アカシデとは？植木としての特徴や育て方・管理方法をご紹介！

アカシデは、カバノキ科と言う落葉樹の樹木で、シデの木の一種です。ソロノキとも呼ばれていて、くっきりとした葉柄が特徴的ですね。北海道から本州、九州まで幅広く分布している何処にでもある植物で、その中でも関東で生育していることが多いと言われています。枝をいちいち剪定（せんてい）しなくてもいい形を保ってくれますし、高さもある木なので、公園などによく植えられています。

シデと呼ばれている植物の中でも高さがない方であり、小ぶりで、全体的に赤みを帯びているので「アカシデ」と名前がつけられました。花の咲く時期は3月～5月。春に赤い花が咲いています。秋になると葉の方が赤く色づいて、綺麗な紅葉を見ることができます。

アカシデは、庭木として植えられる樹木ということで、育てる際のポイントや特徴、注意点などをご紹介します。アカシデは別名ソロ（ソロノキ）と呼ばれている木で、他のシデ類の樹木も総称してソロと呼ばれたりすることもあります。ソロノキ全体にいえることですが、欅（けやき）に似た落葉樹で、成長はあまり早くありません。元々自然樹形が綺麗といわれているので、下手に剪定すると綺麗な形が崩れてしまう恐れがあります。植木としての管理は楽な方です。

12～2月、5～6月の休眠している時期に、はみ出てきた枝先1～2㎝を切り落とすくらいで充分です。手を加えすぎずに管理していれば、開花する時期には綺麗な花、秋には綺麗な紅葉が見れますよ。根が少し弱いので、根付くまでの管理は注意を払ってくださいね。

シデ科を総称してソロと言う、といいましたが、会話の中で「ソロノキ」といった場合はアカシデをさしていることがほとんどです。そんなアカシデの盆栽は「ソロ盆栽」と呼ばれていて、盆栽の中でも形がよく、枝をたまに切るくらいで手がかかりません。家に庭がなく、高さのある木を置けない方は盆栽で楽しむことができます。
 

上の写真は青い葉ですが、紅葉の状態の盆栽もあります。youtubeの方では植え方の動画もあるので、是非ご覧になってくださいね。家の中に小さな庭を作ってみるのも楽しいのではないでしょうか？
 

写真をご覧になって分かると思いますが、アカシデとイヌシデ、ぱっと見では区別が非常に難しいです。この他にクマシデも似ています。シデ科の植物は葉の形も、模様も、葉が重なっている様子も非常に似ています。おまけにイヌシデもソロの一種です。区別する時の特徴は、葉の表面に白い産毛のような毛があるかどうかです。いくらかアカシデの方が葉柄が多いとされています。

分かりやすい見分け方は、毛の有無です。クマシデは、似てはいますが、アカシデやイヌシデに比べて葉柄が細かいのでそこの見分けはしやすいと思います。公園などでは一緒に植えられていることも多いので、興味がある方は葉をチェックして、アカシデ、イヌシデ、クマシデ全部見つけてみてはいかがでしょうか？

樹木なので、花のように、ホームセンターで買おう、とは中々いかないですよね。園芸屋などで植木が売っていることもありますが、置いてある店舗は限られてくると思いますし、持ち帰るのも大変ですよね。そこで、買うのにぴったりな通販のアカシデをご紹介します。近くにいいお店がないと悩んでいる方も、これを参考に樹木に興味を持っていただければと思います。

形のいい、アカシデの苗木、一本売りです。枯れても1年保証がついているということで、初心者の方も手を出しやすいのではないでしょうか？まだ樹木の育て方に不安が残るという方には、保証付きは有難いですね。そこまで大きくない苗木なので、お庭が小さい家にも植えられると思います。

先程紹介したのとは違い、5本まとめて売られている商品です。まとめ買いのおかげか、少し安いです。一般の家の庭で5本植えることは、なかなかないと思われるので、庭の広い家や公園、施設用ですね。こちらも6ヶ月ですが、保証がついています。ワンシーズンは枯れても保証されるので、安心して育てやすいです。画像の紅葉も赤い色が綺麗ですね。

 

先程の二つに比べると、根も枝もしっかりしている、大きくなったアカシデです。値も張りますし、樹木の植え替え、植え付けに慣れた頃に買い求める商品かもしれません。高さがかなりあるので、業務用という感じがしますね。こちらは保証がついていないようです。紹介した全ての商品に共通しますが、物が物なだけに発送には時間がかかり、送料も少し高めです。しっかりその辺りをチェックしてお買い求め下さいね。

普段何気なく庭園や公園で目にしている木である「アカシデ」ですが、葉の茂っている時期も長いので、自分の家に植えて育てるというのも一興だと思います。保証がついた商品も最近は多いですし、是非一度、樹木を育てることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか？