メロゴールドとはどんな果物?食べ頃の見極め方や上手な食べ方を紹介!

メロゴールドとはどんな果物?食べ頃の見極め方や上手な食べ方を紹介!

メロゴールドはグレープフルーツから品種改良された果物です。酸味や苦みが抑えられ、さわやかな甘みが特徴の柑橘類です。スウィーティーとは姉妹品種で、メロゴールドのほうが大きく熟すと濃い黄色になります。どんな果物なのか、食べ頃や上手な食べ方について説明します。

記事の目次

  1. 1.メロゴールドとはどんな果物
  2. 2.メロゴールドの特徴
  3. 3.メロゴールドの食べ頃はいつ
  4. 4.メロゴールドの食べ方
  5. 5.まとめ

メロゴールドとはどんな果物

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メロゴールドという果物を知っています?グレープフルーツに似ていますが、苦みが少なく甘みが強い果物です。スウィーティーにもよく似た果物で、さわやかな甘みが魅力です。グレープフルーツは大好きという人もいますが、独特の苦みと強い酸味が苦手な人もいますね。グレープフルーツの苦みや酸味がおだやかで、より甘みを強くしたメロゴールドやスウィーティーはこれから注目される柑橘系の果物といえます。

メロゴールドの原産地

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メロゴールドは1958年カリフォルニア州リバーサイド校で作られた品種です。グレープフルーツの「ホワイト」という品種と、文旦の「ポメロ」を掛け合わせて作られ、1986年にメロゴールドとして発表されました。スウィーティー(オロブロンコ)は姉妹品種です。酸味や苦みが少なくまろやかな味わいという言葉「メロウフレーバー」と、スウィーティーにくらべて濃い黄色の皮の色の「ゴールド」で「メロウゴールド」。そこから「メロゴールド」と名前をつけられました。

メロゴールドのさまざまな呼び名

メロゴールドは寒さに弱く、日本での栽培は不向きの果物です。ほとんどがアメリカで栽培されています。メロゴールドは「メローゴールド」や「メルゴールド」とも呼ばれます。どれも間違いではありません。ここではメロゴールドと呼びますが、元々英語なので発音の関係で色々な呼び方をされています。

メロゴールドの特徴

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メロゴールドはスウィーティーに似ていますが、スウィーティーよりも一回りほど大きく、600~800gほどもあります。形は文旦のように丸いものもありますが、頭部分が少しとがって扁平ぎみになっているものが多いです。表皮は薄い黄緑色から濃い黄色をしています。白い綿の部分がグレープフルーツより多く、苦みや酸味はグレープフルーツほどには感じません。種は少なく、果肉は果汁が多いです。

メロゴールドの栄養素

メロゴールドはグレープフルーツから品種改良で生まれた品種です。栄養素はビタミンC、ビタミンB1、クエン酸、カリウム、ポリフェノールが含まれています。ビタミンC、ビタミンB1は肌の調子を整えるのに必要な栄養素で、クエン酸は疲労回復に効果的です。また、カリウムはむくみに効果があります。ポリフェノールは抗酸化物質です。より健康に、きれいになりたい女性や男性におすすめの果物です。

メロゴールドのカロリー

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メロゴールドのカロリーは1個で100kcalほどです。食物繊維も豊富で、ダイエットに取り入れるのにもぴったりです。ダイエットで食事制限中でも、きちんと必要な栄養素はとりたいですよね。メロゴールドのビタミンは、グレープフルーツの1.5倍あります。また苦みのもととなる、ナリンギンという成分は脂肪の分解を助け、満腹感を得やすい効果があります。特に食前に食べると効果的です。

メロゴールドの注意点

メロゴールドはグレープフルーツに似た果物です。グレープフルーツと同じような成分であるということは、注意しなければいけないことがあります。降圧剤などのカルシウム拮抗剤などを服用している方がメロゴールドを食べてしまうと、薬の働きを強くしてしまい副作用を引き起こす危険があります。症状としては、めまい、頭痛、低血圧などです。服用中の方は医師や薬剤師などの専門家に、グレープフルーツとの飲み合わせを確認してください。

