はじめに
みなさんは「クロレラ」がどんなものかをご存知ですか?今回こちらの記事では、クロレラの概要や名前の由来、クロレラの栄養成分や健康への効能・効果、クロレラを摂取することで起こる副作用などをわかりやすく解説し、効率よくクロレラを摂取できるおすすめの商品を10種類ご紹介します。
クロレラの概要
クロレラとは?
クロレラは地球上で最も古い生命体の藻類(そうるい)の一種で、緑色をしています。非常に小さいクロレラは、19世紀末ごろ発見されました。クロレラは20時間で4分裂するという、驚くほどのスピードで細胞分裂を繰り返します。淡水の中で光合成をすることにより増殖し、自然環境の中で太陽光を浴びて育ったクロレラは、わたしたち人間に必要不可欠な栄養素をバランスよく含む藻類です。
ボタニ子
ボタ爺
クロレラの光合成の速度は陸上の植物の数十倍なんじゃ!圧倒的な速さなんじゃよ。
クロレラ名前の由来
クロレラの名前の由来はギリシャ語、ラテン語にあります。
chloros(クロロス:緑の)+ella(エラ:小さい)=chlorella(クロレラ)
オランダの科学者であるマルティヌス・ベイエリンクは1890年(明治25年)に顕微鏡でやっと見ることができる美しく小さな緑の植物を発見し、ギリシャ語のchloros(クロロス)とラテン語のella(エラ)を合わせ名付けたことが由来です。
クロレラの生産地
クロレラの産地は海外では台湾・中国が有名ですが、日本でも生産が行われています。日本では沖縄県の八重山(やえやま)列島で採取される「八重山クロレラ」が有名です。クロレラは淡水中で増殖するため塩分濃度が低い、真水で生産、抽出されます。製造されているクロレラは、専用の培養機材を用いて抽出し、品質検査などをして製品として出荷されます。
クロレラの栄養成分
栄養成分
クロレラの栄養成分で最も含まれるのは「タンパク質」です。成分の半分以上をタンパク質が占め、アミノ酸もバランスよく摂取することができます。その他にも「カリウム」「マグネシウム」「ビタミン」「葉酸」「炭水化物」を含み、さまざまな栄養成分が含まれています。クロレラが緑色に見えるのは「クロロフィル」といわれる葉緑素の成分であり、さまざまな健康への効果が期待されています。
ボタ爺
健康への効能・効果は次章で詳しく解説するからな。
クロレラに味はある?
クロレラ自体に味はありませんが、健康食品の製造メーカーによって味が異なります。抹茶風、香ばしい香り、苦味がややあるなど、サプリメントによりそれぞれ異なります。
クロレラの健康への効能・効果
クロレラが与える健康への効能・効果はさまざまですが、今回は
- 栄養バランスが良い
- 便秘解消
- 消臭効果
- 美肌効果
- コレステロール値を下げる
効能・効果①栄養バランスが良い
先程のクロレラの栄養成分の章でご紹介したように、クロレラにはタンパク質やビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養成分が含まれています。一般的に、植物に多く含まれる成分、動物に多く含まれる成分を一緒に摂取できるため、栄養バランスがいいといわれています。
効能・効果②便秘解消
クロレラの仲間でもある藻類は、腸内環境を整えるのにいいといわれています。クロレラは腸内のビフィズス菌を増やし、発育させるといわれ、乳酸菌も増殖しやすい環境をつくります。腸内の環境やバランスが整うことで、便秘解消効果があるといわれています。
効能・効果③消臭効果
クロレラの成分の「クロロフィル」には、血液を循環させ皮膚や肺などから排出されるニオイ成分を消臭してくれる効果があるといわれています。口臭予防のガムなどに使われることもあり、口臭や体臭が気になる・予防したい方は試してみるといいでしょう。
効能・効果④美肌効果
クロレラの栄養成分にはアミノ酸やビタミンが豊富に含まれています。アミノ酸は皮膚や髪をつくる原料となり、ビタミンも豊富なため美肌効果があるといわれています。
効能・効果⑤コレステロール値を下げる
コレステロールは脂肪分の多い食生活や運動不足から数値が高くなることがあり、コレステロール値が高いと動脈硬化や高血圧、糖尿病などの生活習慣病を招く危険性があります。クロレラに含まれる成分の「クロロフィル」は、血中コレステロールを下げるはたらきがあるといわれています。
藻類の「藻(も)」って、食べれるのかな?って心配するかもしれないけど、わかめも藻類の仲間だよ♫