3月6日の誕生花は?
3月6日の誕生花は「ローズマリー」
さわやかで力強い香りを持つローズマリーが、3月6日(3/6)の誕生花です。古くから人々の暮らしに深く関わってきたハーブのひとつで、現在でも料理や香料に使われます。古代ギリシャ時代には、記憶や思い出の象徴ともされていました。学生がこの枝葉で作った花かんむりをかぶって、勉学に励んだという逸話もあるほどですよ。耐寒性・耐暑性があり、ガーデニング初心者でも育てやすいハーブです。
名前 | ローズマリー |
別名 | マンネンロウ(迷迭香) |
園芸分類・形態 | ハーブ・低木 |
原産地 | 地中海沿岸地方 |
開花の時期 | 11月~5月 |
花の色 | 青、白、ピンク、薄紫 |
暑さ / 寒さ | 強い / 普通 |
特徴 | 開花期が長い |
ローズマリーの特徴2選
特徴①花姿にちなんだ名前
ローズマリーという名前の由来は諸説伝えられていますが、なかでも有名なのが「海の雫」説です。ローズマリーの小さな花がまるで海の雫のように見えることから、ラテン語の「ros:雫」と「marinus:海の」を組み合わせてつけられました。和名の「マンネンロウ(迷迭香)」も同様の意味ですよ。また、「聖母マリアのバラ」を意味する「rose of mary」が語源ともいわれています。
特徴②ギフトにぴったりの花言葉
ローズマリーの花言葉は「思い出」「献身」「誠実」「変わらぬ愛」です。贈りものにも最適の、やわらかな印象のフレーズばかりですね。ローズマリーの葉や茎は、乾燥させても香りが強いまま変わらないという性質があります。そのことから、愛情が変わらないといった意味合いの花言葉がつけられました。ギフトは生花はもちろんですが、スワッグやアロマオイルなど、加工したものもおすすめですよ。
ローズマリーの育て方
育て方①栽培環境
ローズマリーは日本の気候に適応しており、冬の霜にもある程度は耐えられます。ただし雪が降るような寒冷地では、防寒をしたほうが安心でしょう。日当たりと水はけのいい土壌を好みます。日当たりのよくない場所では花付きが悪くなるので、たっぷりと日に当てて育ててくださいね。若い苗は高温多湿にも弱いため、特に注意が必要です。
育て方②水やり・肥料
ローズマリーを鉢植えで育てるときは、表土が乾いてから2日後に水やりをしましょう。冬期はさらに乾かし気味に管理します。葉が硬くてしおれにくいため、水切れに気付きにくいのがポイントです。水分量が足りているか、こまめにチェックしてくださいね。肥料は植え付けのときに、元肥として腐葉土や堆肥を用土に混ぜ込みます。自生地が痩せた土地なので、その後の肥料はほとんど不要です。
育て方③植え付け・植え替え
ローズマリーをポット苗で入手した場合は、真夏や真冬を避けた時期に植え付けます。あらかじめ腐葉土を混ぜ込んで、水はけをよくしておくといいでしょう。日当たりのいい斜面に植えると、開花が促進されますよ。生育が非常に旺盛なので、鉢植えは2年に1回植え替えを行います。3月~5月、あるいは10月~11月が適期です。庭植えは移植が難しいため、5年を目安に挿し木やとり木を行い、株を更新するのが一般的です。
育て方④剪定
ローズマリーは枝が伸びると樹形が乱れがちです。草姿を整えることと収穫とをかねて、こまめに剪定を行いましょう。春~秋の生育期間中が適期です。伸びすぎた枝や枯れ枝、ほかに比べて弱々しい枝を切り落とします。強剪定を行いたいなら、梅雨に入る前が適しています。その場合、葉がついた部分が残るようにするのがポイントですよ。
3月6日の誕生花(ローズマリー以外)
3月6日の誕生花は、ローズマリー以外にも複数あります。ここではその中から、うつむきがちに咲く花が奥ゆかしい「クリスマスローズ」と、雑貨や洋服の柄にもよく使われる「チューリップ」を取り上げ、特徴や花言葉を見ていきましょう。ちなみに「オオデマリ」や「ラナンキュラス」、「デイジー」なども、3月6日の誕生花ですよ。
3月6日の誕生花①クリスマスローズ
クリスマスローズは名前のとおり、クリスマスのころに開花する花です。花びらに見える部分は実際には萼(がく)なので、観賞できる期間が長いという特徴もあります。シックな色合いが美しい、とても魅力的な花ですよ。花言葉は「追憶」「私を忘れないで」など、相手を求める気持ちを表したフレーズが並びました。ギフトとして贈るなら、小ぶりの鉢植えがおすすめです。
3月6日の誕生花②チューリップ
ガーデニングやギフトでおなじみのチューリップも、3月6日の誕生花のひとつです。イランやカザフスタンなどの地域が原産ですが、現在では世界中で栽培されています。花言葉は色ごとにつけられていて、「真実の愛(赤)」「望みのない恋(黄色)」「思い出の恋(白)」「誠実な愛(ピンク)」「永遠の愛(紫)」など、ポジティブなものもネガティブなものもありますよ。
3月6日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、3月6日にゆかりのあるものを見ていきましょう。今日が誕生日のミケランジェロ・ブオナローティは、ルネサンス期を代表する芸術家です。彫刻や絵画、建築などの才能に秀で、「万能の人」とも呼ばれます。彫刻「ピエタ」や「ダビデ像」、絵画でも「最後の審判」など、非常に多くの名作を後世に残しました。
3月6日の誕生石
3月6日の誕生石は「ラピスラズリ」です。「幸運を招く石」として愛され、世界各地の神話にも登場するほど、歴史の古い宝石ですよ。美しい群青色が夜空を、散りばめられた金色の配合物が星のように見えるため、「天を象徴する石」とも呼ばれます。リングやピアス、ブレスレットなど、アクセサリーにも広く加工されています。神秘的な輝きは、女性はもちろん男性へのギフトにもおすすめです。
3月6日生まれの有名人
3月6日生まれ(星座はうお座)の有名人には、以下のような人々がいます。宮本輝(みやもと てる)さんは、兵庫県出身の小説家です。芥川賞受賞の「螢川」、吉川英治文学賞受賞の「優駿」、司馬遼太郎賞受賞の「骸骨ビルの庭」など、多くの作品で知られていますね。
- ミケランジェロ・ブオナローティ(イタリアの画家、彫刻家、建築家)
- 宮本輝さん(小説家)
- 重松清さん(小説家)
3月6日の出来事・記念日
世界一周記念日
3月6日は「世界一周記念日」です。1967年、日本航空の世界一周路線(西回り)が営業を開始したことにちなみます。それまでは日米航空協定によって、日本の航空会社は世界一周路線を持てなかったそうですよ。ルートは東京を出て香港、カイロなどを通りヨーロッパへ、そこからニューヨーク、サンフランシスコを経由して東京へ戻るというものでした。
いろいろな楽しみ方を持つローズマリー
花色や葉色のバリエーションが豊富で、樹形もさまざまなローズマリーは、初心者でも育てやすいハーブのひとつです。コンテナやハンギング、グラウンドカバーなど、用途に応じて品種を選べるのが魅力ですよ。常緑樹でいつでも葉が収穫できるうえ、料理や美容、芳香剤に薬用など、活用方法にも幅があります。庭に1株あると便利な、オールマイティーなハーブです。
出典:写真AC