メロゴールドの食べ頃はいつ

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アメリカ、カリフォルニアでは収穫が11月から始まり、日本国内に流通するのは12月~3月ごろです。メロゴールドはほとんどがアメリカ国内で流通するので、日本には大量には入ってこないのが現状です。黄緑色から濃い黄色の柑橘類で、基本的に食べ頃のものしか国内には入ってきませんが、3月ごろは良く熟して黄色いものが出回ります。黄緑色のものも美味しいですが、よく熟したメロゴールドの甘さはまた格別です。見かけたらぜひ味わってみてください。

メロゴールドの選び方

メロゴールドを食べるなら、できるだけ美味しく食べたいですよね。食べ頃を見極めて、美味しい時期に美味しく食べてください。まずは表皮がしなびているもの、傷の多いものは避けてください。表面にはりがあって、重みのあるものがおすすめです。黄緑色のものも美味しいですが、より熟してくると濃い黄色になります。黄緑色のものを買って黄色になるまで保存して食べてみてもいいですね。もちろん、最盛期は黄色のものが多く店先にならびますので、そちらもおすすめです。

メロゴールドの保存方法

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メロゴールドを買ったけれど、すぐは食べないので保存しておきたい。そんなときは、冷暗所や冷蔵庫で保存してください。新聞紙で包んだり、ビニール袋に入れたりして乾燥させないように注意しましょう。乾燥してしなびたりしないようにしてください。日持ちは悪い方ではありませんが、食べ頃から1週間くらいで食べきることをおすすめします。たくさん手に入った場合は、黄色くなったほうから早めに召し上がってください。

メロゴールドの食べ方

メロゴールドの一番簡単な食べ方

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メロゴールドはグレープフルーツのように皮が固いため、手で皮を剝くのは多少力が必要です。子どもにも食べやすくて、一番手軽な食べ方を紹介します。メロゴールドを半分に切って、お皿にのせてグレープフルーツと同じようにスプーンですくって食べる方法です。メロゴールドを一口ほおばれば、みずみずしい果肉と果汁があふれ、さわやかでまろやかな甘みが口いっぱいに広がります。

メロゴールドの皮の剥き方

他の柑橘系果物と同様に、皮を剥いて中の房を食べる方法もあります。皮は固いですが、剥き方を少し工夫すれば、皮を剥きやすくなります。皮に縦に切れ目を入れて、ぐっと指に力を入れて剥いてください。文旦の特徴ももつメロゴールドは、比較的実離れがよく皮が剥きやすいです。普通のみかんにくらべると、切れ目を入れるなど皮の剥き方に工夫が必要ですが、食べてみればさわやかな甘みが忘れられなくなるでしょう。

メロゴールドの甘いスイーツ

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メロゴールドのゼリー

メロゴールドをそのまま食べても美味しいですが、甘いスイーツにすればより様々な食べ方を楽しむことができます。皮の剥き方は手で剥いてもナイフで大きく剥いてもかまいません。中の房から実を取り出し、スイーツに飾ると見栄えがします。ゼリーに入れれば、見た目も涼し気でさわやかなゼリーになります。ミキサーに入れてスムージーにしたり、オレンジなどの柑橘系の果物と同じように利用できます。

メロゴールドのジャムなど

オレンジの皮をママレードにするように、メローゴールドの皮をジャムにしてもおすすめです。皮だけでなく実を入れても美味しいでしょう。パウンドケーキの表面に切ったメローゴールドを華やかに飾るのも素敵です。焼き菓子はオーブンから出した瞬間の香りが最高ですが、柑橘類を材料に入れているととても香りがよいです。紅茶のポットにメロゴールドの皮を入れれば、フルーツティーが楽しめます。

まとめ

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メロゴールドは品種改良によって、グレープフルーツの特徴の苦みや酸味がおさえられた、甘い味を強く感じる柑橘類です。砂糖をまぶしたグレープフルーツといわれるほど食べやすくなっています。ビタミンⅭ、ビタミンB1などの栄養素も豊富で、健康や美容にも良く、そのまま食べるのも美味しいですし、スイーツなどの手をかけた方法で食べるのもおすすめです。皮の剥き方にコツがいりますが、そこまで難しいものではありません。大きめの柑橘類で、食べ応えも十分あります。そのまま食べてもよし、ジュースやスムージーにしても美味しく栄養をとれます。寒い冬はビタミンが不足しがちです。寒さに負けないようにメロゴールドでビタミンたっぷりな健康的な毎日を送りましょう。

kuro57
ライター

kuro57

小さなお庭で気軽にガーデニングを楽しんでます。

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