スーパーチュニアの育て方!冬越しや切り戻しの仕方から増やし方まで!

スーパーチュニアの育て方!冬越しや切り戻しの仕方から増やし方まで!

スーパーチュニアはペチュニアの新品種で、夏に小花をたくさん咲かせます。耐暑性が高く水やりだけでぐんぐん育つ、ガーデニング初心者にもおすすめ。スーパーチュニアは寒さにも強いですが夏が終わるころ枯れてくるので、冬越しをさせ次シーズンも楽しめる育て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.スーパーチュニアとはどんな植物?
  2. 2.スーパーチュニアの育て方
  3. 3.冬越しをさせるには
  4. 4.まとめ

スーパーチュニアとはどんな植物?

3月ころから、ホームセンターやフラワーショップなどに苗が出回ります。植え時期は4月~6月で鉢やプランター、ハンキングバスケットで育て、玄関先や窓辺を彩る可憐な花として人気です。色は数種類あります。同色、色違いなど真ん中に2株ほど植えて、こんもりと咲かせるようにするととても可愛いです。

基本情報

科名 ナス科
属性 ペチュニア属
学名 Petunia hybrid(ペチュニア ハイブリッド)
和名 衝羽根朝顔(ツクバネアサガオ)
原産地 南アメリカ
形態 多年草
開花期 7月~10月
株の丈 30~40cm
株の広がり 80cm/1株

種類と特徴

スーパーチュニアの特徴としては以下のことがあげられます。

  1. 日本の暑さに強く、手入れ次第で雨の多い梅雨や秋雨の後でも根や葉が傷みにくい。
  2. 傷んだとしても回復力がとても高い植物です。
  3. 基本的な手入れや世話で分枝をしていくので、一株でもボリューミーに育ちます。
  4. 比較的寒さに強いので、管理次第では冬越えし連作させられます。
農林水産大臣賞、日本フラワーオブザイヤー最優秀賞などの受賞歴もある、最近注目されているガーデニング植物です。種類は大きく「スーパーチュニアビスタ」「スーパーチュニアビスタ ミニ」2種類あります。

スーパーチュニアビスタの特徴

ペチュニアの中でも栄養繁殖の品種から改良されたのが、「スーパーチュニアビスタ」です。栄養繁殖の品種とは強健な晩成で、耐暑耐寒など耐性のある品種のことです。一般的なペチュニアに比べて低温にも強く、温暖な地域であれば冬越えをして連作が可能です。

スーパーチュニアビスタ ミニの特徴

「スーパーチュニアビスタ ミニ」は花径3~4cmと小ぶりな花で、埋め尽くすように咲きます。「ビスタの特徴」をさらに強く受け継ぎ、暑さ寒さの耐性も強く回復力も抜群です。分枝力も高いので早世し大きく広がり育ちます。

花名の由来と花言葉

花名の由来

出典: http://www.flower-photo.info/products/detail.php?product_id=750

属性である「Petunia(ペチュニア)」が、原産地であるブラジルの先住民の言語で「Petum(ペチュン)」という「タバコ」を意味する言葉が語源になってます。それはタバコの花が同じ「ナス科」と近縁で似ていることから名付けられたといわれています。

花言葉

ペチュニア属全体の花言葉として「あなたと一緒なら心がやわらぐ」「心のやすらぎ」です。

スーパーチュニアの育て方

栽培条件

  • 日当たり: 一日中日光が当たる場所
  • 最低温度:約0℃~約3℃まで
  • 主な用途:プランター、ハンキング、花壇

植え付け

出典: https://item.rakuten.co.jp/hiryou-dream/4939091320536/

時期 温暖地域4月頃。
霜が降りることのある地域は5月頃。
土は水はけのよい一般的な花・野菜用の培養土
地植えの場合は、植え付ける二週間前には、土に苦土石灰
混ぜ中和させて、腐葉土を3割か4割混ぜた土を作ります。
株数 鉢(プランター):直径30cmに2株
地植え:1平方メートルに5~6株

水やりと肥料

出典: https://item.rakuten.co.jp/g-mori/4905832016297/

植え込みをした鉢やプランターは日当たりの良いところに置くようにします。植え込みをしたら元肥をし、水をたっぷり与えます。唯一、水枯れしないように注意するのがポイントです。
 

その後の水やりと追肥
水やり 土が乾いたらたっぷり与える(春と秋は1日1回夏は朝と夕の2回)
肥料 1週間に1~2回程度「液体肥料(約500~1000倍)」と、月に1回
「緩効性肥料」を与える。 

 

摘芯(ピンチ)と切り戻し【梅雨前】

葉や枝が鉢の周りより伸びてきたら(1~2週間後)、鉢からはみ出た分を摘芯(ピンチ)しましょう。ピンチしてから2~3週間すると花芽が出てきて、後に花が咲き出します。また、梅雨に入る(6月下旬)前には全体を半分ほど切り戻し(剪定)をすると、風通しを良くし梅雨の時期の蒸れの防止にもなります。蒸れてしまうと葉や茎が枯れる原因になってしまいます。

うどん粉病に注意

出典: https://item.rakuten.co.jp/centralrose/sanyoughal/

白いうどん粉をかけたようになります。このような葉は生気がなくなり、やがて黄色くなったり縮れたりして、ついには枯れることもあります。うどんこ病は野菜、草花、観葉植物、樹木、果樹など多くの植物に発生する病気です。主に葉に発生し、最初はうっすらと白いカビの斑点ができ、やがてそれが全面に広がり、白いうどん粉をかけたようになります。

「うどん粉病」などの病気にかかりやすくなるので、もし見つけた場合は薬剤などを使って対処しましょう。

冬越しをさせるには

10月半ばを過ぎたころ、花も咲かなくなり全体的に枯れる時期に入り、これでもう終わってしまったと思われがちなのですが、スーパーチュニアは多年草なので次の季節も楽しむことができるのです。

冬越しの準備

切り戻しをする

冬越え前の「切り戻し」は、画像のようにバッサリと剪定をしましょう。切り戻しした鉢は日当たりの良い室内の窓際に置くなどします。枯れる原因には「霜」もあります。室内に置けない場合はポリ袋などでミニビニールハウスのようにして、日陰にならない場所に置きましょう。

挿し木(挿し芽)をしてみよう

また、切り戻しをする時に下記の2点に注意し、茎を土に挿し木ておくと増やすことができます。(※動画を参照)

  • 葉を2枚残す。
  • 茎は5cmくらい残す。
挿し木(挿し芽)をしたら、室内の日当たりの良い場所で管理しましょう。

まとめ

「スーパーチュニア」は普通のお手入れと世話だけで元気にすくすく育つ、ガーデニング初心者でも充分に楽しめるお花です。また、手入れをあまりしないで枯れるとそのシーズンで終わってしまうかのようになりますが、切り戻しなどちょっとした管理をするだけで連作できる多年生植物です。育て方を参考にしていただき、挿し木(挿し芽)にも挑戦しながら、何年も咲かせてみましょう。

うるめ
ライター

うるめ

東京スカイツリー近くの下町在住の主婦です。下町には狭い路地が沢山あります。家の軒先で鉢植えやプランターでプチガーデニングを楽しむ人が沢山暮らしています。私もその一人です。手近なもので装飾したり季節の花々を楽しみ生活に彩りを感じています!

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