虹の玉(にじのたま)の栽培!根詰まりなく育てるコツ!増やし方など!

虹の玉(にじのたま)の栽培!根詰まりなく育てるコツ!増やし方など!

セダムの中でも人気の種類である虹の玉は、ぷくぷくとしたジェリービーンズのような葉が魅力です。しかし、育て方を間違えて枯れてしまったなどトラブルもあります。今回は虹の玉の育て方のコツや根詰まりの対処法、増やし方などを詳しく解説していきます。

記事の目次

  1. 1.虹の玉ってどんな多肉植物?
  2. 2.虹の玉の育て方:管理場所
  3. 3.虹の玉の育て方:水やり
  4. 4.虹の玉の育て方:根詰まりってなに?
  5. 5.虹の玉の育て方:根詰まりの対策
  6. 6.虹の玉の育て方:増やし方①葉挿し
  7. 7.虹の玉の育て方:増やし方②挿し木
  8. 8.虹の玉の育て方:増やし方③株分け
  9. 9.まとめ

虹の玉の育て方:増やし方①葉挿し

多肉植物には、「葉挿し」という方法で増やせる種類があります。葉挿しは植え替え時にぽろぽろと落ちてしまった葉や、茎から取り外した葉を使って新しい芽を育てる方法です。思いがけず触ってしまい、落ちてしまった葉でも土の上に置いておくと新しい芽が出てきます。捨てる前に一度、葉挿しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

葉挿しのオススメの季節

  • 春と秋は成長期のため、発根や新芽が出てくるのが早く成功率が高くなります。

葉挿しのやり方:葉を取る

まずは、葉挿しに必要な葉を集めます。集める際は、形がよく傷がないものを選びましょう。特に根元から新しい芽が出てくるため根元がつぶれていたり、ちぎれたりしていないかを確認してください。落ちてしまった葉や、挿し木する際に取り外した葉などを使用します。茎からもぎ取るときは、左右にゆっくりと揺さぶり、葉を傷つけないように丁寧に取り外してください。

葉挿しのやり方:土に並べる

葉を集めたら、次は土に並べます。使用する土は細かくて水はけのよい土を使うとよいでしょう。深く根を張る前に植え替えるため、少量の土を入れた浅いバットなどを使用します。土の上に用意した葉を間隔をあけて並べます。水は与えず、葉の根元から根が出て新しい芽が伸びてるまで直射日光の当たらない場所で管理しましょう。直射日光が当たると葉の水分が奪われ、新しい芽や根を伸ばせなくなってしまうため注意が必要です。

葉挿しのやり方:発根から植え替え

すべての葉が順調に育つわけではないため、たくさん葉挿しして成功率が上げしょう。発根したら、土を根にかけてあげて水やりを始めます。水の勢いが強すぎると葉が流されるため、水差しや霧吹きの使用がおすすめです。新芽が大きくなったら、お好みの鉢に植え替えをしましょう。ピンセットなどで根をしっかりはさみ、土の中にぐっと挿しこむとしっかり植え付けられます。

虹の玉の育て方:増やし方②挿し木

Photo byvjgalaxy

挿し木とは、大きく育った株の伸びてしまった部分をカットして別の株を作ることです。伸びた部分を剪定し、カットしたものを土に植えておくと発根して成長します。虹の玉は寄せ植えに重宝されるため、挿し木でたくさん増やしてみましょう。

挿し木のやり方:カット

Photo bycandoyi

まずは、挿し木する部分をカットしていきます。徒長してしまったり、伸び過ぎてしまったりする部分はカットしやすいです。葉が密集していてカットしにくい場合ははさみを入れたい部分の葉を持って左右に揺らし、もぎ取ってスペースを確保するとカットしやすくなります。

挿し木のやり方:下の葉を取り除く

カットした苗の下のほうに葉がある場合は、もぎ取っていきます。土に植えるときに葉が埋まると腐ってしまい、せっかく挿し木した苗が枯れる原因になるからです。土に植える部分は丁寧に葉を取り除いておきましょう。

挿し木のやり方:切り口を乾かす

カットした苗の切り口はしっかり乾かしましょう。乾かさずに土に植えると、切り口から雑菌が入り枯れてしまう可能性があるためです。切り口を乾燥させてかさぶたを作ると雑菌の侵入を防げます。横に寝かせて乾かすと苗が曲がってしまい植えづらくなるため、口が小さなビンや網などに茎を入れて乾燥させるのがおすすめです。

挿し木のやり方:発根から植え替え

切り口を乾かして数日経つと茎から根が発根してきます。根が出てくると自分の力で土から水分や栄養を吸い上げられるため、植え替えをします。これで挿し木は完了です。元の株もそのまま育てていくと新しい芽が出てきます。茎だけになったからと捨ててしまわずに一緒に育ててあげましょう。

虹の玉の育て方:増やし方③株分け

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大きな虹の玉の株ならば、株分けして新たな株を増やせます。株分けとは根元から複数の株に分けて増やす方法です。葉挿しで増やした株を大きく育て、さらに株分けするなど増やし方はたくさんあります。ぜひご自身でたくさん増やしてみてはいかがでしょうか?

株分けのやり方:鉢から抜く

株分けしたい株を鉢からそっと抜き取ります。根についた土を丁寧に払い落として、古い根や死んでしまった根はカットしましょう。古い根をカットすると新しい根が生えてくるため心配いりません。新しい根はなるべく残しておくようにしてください。

株分けのやり方:株を手で裂く

フリー写真素材ぱくたそ

茎が分かれているところなどを探し、根から手で裂いていきます。根が複雑に絡み合っている場合もあるため、しっかりもみほぐしてほどいていきましょう。手で裂けない場合は、はさみを使っても大丈夫です。

株分けのやり方:植え替え

Photo by hyurumi

分けた株をそれぞれ植え替えます。鉢に土を1/3ほど入れて株を置き、倒れないように手で押さえながら土を根元にかけていきましょう。割りばしやマドラーなどで土をザクザクとさしていくと、しっかり根の間にも土が入って安定するためおすすめです。根が見えなくなるまで土を入れたら完成です。しばらく日陰で休ませましょう。

まとめ

ジェリービーンズのようにかわいい虹の玉は、簡単に増やせます。元気に育てるためには、根埋まりに注意しましょう。根詰まりは早めに対処すると、元の元気な姿に戻ります。よく観察して、いち早く異変に気づいてあげるのが大切ですね。ぎゅうぎゅうに詰まった虹の玉丼をぜひ作ってみてはいかがでしょうか?

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aya
ライター

aya

一戸建てに引っ越してからガーデニングが趣味で主に多肉植物を育てています。

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