大葉(しそ)の育て方!特徴や庭・プランターでの栽培方法をご紹介

大葉(しそ)の育て方!特徴や庭・プランターでの栽培方法をご紹介

大葉はシソ科シソ属に分類される植物で、清涼感のある爽やかな香りが特徴です。育て方が簡単で、さまざまな料理に利用できるため、家庭菜園としても人気があります。そんな大葉の育て方や特徴、庭やプランターでの栽培方法をみていきましょう。

記事の目次

  1. 1.大葉の特徴
  2. 2.大葉の栽培時期カレンダー
  3. 3.大葉の育て方【栽培環境】
  4. 4.大葉の育て方【土作り】
  5. 5.大葉の育て方【種まき〜発芽】
  6. 6.大葉の育て方【植え付け~収穫】
  7. 7.大葉の育て方【病害虫】
  8. 8.大葉を育てて食べてみよう!

大葉の育て方【種まき〜発芽】

種まき

出典:写真AC

大葉の種まきは4月〜6月に行います。地面やプランターに直接種まきしても構いませんが、大葉の発芽適温は25℃〜30℃のため、育苗ポットやセルトレイに一旦種まきをして、温度管理をしながら発芽をまつのがおすすめです。畝に直接種まきした場合は、種を乾燥から守るためにマルチングをしておきましょう。

マルチングとは?栽培における役割・効果から具体的なやり方まで解説!のイメージ
マルチングとは?栽培における役割・効果から具体的なやり方まで解説!
マルチングは農業や家庭栽培など、作物の栽培に便利な資材です。マルチングの素材によって使い方や効果が違うため、種類によっては寄せ植えや鉢植え、観葉植物などにも使えます。そこでマルチングの栽培における役割や効果、さらに具体的なマルチングのやり方まで解説します。

発芽までの管理

出典:写真AC

また、大葉の種は「好光性種子」のため、光がないと発芽しません。そのため、種まきのあとに用土を深くかぶせすぎると発芽しない恐れがあります。また、発芽するまでは、半日以上は日光の当たる日当たりのよい場所で管理してください。

間引き

大葉を種から育てた場合は、本葉が2枚〜3枚程度になったら間引きしましょう。本葉同士が重なっていたり、株が混み合ったりしている部分を間引いて、株全体に日光が当たるようにしてください。間引いた大葉は「芽紫蘇」や「間引き菜」として料理に利用できます。

大葉の育て方【植え付け~収穫】

植え付け

出典:写真AC

大葉を育苗ポットやセルトレイに種まきした場合や、ポット苗の状態で購入した場合は5月に植え付けます。地植えにする場合は、株間を30cmほどたっぷりとあけて植え付けましょう。プランターの場合は10cm〜15cmほど株間をあけてください。しっかりと根付くまでは、水切れを起こさないよに管理するのがポイントです。

水やり

Photo by sorarium

大葉は乾燥した用土が苦手なため、水切れを起こさないように管理します。地植えで育てている場合でも、降雨だけでなく、用土が乾燥しているようならば水やりをしてください。プランターで育てている場合は、土の表面が乾燥しきる前にたっぷりと水を与えます。大葉は一年草のため、基本的には冬場の水やりは必要ありません。

肥料

出典:写真AC

大葉は、収穫が始まって1週間〜2週間ほどのタイミングで追肥します。2週間の1回の割合で、規定の分量に薄めた液体肥料を与えてください。大葉は肥料切れを起こすと、葉が硬くなったり香りが弱くなったりします。肥料にチッ素が多く含まれていると、アブラムシが発生しやすくなるので注意しましょう。

摘芯

大葉は脇芽の成長を促すために、適度に摘芯しながら育てます。草丈が30cm以上伸び、葉の枚数が10枚以上になったら摘芯しましょう。摘芯は株元から数えて3節〜4節の部分をハサミでカットしていきます。また、大葉は放任で育てる草丈が70cm以上大きくなるため、コンパクトに育てたい場合には、こまめに摘芯するのがおすすめです。

収穫

フリー写真素材ぱくたそ

大葉は6月〜9月にかけて収穫します。プランターで複数の苗を育てている場合は、それぞれからまんべんなく収穫していきましょう。用途にあったサイズの大葉を、手やハサミで優しく切り取ってください。葉は下から順番に収穫していきます。多く収穫しすぎると、株が弱ってしまう恐れがあるため注意しましょう。

花後の管理

大葉は「短日植物」のため、日光の当たる時間が短いと花を咲かせます。室内やベランダで栽培している場合は、半日以上は日光の当たる場所で管理しましょう。花後に種子をつけると、大葉は枯れるのが特徴です。葉を長く収穫したい場合は、草丈が20cmほどになったら先端を切り取り、花芽がつかないように管理しましょう。

大葉の育て方【病害虫】

アブラムシ

Photo byMabelAmber

アブラムシは年間を通して発生しやすい害虫ですが、とくに大葉の新芽の部分が狙われる場合が多いです。数が少ない場合はガムテープに貼り付けて駆除しますが、大量発生した場合は殺虫剤を散布してください。アブラムシが光り物が苦手な性質を利用して、園芸用のシルバーテープを張り巡らせておくとアブラムシの発生を予防できます。

ハダニ

ハダニは、やや乾燥した時期に発生しやすい害虫です。葉の裏側などの発見しにくい場所に寄生して、大葉の栄養分を吸汁しながら成長します。発見が遅れると大量発生している恐れがあるため注意しましょう。定期的に葉水を行い、株が乾燥しないように水分を補給しながら育ててください。

さび病

出典:写真AC

さび病は、カビの菌糸が原因で発生する病気です。大葉は葉の裏側から発生しやすく、さび病に感染するとオレンジ色や黄褐色の斑点があらわれます。感染部分が広がると大葉が弱ったり枯れたりする恐れがあるため注意しましょう。さび病は肥料切れや肥料の与えすぎで発生する場合が多いことから、肥料は規定の分量を正しく与えてください。

大葉を育てて食べてみよう!

出典:写真AC

大葉は育て方が簡単で、庭で地植えにしたり、プランターに植え付けてベランダで管理したりと、自分好みの育て方ができるのが魅力です。初心者でも気軽に育てられるため、ぜひ自宅でおいしい大葉を育てて食べてみてください。

Alisa.
ライター

Alisa.

よろしくお願いします。

関連記事

Article Ranking