3月21日の誕生花は?
3月21日の誕生花は「サクララン」
日本南部~熱帯アジアなどに200種ほどが分布するつる性の低木、サクラランが3月21日(3/21)の誕生花です。花は多肉質でつやつやと光沢があり、芳香を持つ種類も多くあります。星の形をした小さな花が、ポンポンのようにまとまって咲くようすが愛らしいですね。開花にはつるの長さが必要となるためやや時間がかかりますが、斑の入った葉だけでも十分に観賞価値がありますよ。九州や沖縄には、自生する種もあります。
名前 | サクララン(桜蘭) |
別名 | ホヤ |
園芸分類・形態 | 熱帯植物・つる植物 |
原産地 | 日本南部、熱帯アジア、オーストラリアなど |
開花の時期 | 6月~9月 |
花の色 | 白色、ピンク色 |
暑さ / 寒さ | 普通 / 弱い |
特徴 | 開花期が長い、つる性、香りがある |
サクラランの特徴2選
特徴①花姿にちなんだ名前
サクララン(桜蘭)は名前のとおり、サクラとランに似ている部分がある花です。白やピンクの花色がサクラ、葉の形がランに似ていることから、これらふたつの植物の名前がつきました。甘くやわらかな香りもあいまって、愛好家たちのあいだでも人気の高い花ですよ。また別名の「ホヤ」は、イギリス人園芸家のホヤ氏にちなんでいるといわれていますよ。
特徴②ギフトにぴったりの花言葉
サクラランの花言葉は、「人生の出発」「門出」です。サクラに似た花姿から連想された、はなむけにぴったりのメッセージですね。恋人はもちろん、友人や家族、同僚など、さまざまなシーンに活躍します。ギフトはアレンジメントや小ぶりの鉢植えが、扱いやすくておすすめですよ。ガーデニングが好きな相手なら、ハンギングバスケットも喜ばれます。
サクラランの育て方
育て方①栽培環境
サクラランは直射日光が苦手なので、夏の日ざしが強いうちは半日陰で管理しましょう。ただし葉焼けの心配が少ない秋~冬は、できるだけ日光にあてたほうが花付きがよくなるためおすすめです。用土の過湿は苦手なものの、空中湿度は好みます。乾燥がひどいときには霧水を吹いたり、葉水を与えたりするとよいでしょう。庭植えでは枯死しやすいことから、鉢植えでの栽培が一般的です。
育て方②水やり・肥料
サクラランは表土が乾いたら水を与えます。冬は乾かし気味の管理で構いません。土が乾いてから、さらに3日~5日ほど空けても問題ないほどです。過湿は根腐れの原因になるため、水の量には注意してくださいね。肥料は春~秋の成長期に、三要素等量、あるいはリン酸がやや多めの置き肥を施します。夏場は2週間に1回のペースで、液体肥料を併用してもよいですよ。成長スピードを見ながら、好みのサイズ感に調整しましょう。
育て方③植え付け・植え替え
サクラランは水はけのよい土を好みます。市販されている草花用培養土や、鹿沼土とパーライトを配合したものを使いましょう。株や土をリフレッシュさせ、花付きをさらによくするために、2年に1回は植え替えるのがおすすめです。根詰まりの解消・防止にもなりますよ。生長がさかんな4月~8月の、晴れた日の午前中に作業しましょう。
3月21日の誕生花(サクララン以外)
サクララン以外にも、3月21日の誕生花は複数あります。ここではその中から、豊かな香りと清楚な花姿が魅力的な「ジャスミン」と、ほかのサクラに先駆けて花を開く「ヒガンザクラ」について、特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらも淡い色彩の花が美しい、とても春らしい花ですよ。そのほかの誕生花には、「アネモネ」「スモモ」「シモクレン」などがあります。
3月21日の誕生花①ジャスミン
純白の花とやわらかな香りが特徴のジャスミンも、3月21日の誕生花のひとつです。中近東~欧米では、女性の名前としてもよく使われますね。古代エジプトで既に栽培が行われていたといわれるほど古い歴史を持つ、人間と深い関わりを持った花です。ギフトは生花のブーケやアレンジメントはもちろん、ジャスミンティーやアロマオイルなど、加工されたものも人気があります。花言葉は「柔和」「喜びに夢中」「幸福」などです。
3月21日の誕生花②ヒガンザクラ
ヒガンザクラ(彼岸桜)はその名のとおり、春のお彼岸のころに開花するサクラです。ほかの種のサクラに比べて、1週間~10日ほど早く開花時期が訪れるとされています。葉よりも先に花が咲き始めるのも特徴です。1本の枝にたくさんの花をつけるため、とても見応えがあります。ギフトは鉢植えや盆栽仕立てがおすすめです。「精神美」「心の平安」といった花言葉を添えて、大切な人に贈りたくなりますね。
3月21日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、3月21日にゆかりのあるものを紹介します。今日が誕生日のヨハン・ゼバスティアン・バッハは、バロック音楽の時代における重要な作曲家のひとりです。音楽の基礎を築いたとして、「音楽の父」とも称されます。オペラを除いた幅広いジャンルの曲を残しましたが、「主よ、人の望みの喜びよ」「G線上のアリア」「ブランデンブルク協奏曲第5番」などが特に知られていますね。
3月21日の誕生石
3月21日の誕生石は言わずと知れたジュエリーの王様、「ダイヤモンド」です。炭素からつくられていて、実験で確かめられている中では天然でもっとも硬い物質といわれます。キラキラとした輝きが唯一無二の魅力で、婚約指輪や結婚指輪にもよく使われる宝石ですね。リングやネックレス、ピアスなどのアクセサリーも広く流通しているため、ギフトにもおすすめですよ。
3月21日生まれの有名人
3月21日生まれの有名人には、以下のような人々がいます。星座は今日からおひつじ座です。フランス出身のフィリップ・トルシエ氏は、サッカー日本代表(男子)の監督を務めた人物として知られますね。
- ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(ドイツの作曲家)
- フィリップ・トルシエ氏(フランスのサッカー指導者)
- 佐藤健さん(俳優)
3月21日の出来事・記念日
ツイッターの誕生日
3月21日は「ツイッター誕生日」です。2006年3月21日、ミニブログサービスTwitter(ツイッター)最初の「つぶやき」が行われたことにちなみます。簡単にアカウントを作成し、短い文章や画像が投稿できるツイッターは、テレビ番組や企業・飲食店など、さまざまな場面で宣伝活動に使われていますね。
和泉式部忌
3月21日は平安中期の歌人・和泉式部(いずみしきぶ)の忌日でもあります。夫がいながら天皇の皇子と関係を持ち、さらにその皇子の弟とも恋仲になった和泉式部は、才能ある歌人であると同時に「恋多き女」として有名でした。残されたたくさんの恋歌はどれも非常に情熱的で、現代人が読んでも共感を覚えます。
可憐なサクラランで部屋を華やかにしよう
つやつやとした星のような形の花をたくさんつけるサクラランは、部屋や花壇を一気に華やかなものにしてくれます。鉢植えでの栽培が一般的なので、狭いスペースでも育てられるのが嬉しいですね。つる性であることを活かして、高い位置にハンギングバスケットで吊るすのも素敵です。ポンポンとしたかわいらしい花は、見ていると気分が明るくなりますね。
出典:写真AC