初心者向け食虫植物の育て方!餌や水やりなどのコツ・注意点を紹介

初心者向け食虫植物の育て方!餌や水やりなどのコツ・注意点を紹介

食虫植物は、植物なのに虫をとらえて餌とする変わった生態の植物です。種類を選べば育て方は比較的簡単で、多くの愛好家がいます。そんな食虫植物の初心者でも、簡単で失敗しない育て方や、育てやすいおすすめの種類をみていきましょう。

記事の目次

  1. 1.食虫植物とは
  2. 2.食虫植物の育て方
  3. 3.初心者でも育てやすい食虫植物
  4. 4.食虫植物を育てるコツと注意点
  5. 5.食虫植物の栽培にチャレンジしてみよう!

食虫植物を育てるコツと注意点

グループごとに栽培を変える

一口に食虫植物といっても、さまざまなグループの種類があります。それぞれのグループによって自生地の環境が異なるため、育て方も少しずつ変わります。ひとくくりにして育ててしまうと状態を崩したり枯れたりする原因になるため、実際に栽培する種類は何のグループなのかを把握し、的確な栽培を心がけましょう。

自分の栽培技術にあった種類を選ぶ

食虫植物はたくさんの種類があり、それぞれの種類の栽培難易度も異なります。栽培が簡単な種類も多いですが、栽培難易度が高いものは細かな管理が必要で、ささいなことで状態を崩しやすいです。特に初心者の方は栽培が簡単な種類からスタートし、次第に難易度の高い種類に挑戦しましょう。

無理に餌を与えない

食虫植物には、餌を与えないといけないと考える方が多いかもしれません。しかし餌を捕獲して消化するためには、相当なエネルギーを消費します。つまり、人為的に餌を与えるとかえって植物を弱らせてしまう可能性があるということです。屋外で管理していれば、自然にコバエなどの虫を捕まえることがあります。また、適した環境で十分に日光に当てていれば、光合成によるエネルギーだけで成長するため、無理に餌を与えないようにしましょう。

餌を与えたい場合

食虫植物を栽培する以上、捕食する姿を見たいという方は、細かく刻んだチーズや鰹節を与えてください。ピンセットなどでそっと捕虫器官に置くようにして与えましょう。虫と比べて消化しやすく、たんぱく質で虫を食べたのと同じ効果があります。いずれにしても頻繁にあげるのはよくないため、数週間に1回程度にとどめてください。

虫取りセンサーに触らない(ハエトリソウ)

ハエトリソウの捕虫葉には虫取りセンサーがあり、センサーに虫が触れると捕虫葉が閉じて虫を捕食する仕組みになっています。しかし、捕虫葉が閉じるためには大きなエネルギーが必要です。ハエトリソウを栽培していると、捕虫葉が閉じる瞬間を見たいと思う方がいるかもしれませんが、センサーに触れるのは控えましょう。無駄にエネルギーを消費して、枯れてしまう恐れがあります。

頻繁に環境を変えない

食虫植物は頻繁に環境が変わるのを嫌います。季節ごとに環境を変えるのはよいですが、それ以外のタイミングではあまり環境を変えないように気をつけましょう。特にハエトリソウは、環境の変化により捕虫葉を閉じてしまいます。捕虫葉を閉じるには、相当なエネルギーが必要です。環境が変化するたびに捕虫葉を閉じさせてしまうとやがて枯れてしまうため注意しましょう。

食虫植物の栽培にチャレンジしてみよう!

食虫植物の魅力は何といっても、独特に進化した捕虫器官です。それぞれのグループで形が違い、個性豊かな姿がとても印象的です。また、同じ仲間でも品種改良によってさまざまな種類があるのも魅力的といえます。種類を選べば初心者の方でも、栽培は難しくありません。ぜひお気に入りの種類を見つけて、育ててみてくださいね。

YUJI
ライター

YUJI

多肉植物や塊根植物が大好きです。最近では無農薬での野菜作りにもはまってます!

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