クラッスラとはどんな多肉植物?種類・特徴と育て方をご紹介!

クラッスラとはどんな多肉植物?種類・特徴と育て方をご紹介!

クラッスラというかわいらしい多肉植物をご存じでしょうか。クラッスラは有名なものからマイナーなものまで、日本で流通しているだけでもその種類は多岐にわたります。今回はクラッスラの代表的な種類や特徴、詳しい育て方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.クラッスラの魅力とは?
  2. 2.クラッスラの特徴
  3. 3.クラッスラの種類
  4. 4.クラッスラの育て方
  5. 5.クラッスラの増やし方
  6. 6.クラッスラを上手に育ててみよう!

クラッスラの育て方

クラッスラは多肉植物の中でも育てやすい品種になります。クラッスラは種類が多く品種によって見た目もかなり違ってきます。また、耐寒性は弱いですが中には寒さに強い品種もあるため、好みに合わせてどのクラッスラを育てるのかを選びましょう。ここでは基本的なクラッスラの育て方をご紹介します。

クラッスラの育て方①植え付け・植え替え

植えつけ、もしくは植え替えの時期は休眠期が明けた3月~5月か9月~11月の暖かい日に行うとよいでしょう。ただし寒い日が多くなる秋は気温に気を付けましょう。新しい鉢に植え付け、植え替えをするときには古い土を3割ほど落として少し根をほぐしてから植え替えるようにします。この時土を落としすぎて根が露出しすぎてしまうと、根が傷むことがあるため注意が必要です。植え替え直後は水やりをせず、2~3日たってから水をあげましょう。

クラッスラの育て方②用土

できるだけ水はけのよい土が望ましいです。市販の土で多肉植物用の培養土があるので、利用してみることをおすすめします。市販の土は多肉植物にあうようにブレンドしてあるため、下手にいろいろな土を混ぜ合わせるよりもよく育ちます。ブレンドしたい場合は水はけのよさが優先で、赤玉土をベースに鹿沼土や腐葉土を混ぜます。

クラッスラの育て方③日当たり

クラッスラは日光を好む植物です。また多湿が苦手であるため、日の当たらないじめじめした環境に置いておくとすぐに枯れてしまいます。日光がよく当たる風通しの良い場所に置くのがおすすめです。半日陰や明るい日陰でも大きくなることはできますが、細く頼りない姿になってしまいます。特に紅葉する品種は日照不足になってしまうと色づきが悪くなるため、できるだけ日光浴をするように心がけましょう。

真夏は半日陰

真夏の直射日光はクラッスラには強すぎるため、日差しがきつい時期だけは半日陰か明るい日陰に移動しておきましょう。強すぎる直射日光は葉焼けの原因になります。移動できない場合は寒冷紗か遮光ネットを利用して、日差しをカットする方法もあります。耐暑性はそこまで強くはないため、真夏の暑さで土が蒸れてしまわないように風通しや気温に気を付け、あまり暑くなるようであればできるだけ涼しい場所に移動します。

クラッスラの育て方④水のやり方

じょうろ
Photo bystux

クラッスラは水のやり方に気を付ける必要があります。季節や種類によって水やりの方法が違うためです。クラッスラには夏に成長する夏型と、夏には休眠してしまう冬型があります。ただし水のやり方は違っても、どの種類のクラッスラも水やり後に水受け皿に残った水は必ず捨てるようにしましょう。残しておくと根腐れの原因になります。

どの種類も基本的には乾燥気味に育てるのがポイント!

