ユーカリグニーの育て方!植え付け時期や冬越しなどポイントを紹介

ユーカリグニーの育て方!植え付け時期や冬越しなどポイントを紹介

ユーカリグニーは、独特な強めの香りときれいな銀白色の葉が特徴の植物です。丈夫で樹高や樹形が調整しやすいことから、庭木や観葉植物として人気があります。今回はユーカリグニーの育て方を、管理のコツや栽培のポイントとともに紹介します。

記事の目次

  1. 1.ユーカリグニーの概要
  2. 2.ユーカリグニーの育て方【栽培スケジュール】
  3. 3.ユイカリグニーの育て方【準備】
  4. 4.ユーカリグニーの育て方【植え付けと植え替え】
  5. 5.ユーカリグニーの育て方【日常管理】
  6. 6.ユーカリグニーの育て方【特別な手入れ】
  7. 7.ユーカリグニーを育てておしゃれに飾ろう!

ユーカリグニーの概要

出典:写真AC

ユーカリグニーは、コアラが好きな植物として有名な「ユーカリ」の一種です。グニーは初め鮮やかな緑色をしていますが、次第にシルバーがかった緑色に変わります。幼苗期にはコロンとした愛らしい、成長すると細長くてスタイリッシュな葉を楽しめます。葉だけでなく香りのよい花も楽しめるため、観葉植物としてもシンボルツリーとしても人気です。

ボタニ子

ボタニ子

ユーカリグニーは耐寒性にも耐暑性にも強くて、日本の夏の暑さや冬の寒さも乗り越えられるよ!育て方は簡単だから初心者にもおすすめなの!

コアラはユーカリグニーを食べますか?

コアラはユーカリグニーを好みません。ユーカリは700種類以上の品種がありますが、コアラが好んで食べるのは軟らかく香りの少ないタイプのもので、ユーカリの中でもほんの数種類です。ユーカリグニーは香りがやや強めなタイプで、コアラの好みとは異なります。

ユーカリグニーの育て方【栽培スケジュール】

出典:写真AC

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え付け
植え替え
肥料
剪定
開花

季節ごとにすること

暖かい春に植え付け

フリー写真素材ぱくたそ

ユーカリグニーの植え付け時期は温かな気候の4月~6月です。元肥を施し植え付けましょう。植え替えの適期も同じく4月~6月です。春はユーカリグニーにとって負担のない過ごしやすい時期で、剪定作業にも向いています。樹高や樹形を整えたいときは、春に剪定するのがおすすめです。

夏越し対策をして開花を迎えよう

フリー写真素材ぱくたそ

ユーカリグニーは耐暑性がありますが、高温多湿は苦手のため、幼苗時は夏越し対策が必要です。夏真っ盛りの8月ごろから、白~クリーム色の小さなかわいらしい花を咲かせ始めます。

秋には開花を楽しみ剪定を

Photo byValiphotos

ユーカリグニーの花は9月~10月の秋に見ごろを迎えます。秋は春と同じく剪定にピッタリの季節です。花を楽しんだ後は、樹高や樹形を整えるためにも剪定しましょう。

冬越し対策をして春を待とう

Photo by けんたま/KENTAMA

耐寒性のあるユーカリグニーですが、環境によっては冬越し対策が必要です。霜や風に注意しながら、暖かな春を待ちましょう。幼苗の時期は耐寒性が弱めのため、管理に注意が必要です。

ユイカリグニーの育て方【準備】

出典:写真AC

必要なもの

  • ユーカリグニーの苗
  • 植木鉢
  • 用土
  • 鉢底石と鉢底ネット

ユーカリグニーの苗は3月~8月ごろに多く出回ります。苗によって大きさが異なるため、好みのサイズのものを選びましょう。ユーカリグニーは鉢植えでも庭植えでも栽培できます。成長が早く根の張りがよいことから、鉢植えで育てる場合は、購入する苗より一回り~二回り大きめの鉢を用意してください。根は浅く張るため、鉢の高さは低めでも構いません。

ボタ爺

ボタ爺

5号苗を買ったなら、植木鉢のサイズは6~7号がベストじゃよ!

土作り

鉢植えの場合

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ユーカリグニーは水はけのよい弱酸性の土壌を好みます。市販の草花用の培養土に鹿沼土や赤玉土(小粒)を2割ほどあわせ、元肥として緩効性肥料を少量混ぜて準備しましょう。もともと水はけよく調整してある元肥入りのハーブ用培養土であれば、そのまま使えて便利です。

地植えの場合

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日本の土壌は酸性に傾いているため、地植えの場合はそのままの土で栽培できます。植え付け場所の土の水はけがあまりよくない場合のみ、掘り起こした土に2割ほど鹿沼土や赤玉土を混ぜ込みましょう。ユーカリグニーは地植えの場合、水と日光だけでもよく育つため、元肥は与えなくて構いません。

ユーカリグニーの育て方【植え付けと植え替え】

植え付け時期

ユーカリグニーの植え付け時期は4月~6月です。ユーカリグニーは耐暑性にも耐寒性にも優れた植物ですが、幼苗はまだ弱く暑さや寒さに耐えられない可能性があります。細かな温度管理は必要ありませんが、穏やかな気候である春に植え付けしましょう。

植え付けのやり方

鉢植えの場合

植木鉢に鉢底ネットと石を敷き、1/3~1/2の高さまで用土を入れましょう。ユーカリグニーの苗をポットから取り出したら、根を傷めないようにそっと取り出し、土の上に置きます。植木鉢の上から2~3cmの高さを目安に土を足し、表面を軽くならして完了です。

地植えの場合

植え付けたい場所の土を、深さ20cmを目安に掘り起こします。幅は苗よりも一回り大きく掘ってください。ポットから取り出した苗を優しく植え付け、上から土をかけて、表面をならしましょう。生育が旺盛な場合は高さ25mを越えて成長する植物のため、栽培する場所選びには注意が必要です。

支柱立て

ユーカリグニーは根を浅く張る植物です。植え付け時にぐらつきが見られる場合は、上手に栽培するためにも支柱を1本立てましょう。植え付け後にぐらつきがひどいと、根が傷つき成長が悪くなる恐れがあるため注意が必要です。支柱の高さは苗木の高さにあわせて調整してください。

植え替え

ユーカリグニーは根の成長がよく根詰まりしやすいため、2~3年に1回を目安に植え替えが必要です。古い鉢から株を取り出したら、枯れている根や余分な土を取り除きます。株よりも一回り大きめの植木鉢を用意し、植え付け時と同じやり方で植え替えましょう。

ボタ爺

ボタ爺

根詰まりを放置しておくと枯れてしまうぞ!根の成長が早い場合は、2~3年を待たずに植え替えるんじゃよ!

ボタニ子

ボタニ子

次も引き続き、ユーカリグニーの育て方について説明していくよ!

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ユーカリグニーの育て方【日常管理】

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