庭に植えてはいけないハーブを地植えしたいときは
①鉢ごと植える・敷居を使う
庭に植えてはいけないハーブを地植えするのなら、植木鉢ごと植えてみましょう。根が伸びる範囲を縮小することで、増殖を抑えられます。植木鉢は育てたい大きさにあわせたサイズを選んでください。敷居を使って土中を仕切ると、植木鉢を使うよりも広範囲でのハーブ栽培が可能になります。敷居には、波板のようなプラスチックの板が使いやすくておすすめです。
ボタニ子
②定期的に剪定する
ローズマリーのように大きく成長したり、成長とともに木質化したりするハーブを地植えするのなら、定期的に剪定をしましょう。こまめに剪定をすることで、葉や花をつけることにエネルギーが使われ、大きくなるスピードが緩やかになります。葉数が増えて香りもよくなるため、それぞれのハーブの剪定期や収穫期には、しっかりとカットすることをおすすめします。
③種ができる前に摘み取る
こぼれ種で増殖するハーブはとても多いため、種ができる前に摘み取るのも増殖抑制に効果的です。かわいらしい花を楽しみたい方は、よく観察しつつ種ができる前に摘み取ってください。種子を採りたい場合でも、必要な分の花を残して、それ以外は早めに切り取りましょう。切り取った花はドライフラワーにすると長く楽しめます。
ボタニ子
種は落ちてから拾うのは難しいよ。トラブル回避のためにもよく観察して、できる限り早めに摘み取ってね!
④レイズドベッドを使う
近隣の住宅とのトラブルや、増殖しすぎるという失敗が気になる方には、レイズドベッドがおすすです。レイズドベッドとは、地面の上に木の板やレンガなどで囲いを作る「花壇」のようなもののことを指します。根が土中で伸びすぎるのが心配であれば、底にレンガや石を敷いて完全に囲うようにすると安心です。軽石を敷いてから土を入れて使うため、庭の土質が悪い場合も重宝します。
庭に植えてはいけないハーブを知っておこう!
竹みたいな植物のように地下茎で増えるものや、匍匐性植物のように地面に這って増殖するタイプのハーブは、基本的に繁殖力が高くトラブルを引き起こす危険性が高いです。雑草防除やグランドカバーとして使う目的以外なら、増殖を抑えられるようにしっかり工夫しましょう。「これだけは庭に植えてはいけないハーブ」を把握し、すてきな庭作りに生かしてくださいね。
敷居を設置するのなら、20~30cmの高さは必要だよ。あまり低いものを使うと、根がはみ出して増殖する危険性があるから注意してね!