シンゴニウムはどんな観葉植物?
シンゴニウムは熱帯アメリカ原産のサトイモ科の多年草植物で、葉の形のかわいらしさや葉色の美しさで人気がある観葉植物です。シンゴニウムは寒さには弱いですが、室内の多少日当たりがよくない場所でも、温度管理ができれば冬越しはできます。しかし、日当たりによって葉色の濃淡に違いがでます。
基本情報
園芸分類 | 観葉植物 |
形態 | 多年草 |
原産地 | 熱帯アメリカ |
草丈 | 5cm~数m |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
特徴
原産地が熱帯アメリカ
シンゴニウムの生息地域は、南アメリカ大陸の赤道を中心とした熱帯エリアのジャングルです。高温多湿地域の大きな木に着生して、木漏れ日が当たるような環境で生育しています。そのため寒さには弱く、日本では真夏以外は室内で栽培するべき観葉植物です。
葉色が美しい
シンゴニウムは熱帯アメリカに35種類自生しているとのことです。ジャングルで大きな木に着生し、木陰に守られながら自生しているので、熱帯アメリカ原産といっても強い日差しは苦手です。美しい葉を育てるには葉焼けは厳禁で、室内であればカーテン越しの光、また夏に野外で育てる場合は遮光や木の下がよいでしょう。
シンゴニウムの代表的種類
シンゴニウム・チョコレート
人気のシンゴニウム・チョコレートです。葉色が表は深い緑色で、裏面がチョコレート色のなめらかな葉になっています。シンゴニウム・チョコレートは、つるを伸ばしながら生育します。つるが成長に従いよく伸びるので、切り戻しをしながら増やし方をマスターすれば、上手に鉢増しができます。
ボタニ子
「シンゴニウム・チョコレート」のチョコレート色をしたつやつやの葉っぱは、お部屋の中でも特に存在感を放ちそうだね!
シンゴニウム・ピンクバタフライ
シンゴニウム・ピンクバタフライは優しいピンク色が人気。比較的小型でハート形のかわいい葉が特徴です。100均ショップなどでも売っていて、その植え方も、かわいい容器を使用するなどして演出すれば、棚の上のおしゃれな一鉢におすすめの種類です。
シンゴニウム・ピクシー
シンゴニウム・ピクシーは、小さめの緑の葉に白の斑が入った種類です。最近は特に人気があり、ポトスにも似て明るい緑色がお部屋を明るくさせます。シンゴニウム・ピクシーなどのピンク系と寄せ植えにする植え方もおすすめです。
シンゴニウム・マクロフィルム
耐陰性がつよいシンゴニウム・マクロフィルムは大型(15cm~20cm)のハート形の葉が美しいシンゴニウムです。つるがよく伸びるので、植え方も大きめの鉢でへご仕立てが似合います。
ボタニ子
次のページでは、シンゴニウムの育て方についてくわしく解説します!
出典:BOTANICA