ムシトリナデシコとは?特徴・花言葉や育て方をご紹介!食虫植物なの?

ムシトリナデシコとは?特徴・花言葉や育て方をご紹介!食虫植物なの?

ムシトリナデシコ(虫取り撫子)は夏の季節にピンク色の花を咲かせる、とても身近な野草です。「虫取り」と名が付く通り茎のべたべたした部分で小虫を捕まえる特徴があるムシトリナデシコ。食虫植物の仲間なのでしょうか。特徴や花言葉、育て方とあわせて詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ムシトリナデシコって?
  2. 2.ムシトリナデシコの特徴
  3. 3.ムシトリナデシコは食虫植物なの?
  4. 4.ムシトリナデシコの仲間
  5. 5.ムシトリナデシコの育て方
  6. 6.まとめ

ムシトリナデシコの仲間

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ムシトリナデシコの仲間には、つぎの3つがあります。

フクロナデシコ

出典:写真AC

ムシトリナデシコと同じ、シレネという呼び方で流通するフクロナデシコ。ヨーロッパなどの原産国では400種以上あるシレネですが、日本でシレネと言えばムシトリナデシコとフクロナデシコが主流です。ムシトリナデシコが野草として広まっているのに対して、フクロナデシコは園芸種として栽培されています。

フクロナデシコの基本情報

名前(学名) フクロナデシコ・サクラマンテマ(Silene pendula)
原産地 地中海沿岸
分類 ナデシコ科シレネ属
開花時期 3月から5月
特性 一年草

フクロナデシコはコンパクト

ムシトリナデシコが60cmほどの草丈なのに対して、フクロナデシコは30cmほどのコンパクトな植物です。花やその下のガクも小さく短いのが特徴で、春の季節に開花します。ガクはぷっくりとふくらんで巾着のような形をしています。フクロナデシコの名前はこのガクの形が由来です。ピンクが主流ですが、白花も出回ってきています。

マンテマ

出典:写真AC

マンテマは本州の中部から南の海岸、河川敷などに多く生息している野草です。白い花に赤い模様が入った花が印象的なマンテマ。ムシトリナデシコがまとまった花をつけるのに対し、穂のようにつらなって小さな花をつけるのが特徴です。白花マンテマという、白一色の品種もあります。マンテマの名前は属名からつけられました。

マンテマの基本情報

名前(学名) マンテマ(Silene gallica)
原産地 ヨーロッパ
分類 ナデシコ科マンテマ属
開花時期 5月から6月
特性 一年草

ソープワート

出典:写真AC

前述した、せっけん花は本来このソープワートの呼び名です。シャボンソウ、サポナリアという名前もあります。天然のせっけんとして使われてきた歴史もあるソープワート。葉や茎をもむと盛大に泡立ちます。すっと伸びた茎の先に白か、薄ピンクの花をまとまってつけます。ムシトリナデシコより少し遅れて、夏の季節に開花します。

ソープワートの基本情報

名前(学名) ソープワート・サポナリア(Saponaria)
原産地 南ヨーロッパ
分類 ナデシコ科サポナリア属
開花時期 4月から8月
特性 多年草

ムシトリナデシコの育て方

出典:写真AC

育て方の基本情報

開花時期 5月から7月
種まき 10月
肥料 4月と10月
植え付け 10月

生育環境は?

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土が乾いている場所を好むムシトリナデシコは、水はけと日当たりの良い場所で栽培しましょう。一年草なので、開花後に枯れて種がこぼれたら刈り込んでしまって大丈夫です。種か小さい苗の状態で越冬するので、冬の時期の手入れは必要ありません。

用土は?

やせた土地であれば、植え付け前に腐葉土と苦土石灰を混ぜこんでおきましょう。植木鉢で育てる場合は市販の園芸用土を使います。

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水やりは?

地植えの場合は雨だけで大丈夫ですが、雨の少ない夏の季節は、水やりが必要です。鉢植えの場合は、表面が乾いたら水やりをします。

肥料は?

植え付けの時に用土に緩効性の化学肥料を混ぜこんでおきましょう。鉢植えの場合は追肥として、春と秋の時期に液体肥料を与えます。

ボタニ子

ボタニ子

管理の手間があまりかからないから育て方も簡単なのね!

増やし方は?

出典:写真AC

ムシトリナデシコは身近な野草なので、地植えの場合はこぼれ種で増えていきます。植木鉢の場合は、開花後の7月にできた種を10月にまきましょう。夏の季節が終わるまで、種は乾燥した冷暗所で保存しておきます。ムシトリナデシコの種はとても小さいため注意して取り扱うようにしましょう。

ムシトリナデシコの育て方のポイント

水はけのが悪く加湿すぎると、根が腐れる心配があります。アブラムシによる害があるので、花の季節を迎える前に見つけたら薬剤を散布しましょう。ムシトリナデシコはある程度の寒さを与えないと花芽をつけない習性があります。

育て方の注意点

  • 乾燥気味に管理する
  • 肥料のやりすぎに注意
  • 春と秋はアブラムシがつきやすいのでよく観察する

まとめ

Photo by Swallowtail Garden Seeds

すっと伸びた先にピンクの鮮やかな花をつけるのが印象的なムシトリナデシコ。夏の季節に開花すると、一気にその存在感を増します。育て方も単純なムシトリナデシコは夏のガーデニングにぴったりです。虫取りと名前にある通り、たまにアリや小虫がくっついているのを見ることができます。道ばたで見かけたら、立ち止まってよく観察してみるのもおもしろいですよ。

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あき
ライター

あき

4歳1歳を育児しています。中古住宅の庭へ何を植えようか日々模索中です。今年の春はイチゴに挑戦!

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