秋は落ち葉掃除の季節
秋はいっせいに落葉樹が紅葉し、葉を落とす季節です。一面に広がる赤や黄色、オレンジ色の落ち葉は美しく、目を楽しませてくれます。しかし、庭などの落ち葉を片付けないと、隣人の迷惑になったり害虫の発生原因となったりすることもあり、秋の落ち葉シーズンに頭を悩ませる人も多いことでしょう。落ち葉の片付け方や道具の選び方に気を付けるだけで、掃除が簡単になります。
効率のよい落ち葉掃除のタイミング
落ち葉の除去を始めるにはタイミングが重要です。庭に散らばった落ち葉を目にすると「いつから掃除をはじめよう」と思うかもしれません。そのようなときは効率的に落ち葉を集め、片付けられるように天気やごみの収集日などをチェックしましょう。
天気
風が強くなる前に始める
落ち葉を集める日は、強風の日を避けましょう。風が吹きすさぶ中、落ち葉を集めても、集めた端から飛んでしまい効率がよくありません。また、強風が予想されているときなどは、風が吹く前に早く落ち葉を集め片付けてしまいましょう。強風の日に落ち葉を放置していると、自分の敷地以外にもあちらこちらに広がり、印象のよいものではありません。
晴れてよく乾燥した日がベスト
落ち葉を効率よく集めるには、よく晴れて乾燥した日がおすすめです。雨で濡れて、地面に張り付いてしまった落ち葉は想像以上に除去しづらく、手間がかかります。雨上がりなどは落ち葉の数も増えて、片付けたい気持ちになりますが、地面が乾いてから素早く行うほうが効率的に片付けられるかもしれません。
ゴミの回収日
ゴミの回収日にあわせて、落ち葉の片付けの計画を立てるのも重要です。集めた落ち葉は、何らかの方法で処分する必要があります。多くの場合、ゴミ袋に入れて収集に出すことになるでしょう。落ち葉は腐りやすく、長い間ゴミ袋に入れて放置しておくと臭いや害虫が発生する原因ともなります。
効率よく落ち葉掃除を進めるポイント
落ち葉掃除は、漠然と目に付いた葉を集めていてもなかなか終わりません。効率的に進めるには、「いつから始めるか」というタイミングの見極めのほかにも、場所や掃く方向といったいくつかのポイントがあります。
ポイント①落ち葉を集める場所
まずは落ち葉を集める場所を決めましょう。落ち葉を四方から掃いて集められる場所を選ぶとスムーズに掃除を進められます。また、人通りのある場所や風が頻繁に吹く場所に集めると、通行の妨げになったり、集めた落ち葉が風などで広がったりと、片付けに時間がかかります。ゴミとして回収に出すときは、回収場所に近いところならゴミ袋を運ぶ手間が省けるでしょう。敷地が広いときは、集める場所を複数作ると便利です。
落ち葉を集める場所選びのポイント
- 四方から落ち葉を集められる
- 人の通行の妨げにならない
- ゴミ袋の保管場所に近い
- 風が強く当たらない
吹き溜まりを使うのもおすすめ
秋は風が吹く季節でもあります。庭の落ち葉をよく観察すると「吹き溜まり」を見つけることもあるでしょう。吹き溜まりには自然と落ち葉が集まります。集める場所を吹き溜まりの近くを選べば、少ない労力で多くの落ち葉を集められるでしょう。
ポイント②落ちそうな葉は落とす
落ち葉の片付けを始める前に、落ちそうな葉を落としてしまうのも一つのコツです。秋の始まりであれば、美しく色づいた葉を長く楽しみたいと思うかもしれません。しかし、秋も終わりに近づき、木々に残った葉が茶色くカサカサになると、風が吹くたびに落ちてしまいます。軽く木をゆすって落ちるようであれば、事前に落としておくと、落ち葉掃除の頻度を減らせるでしょう。
ポイント③落ち葉を掃く方向
落ち葉を掃く方向はなるべく一方向に決めましょう。掃除する人の動きを最小限に抑えるのが効率よく集めるポイントです。落ち葉を集めるポイントに向かって、敷地の端から順番に掃き清めていきましょう。
側溝も忘れずに落ち葉を除去しよう
落ち葉の片付けで、忘れがちな箇所が側溝です。側溝には雨や風で流れ着いたゴミや、葉が集まってきます。側溝にゴミが溜まっていると、水の流れが遮られてしまい、大雨の際には水とともにゴミがあふれ出してくるかもしれません。ほかにも、微生物の養分となる落ち葉に絶えず水が触れることで、臭いが発生したり、葉に産み付けられていた卵から害虫が発生したりすることもあるため、忘れずに掃除しましょう。