ディスキディアを植え替えるときには、今までよりも一回り大きめの鉢と、新しい土を用意します。植え替えたディスキディアは、きちんと根付いて安定するまでは日当たりが良く、風通しのいいところで管理をしながら、しっかりと水やりをしましょう。
ディスキディアの育て方(剪定)
剪定の仕方
育て方で忘れてはいけないのが、剪定です。ディスキディアの蔓が伸びてきたら、剪定をしましょう。不要な茎や、つるを丁寧に切ります。剪定をすることで、蒸れて枯れることをふせげます。時期は春から秋で、真夏は避けるようにしましょう。
ディスキディアの増やし方
ディスキディアの増やし方は、難しくはありません。きちんと管理すれば、どんどん増やすことができます。増やし方は2種類あり、挿し木と取り木になります。
増やし方①挿し木
一般的な増やし方は挿し木です。挿し木の増やし方は簡単で、成功率も高くなります。時期は春から秋にかけてならいつでも構いませんが、真夏は株が弱るので、挿し木はやめておきましょう。
挿し木の方法
ディスキディアの茎を10~15センチ切り取るか、剪定したものを使います。切り取った茎は、数時間、水につけておきましょう。その間に挿し木用の土を入れた育苗ポットを用意し、挿し木をします。風通しと日当たりのよい場所に置くようにしましょう。
挿し木した茎が安定したかどうかの見分け方
挿し木をしてみたものの、根はでたのかしら、と気になりますよね。とはいえ掘り出すわけにはいきません。では、どこで発根や安定したことがわかるかといえば、挿し木した茎から、新しい葉が出るかどうかです。新しい葉が数枚出てくれば、挿し木の成功といえます。
挿し木をする時の注意点
挿し木をするときには、切り取るときや挿すときに、断面がつぶれないように注意しましょう。
増やし方②取り木
ディスキディアの増やし方は、挿し木以外にも取り木という方法があります。取り木での増やし方の利点は、挿し木よりも育つのが早い点で、時期は挿し木と同じ春から秋にかけてです。取り木も挿し木同様に真夏は避けるようにしましょう。
取り木の方法
取り木での増やし方は、挿し木の増やし方とほぼ同じです。挿し木と違うのは、取り木は根の出ている茎を使うことです。ディスキディアをよく観察すると、茎から根が出ている部分があるので、そこを10センチほどの長さに切り取り、根の部分にたっぷり水を含ませた水苔を巻いておきます。その後、育苗ポットに水苔ごと植え付けましょう。
置場所
挿し木のときと同じで、風通しと日当たりのよい場所に置くようにしましょう。葉が数枚出てきたら成功です。
ディスキディアが枯れそうなときの対処法
枯れる原因と対処法
ディスキディアが枯れる原因はどんなものがあるのでしょうか。枯れる前にどうすればいいのかをご紹介します。
葉が黄色くなってポロポロ落ちてきたら枯れる?
気温が低いと、葉が黄色くなってポロポロ落ちてくることがあります。そのまま放っておくと枯れることがあるため、すぐに暖かい場所に移動しましょう。
葉がしわしわになってきたら枯れる?
葉がしわしわになってしまったら枯れるのでしょうか。葉がしわしわになる主な原因は、水です。ただし、水不足の場合と水のやり過ぎの場合があります。水をあまりあげていなかった場合は、頻度をすこし増やし、水をたくさんあげていたなら、水やりを控えめにしてみましょう。
ディスキディアの飾り方
ディスキディアはハートジュエリーのようなコンパクトなタイプ以外は、蔓が長く伸びるため、背の高いスタンド仕立てや天井から吊り下げるなどの飾り方が一般的です。お部屋に合った品種を選び、飾り方を考えましょう。
ハンギング
陶器やガラスの器もよく合う
おしゃれな陶器やガラスの器に入れると、可愛らしく飾ることができます。特にパエリガータやハートジュエリーのような特徴的な葉のディスキディアは特におしゃれな入れ物がよく合います。
天井から吊り下げたり窓辺にも
ディスキディアは、鉢が深くなくてもいい植物です。水苔でもよく育ちます。おしゃれなハンギングバスケットに入れて台にのせたり、窓辺に置いたり、天井から吊り下げたり様々な飾り方を楽しむことができます。増やし方も簡単なので、たくさん増やして色々試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
可愛らしい観葉植物のディスキディアは、ちょっとしたコツさえつかめば、そこまで手間もかからない育てやすい植物です。乾燥と冬の寒さに気を付け、適度な水やりを心がけるだけで、元気の育ってくれます。観葉植物ですが小さな花も咲かせて心を和ましてくれるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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