ダウベニアとは?球根植物としての特徴や栽培・管理のコツをご紹介!

ダウベニアとは?球根植物としての特徴や栽培・管理のコツをご紹介!

南アフリカの限られたエリアのみに自生するダウベニア。育て方は比較的簡単で、鮮やかな花を咲かせ、コレクション性があり人気があります。ダウベニアの育て方のポイントは、成長サイクルにあわせた管理です。育て方のコツをご紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください。

記事の目次

  1. 1.ダウベニアについて
  2. 2.ダウベニアの特徴
  3. 3.ダウベニアの育て方
  4. 4.ダウベニアの増やし方
  5. 5.ダウベニアの種類
  6. 6.ダウベニアを育ててみよう!

ダウベニアについて

ダウベニアは南アフリカ南西部原産の球根植物です。もともとは山野草として取り扱われていましたが、近年では多肉植物の仲間として流通し、幅広い愛好家に人気があります。種類が豊富でコレクション性があり、きれいな花を楽しめるのも魅力の一つです。

科名 ヒヤシンス科
属名 ダウベニア属
原産地 南アフリカ
形態 球根植物、多年草
耐寒性 やや強い
耐暑性 弱い
開花期 秋~冬

ダウベニアの特徴

特徴①ケープバルブの一種

ダウベニアは、南アフリカ南西部のケープ地方に自生している「ケープバルブ」の一種です。ケープバルブとは南アフリカのケープ地方に自生している球根植物の総称です。降雨量が年間を通してとても少なく、乾季はほとんど雨が降りません。そのため過度の乾燥に耐えられるよう、球根に水分や栄養分を蓄えるようになったと考えられています。

ダウベニアの自生地

ダウベニアの自生地であるケープ地方は、4~9月が雨季で、10~3月が乾季となります。種類によって細かい環境は異なりますが、海岸線沿いや岩場、干潟など特殊な環境に自生するものは少なくありません。

特徴②冬型の球根植物

ダウベニアは秋~春にかけて成長する、冬型の植物です。乾季にあわせて葉を落とし、球根だけになって乾燥に耐えますが、雨期に入ると徐々に芽生えてきます。その後、花を咲かせて種を作り、子孫を増やしていきます。この生育期と休眠期を意識するのが、上手に育てるポイントです。

ダウベニアの育て方

ダウベニアの栽培はそれほど難しくなく、生育期と休眠期のサイクルを理解すれば初心者の方でも育てられます。それぞれの時期にあわせて管理のポイントがありますので、しっかりとおさえておきましょう。

育て方①置き場所

生育期の置き場所

生育期である秋~春は、日当たりと風通しのよい場所に置いてください。特に風通しが悪いと間延びしてしまい、本来の草姿を楽しめません。場合によっては送風機で人工的な風を当ててあげましょう。しかし、生育期といえど真冬の霜に当たると苗が傷むので、寒い時期は室内の日当たりのよい場所が適しています。

休眠期の置き場所

休眠期のダウベニアは、地上部である葉が枯れてしまいます。日当たりが悪くても問題ないので、室内や軒下に取り込みましょう。風通しは必要ですので注意してください。

育て方②用土

Photo by plfonne

ダウベニアの栽培には、水はけのよい用土が適しています。市販の球根植物用や多肉植物用の用土であれば手軽に栽培を始められます。商品によって水はけが違うので、栽培環境にあわせて赤玉土や日向土を足して調整してください。

育て方③水やり

Photo by sorarium

生育期の水やりは用土の表面が乾いたら、鉢底から勢いよく流れだすくらいたっぷりと行いましょう。休眠期が近づき、葉先が黄色くなり始めたら徐々に回数を減らし、休眠期に入ったら1か月1回程度の水やりを行います。

育て方④肥料

Photo by salchuiwt

肥料は生育期が始まる8月頃に、粒状の緩効性肥料を株元に施します。その後生育期の間は月に1回程度、水やりをかねて液体肥料を与えましょう。休眠期には肥料は必要ありません。

ダウベニアの増やし方

ダウベニアは、実生で増やすのが一般的です。2株以上栽培していれば、開花期に受粉して種が採れますので、ぜひ実生にもチャレンジしてみてください。

実生方法

種の採種

ダウベニアの開花が終わって、ふっくらと膨らんできたら受粉の成功です。そのまま置いておくと熟しますが、種莢(たねさや)がはじけて飛んでしまうことがあります。そこで、排水溝ネットなどで種莢をおおっておくと、はじけ飛んだ種子を簡単に集められます。

実生の準備

鉢に市販の種まき用の用土か、清潔な赤玉土を入れて、熱湯をかけて消毒します。あらかじめ水やりをして用土を濡らしておき、種子が重ならないように並べましょう。最後に、水を張った容器に鉢ごと沈めて乾燥を防ぎます。

種まき後の管理

種をまいた後は、用土が乾燥しないように注意しながら、明るい窓辺で管理します。発芽直後の幼苗は乾燥すると簡単に枯れてしまうので、毎日霧吹きをすると効果的です。数か月ほどで本葉が出てくるので、通常の管理へと移行していきます。

ダウベニアの種類

種類①ダウベニア・アウレア

ダウベニア・アウレアは、ダウレアの中で特に流通の多い種類です。ほかの種類よりも花びらが大きいのが特徴で、黄色や赤色の花を咲かせます。日当たりが悪いと葉が上に伸びてしまうので、生育期はしっかりと日に当てるのがポイントです。

種類②ダウベニア・ゼイヘリ

ダウベニア・ゼイヘリは、南アフリカの石灰岩地帯や沿岸部に自生しています。地面を這うように2枚の葉を広げ、紫色の雄しべ、赤色の雌しべと鮮やかな色の花が特徴です。

種類③ダウベニア・スティロサ

ダウベニア・スティロサは、南アフリカの高原地帯に自生しています。20cmほどの大きな葉が2枚ひろがり、秋になると黄色い花を咲かせます。高原地帯に自生しているので、夏は涼しい場所で夏越しさせるのがコツです。

種類④ダウベニア・マルギナータ

ダウベニア・マルギナータは南アフリカの北西ケープ州の干潟のみに自生する、とても珍しい品種です。15cmほどの葉には縦に溝が入るのが特徴で、黄色やオレンジ色の花を咲かせます。

ダウベニアを育ててみよう!

限られたエリアにのみ自生しているダウベニアは、ほかの植物にはない興味深い生態をしています。種類によって個性がありますので、コレクションをするのもおすすめです。ぜひこの機会に、ダウベニアの栽培にチャレンジしてみてください。

YUJI
ライター

YUJI

多肉植物や塊根植物が大好きです。最近では無農薬での野菜作りにもはまってます!

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