バラが枯れる理由と対策
ボタニ子
バラが元気ない・・・
手塩にかけて育てたバラが元気がなく、葉が黄色になり落ちてしまう。バラを育てているとさまざまなトラブルが起きることもあります。バラはそんなトラブルでも意外に強く、葉がすべて落ちた時でも新しい葉が育つことも珍しくありません。
バラの病気と対策
うどんこ病
うどんこ病は葉が粉をふいたように白くなる病気です。4月から7月または9月中旬から10月上旬に発生しますが、薬剤散布で防げます。室内だけで育てると風通しがわるくなり菌糸が若葉や花の首につきます。最悪の場合はよわって枯れることもあります。
うどんこ病にさせない
- 風通しをよくして予防の薬剤散布
黒点病(黒星病)
雨水を介して黒点病の細菌がバラの葉につき、黒い点がたくさん現れて葉が黄色になり落ちます。マルチングで泥はねを防いでもよくおきる病気です。黒点病はなかなか薬剤が効かない病気ですが、健康的に育っているバラには大きな被害が出にくいです。有効な予防策は定期的な肥料の追加です。
黒点病(黒星病)にさせない
- マルチングで泥はね予防
- 定期的な追肥で丈夫に育てる
バラの害虫と対策
アブラムシ
緑色のごま位の大きさの虫でバラの若葉の樹液を吸います。あまり大量発生だとバラがよわり枯れることもあります。春先から秋口まで発生するやっかいな虫ですが、スミチオン乳剤や土に埋め込むオルトラン粒剤が有効です。
コガネムシ
幼虫の被害は鉢の中で育ち根をたべてしまうことです。成虫の被害は葉っぱの葉脈だけ残して食べつくすので葉がきたなくもなり、花まで食べてしまうこともあります。また成虫が鉢やプランターのなかに卵を産み付け被害が連鎖することです。
バラゾウムシ
バラの新芽やつぼみがいきなりしんなりとして、元気がなくなったらバラゾウムシを疑ってください。象の鼻のような長い口をもつ黒い虫で体長は3mmほどです。
その他の害虫
ハダニ、カイガラムシ、カミキリムシなどバラをねらう虫はたくさんいます。日々の観察と清潔に育てることが重要です。風通しをよくし、鉢やプランターを直接ベランダや庭の土におかずにレンガなどでを浮かせてあげるとよいです。やっかいな虫も大量発生前に、歯ブラシなどでこすり落としましょう。ヨトウムシなどは鉢やプランターの中で昼間はすごします。
バラの害虫対策
- 鉢やプランターを直接、ベランダや庭の土の上におかない
- オルトラン粒剤を予防の意味でうめる
- できるだけ虫はみつけたらブラシ等でこすり落とす
ボタニ子
バラ栽培の第一歩は鉢植えがおすすめ!
まとめ
初心者の方も手軽に移動できる鉢の栽培でチャレンジしましょう。ベランダ栽培などでまいにちバラに声かけしてあげると、春と秋の開花で愛情にこたえてくれますよ。お気に入りの一鉢との出会いが待っています。
- 1
- 2
出典:写真AC