチンが減少するので、ジャムにする場合には少し早めに収穫する必要があります。酸味を活かしてジュースにするのもおすすめ。フサスグリとイチゴの搾りたて果汁をミックスして炭酸水で割るとさっぱりと飲みやすくなります。ビタミンCも豊富なので、夏の暑さや紫外線対策としても有効です。

料理にも使える

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近種のグーズベリーはガチョウ料理用の果実という意味

同じスグリ科のセイヨウスグリを表す英語名はグーズベリー。これはもともとガチョウ(Goose)料理に用いられる果実(Berry) という意味です。日本ではガチョウ料理はあまり一般的ではないですが、鴨料理や魚料理(ムニエル)にフサスグリで作ったソースを合わせてみるなど、ひと味違った使い方ができます。

フサスグリの仲間

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主な栽培種

栽培種としてはグーズベリー(セイヨウスグリ)、カシス(クロフサスグリ)、フサスグリ(アカフサスグリ、シロフサスグリ)の三種ですが、実際の生産量はカシスがほとんどすべてを占めています。

グーズベリー(セイヨウスグリ)

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グーズベリー(セイヨウスグリ 学名 Ribes grossularia L.)はフサスグリより少し大きめの実をつけますが、房をつくりません。大きめでまんまるの実の形からマルスグリ、オオスグリと呼ばれることもあります。1550年代にイギリスの書物に初めて庭園植物としてグーズベリーという名前が登場するのですが、実はこれはフサスグリ(レッドカーラント)のことでした。

カシス(クロフサスグリ)

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カシス(クロフサスグリ 学名 Ribes nigrum L.)はその名の通り不透明な黒い果実です。アカフサスグリに比べると独特の匂いがあり、その匂いを不快と感じる人もいます。香料として利用する他、カシスで作ったお酒(クレーム・ド・カシス)はカシスオレンジ、カシスソーダなど、カクテルの材料として愛されています。

フサスグリ(アカフサスグリ、シロフサスグリ)

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アカフサスグリとシロフサスグリをまとめてカーラント(カーランツ、カラント)、またはフランス語でグロゼイユと呼んでいます。シロフサスグリ(ホワイトカーラント)はアカフサスグリの中で突然変異で実が白くなった品種です。赤いフサスグリに比べると酸味が少なく、やや甘みがあるので生食にも向いています。

アカフサスグリとカーラントは別種

実はアカフサスグリとカーラントはもともと別の種のフサスグリを指す名前でした。アカフサスグリ(学名 Ribes rubrum L.)はヨーロッパの中部以北およびアジア東北部を原産地とし、カーラント(学名 Ribes vulgare Lam.)はヨーロッパ西部を原産地とする種ですが、非常に近い種です。日本では英語名(Red Currant) として区別されることなく広まったため、アカフサスグリ=レッドカーラント、フサスグリ=カーラントとして認識されるようになりました。

その他の野生種

もともとのスグリ(酸塊)とは?

わざわざ「フサ」スグリと言ったり、「セイヨウ」スグリと言ったりするのですから、もともと「スグリ」と呼ばれていた果物があったはずです。日本の固有種であるスグリ(学名 Ribes sinanense)はグーズベリーに近い種で、球形を少し縦に長くしたような実をつけます。長野県と山梨県の一部にわずかに残る希少種です。シナネンセ(sinanense)とは、信濃原産のという意味を持っています。

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続いて、フサスグリの育て方

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フサスグリの育て方

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