1月22日の誕生花は?
1月22日の誕生花は「アネモネ」
ヨーロッパ原産の球根植物であるアネモネが、1月22日(1/22)の誕生花です。アネモネは古くから人との関わりが深く、各地の神話や伝説にも数多く取り上げられています。開花期は2月~5月で、「早春の風が吹き始めると開花する」ともいわれる花です。花形は一重咲きや八重咲きが一般的です。赤や白、紫などカラーバリエーションも豊富で、ブーケやアレンジメントなど、フラワーギフトにもとても人気がありますよ。
名前 | アネモネ |
別名 | ボタンイチゲ(牡丹一華) |
園芸分類・形態 | 球根植物・多年草 |
原産地 | ヨーロッパ |
開花の時期 | 2月~5月 |
花の色 | 赤、白、ピンク、青、紫 |
暑さ / 寒さ | 弱い / 強い |
特徴 | 耐寒性が強い |
アネモネの特徴2選
特徴①ギリシャ語が語源の名前
アネモネ(Anemone)という名前の語源は、ギリシャ語の「anemos:風」です。これはアネモネが花を咲かせる頃、やわらかな春風が吹き始めることに由来しています。英名も、これにちなんで「wind flower(風の花)」です。日本では「ハナイチゲ(花一華)」「ボタンイチゲ(牡丹一華)」「ベニバナオキナグサ(紅花翁草)」などとも呼ばれていますよ。
特徴②花色ごとの花言葉
アネモネの花言葉は「儚い恋」です。風に揺れる可憐な花姿にぴったりの、素敵な花言葉ですね。そのほか、白色の「真実」、赤色の「あなたを愛します」、紫色の「あなたを信じて待つ」など、色ごとの花言葉もつけられています。いずれもギフトにぴったりの、ポジティブなイメージを持つフレーズですよ。一色だけを束ねたブーケや複数の色を組み合わせたアレンジメントなど、相手の好みにあわせたギフトに仕立てましょう。
アネモネの育て方
アネモネは日本の夏に弱い性質がありますが、適切な管理を行えば初心者でも簡単に育てられます。「栽培環境」や「水やり」「植え付け」など、栽培方法のポイントを順番に見ていきましょう。日光を好む植物なので、たっぷりと日に当てて育てることが、美しい花をたくさん咲かせるコツですよ。
育て方①栽培環境
アネモネを庭植えで育てる場合、水はけと風通しのいい日なたが適しています。ロックガーデンでもよいでしょう。鉢植えの場合、発芽~初夏までのあいだは風通しと日当たりのいい屋外に置き、地上部が枯れたら雨のかからない日陰に移します。夏が過ぎて10月になったら、再び日なたに移動させてください。地上部が枯れたタイミングで、球根を掘り上げて保存するのもおすすめです。
育て方②水やり・肥料
アネモネを鉢植えで育てる場合、植え付け直後の水やりは不要です。5日ほど経ってから水やりを開始し、初夏に地上部が枯れるまで適宜水を与えましょう。休眠期に入ったら水やりを中止し、10月まで乾燥させた状態で保存します。肥料は鉢植えの場合、10月~3月に月2回のペースで液体肥料を施すのがおすすめです。肥料が足りないと花が少なくなるので注意してくださいね。庭植えの場合は、元肥のみで十分です。
育て方③植え付け
アネモネは水はけのいい中性~弱アルカリ性の土を好みます。オリジナルで配合する場合は、赤玉土と腐葉土、酸度調整済みピートモスなどを使うといいでしょう。市販されている草花用培養土も便利です。乾燥させた球根の植え付けには、10月以降が適しています。球根の上下がわかりづらいので、迷ったときは横向きに植えると安心ですよ。
1月22日の誕生花(アネモネ以外)
アネモネ以外にも、1月22日の誕生花は複数あります。ここではその中から、控えめで愛らしい花姿の「ミニバラ」と、寒さの中でも負けずに花を咲かせる「スノードロップ」について、特徴や花言葉をご紹介します。どちらも素敵な花言葉を持つ、ギフトにぴったりの花ですよ。
1月22日の誕生花①ミニバラ
ミニバラは、野生種が突然変異してできたものだといわれています。19世紀頃には園芸品種として登場していて、その後もさかんに改良が進められました。開花期はほかのバラと同じく、5月~6月です。コンパクトな花姿は部屋やベランダにも飾りやすく、ギフトにも最適ですよ。花言葉も「無意識の美」と、ナチュラルな雰囲気にぴったりなフレーズがつけられました。
1月22日の誕生花②スノードロップ
スノードロップは控えめな花姿で春を告げる美しい花です。名前のとおり雪のような白い花びらが特徴で、葉のグリーンとのコントラストも印象に残ります。ヨーロッパの各地では、スノードロップにちなんだ神話が数多く伝えられていますよ。花言葉は「希望」「なぐさめ」「恋のはじまりのまなざし」などのポジティブなものと、「初恋のため息」といったややさみしい雰囲気のものです。
1月22日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、1月22日にゆかりのあるものを見ていきましょう。今日が誕生日の椋鳩十(むく はとじゅう)は、長野県出身の児童文学作家です。日本における動物文学の代表的人物で、中でも「大造じいさんとガン」は、小学生の国語の教科書にも載ったことがありますよ。第二次世界大戦後の1947年からは、鹿児島県立図書館で図書館長も務めました。
1月22日の誕生石
1月22日の誕生石はラピスラズリです。美しい濃紺に浮かぶ白や金色の模様が、まるで満天の星の浮かぶ夜空のように見えます。白い部分はカルサイト、金色の部分はパイライトという成分によるものです。神秘的な輝きを持つラピスラズリは、古くから天空を象徴する「聖なる石」として神聖視されてきました。リングやピアスなどアクセサリーの流通も多く、女性へのギフトにも大変人気ですよ。
1月22日生まれの有名人
1月22日生まれ(星座はみずかめ座)の有名人は、以下のような人々です。大塩平八郎は江戸時代後期の儒学者で、大坂町奉行組与力を務めた人物です。ききんで苦しむ人々を救おうとしない幕府に対して起こした「大塩平八郎の乱」は、日本史の教科書で取り上げられたこともありますね。
- 大塩平八郎(江戸時代の儒学者、大坂町奉行組与力)
- 椋鳩十(児童文学作家、小説家)
- 中田英寿さん(元プロサッカー選手)
1月22日の出来事・記念日
ジャズの日
1月22日は「ジャズの日」です。東京都にある老舗ジャズクラブ「バードランド」「サテンドール」「オールオブミークラブ」による「JAZZ DAY実行委員会」が2001年から実施。ジャズのファン層を広げるため、毎年コンサートやPRキャンペーンが行われます。ジャズ(JAZZ)の「JA」が「January:1月」の先頭2文字であることと、「ZZ」が数字の「22」に似ていることが由来です。
アネモネは早春のギフトにぴったり
すらりとした花茎にやわらかな花びらを揺らすアネモネは、いつまでも眺めていたくなるような魅力のある美しい花です。カラーバリエーションも豊富で、カジュアルでキュートな雰囲気のギフトによく利用されます。「あなたを愛します」「あなたを信じて待つ」などの花言葉もロマンティックで、一足早い春を知らせる贈りものとして、大切なひとに届けたくなる可憐さです。
出典:写真AC