夏型

耐寒性の弱いクラッスラは、春と秋には土の表面が乾いたらしっかりと水やりをします。梅雨の時期は湿気が多くなりがちのため控えめにしましょう。夏は頻繁に水をやりがちですが、土が乾いてから2~3日してからで十分です。日中にあげてしまうと高温で土の中が蒸れて根腐れの原因になるため、水やりは夕方以降、陽が落ちてからにします。冬はできるだけ水やりは控えます。ただし暖かい日があれば水をあげるとよいでしょう。水のやりすぎには気を付け、株の様子を見ながらにします。

冬型

春と秋には土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。冬型の種類は夏は休眠期であるためできるだけ夏には水やりをしないようにします。基本的には断水で問題ありません。冬の水やりも控えめにしましょう。断水というわけではなく晴れた暖かい日に水をあげるようにします。ただし晴れていても気温が0度を下回るようであれば水やりはやめておきます。

クラッスラの育て方⑤肥料のやり方

堆肥
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クラッスラは肥料がなくても元気に育つ多肉植物です。逆に肥料を与えすぎると枯れる原因にもなるため注意が必要です。

ボタニ子

ボタニ子

肥料は全く必要ないの?

ボタ爺

ボタ爺

そうじゃの。育成が始まる4月くらいに薄めた液肥か緩効性の肥料を1回やるといいじゃろう。

株に元気がなくなったときなどにも液肥が効果的!少量で即効性があるから株の回復に使えます。ただし与えすぎには十分注意しましょう。

クラッスラの育て方⑥病気・害虫

クラッスラは病気や害虫に注意が必要です。病気の場合は、葉に茶色い斑点が出る「さび病」やカビが原因で葉が枯れてしまう黒星病にかかります。病気にかかった部分を発見したらすぐに取り除くことが肝心です。予防方法としては、多湿やよどんだ空気には気を付け、できるだけ風通しがいい場所に置くことです。また、薬剤を散布するのも効果的です。

害虫駆除のやり方

害虫は多くの観葉植物と同様にハダニやカイガラムシに注意が必要です。カイガラムシを見つけたら歯ブラシや濡れた布巾などでこすって落とす必要があります。ハダニは水に弱い性質があるため見つけたら葉水をすると効果があります。しつこい場合は薬剤を散布しましょう。どちらの害虫も放っておくと株を枯らす原因になります。

クラッスラの増やし方

多肉植物であるクラッスラの増やし方は挿し木か葉挿しです。どちらの増やし方もやり方自体は難しくはありませんが、品種によってどちらの方法が向いているのかは違ってきます。ここでは挿し木と葉挿しの両方のやり方を紹介するので、育てている品種にあうやり方で増やしてみてください。どちらの増やし方も初心者にも簡単にできます。まずは増やし方の方法を2つとも覚えてぜひ一度挑戦してみてくださいね。

挿し木でのやり方

増やし方の1つ目は挿し木です。時期は9月~11月の暖かい日が適当です。挿し木の方法は簡単で、クラッスラの茎を切り取り日陰で切り口を乾燥させます。茎が伸びすぎたときなど挿し木での方法で親株を整えられ株も増やせるのでおすすめです。切り取った茎の切り口がきれいに乾いたら用土に挿しましょう。根が伸びて育ってきたらしっかりと水やりをします。ある程度大きくなったら鉢に植え替えます。

葉挿しでのやり方

クラッスラの増やし方の2つ目は葉挿しという方法があります。時期は植え替えと同じ3月~5月、もしくは9月~11月です。まずお皿や小さめ箱などを用意して用土を入れ、元気な葉を根元から切って置きます。根が出るまでは明るい日陰などに置きます。根が出るまでは水やりはせずに置き、発根したら土に植えて水をしっかり上げるようにします。この時に日当たりと風通しの良い場所に移動します。大きくなれば鉢に植え替えをしましょう。

クラッスラを上手に育ててみよう!

種類がとても多く品種によって見た目も全く違う多肉植物がクラッスラです。ぷっくりとした肉厚の葉がかわいらしく、コレクションする楽しみがあるクラッスラはとても人気がある植物です。育てる方法も簡単で増やし方も難しくはありません。多肉植物に興味があるけど難しい管理はできない、という人はぜひクラッスラに挑戦してみてはいかがでしょうか。

asakamizuki
ライター

asakamizuki

野菜を愛するおばちゃん。今年こそ白なすゲット!

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