スイカペペとは
スイカペペとはペペロミアの仲間で、正式名称はペペロミア・アルギレイアサンデルシーです。丸みのある葉の形とスイカに似た模様から「スイカペペ」と呼ばれ親しまれています。肉厚で思わず触れたくなる葉と愛らしい模様で、部屋に癒しをもたらす観葉植物としても人気があります。成長とともに茎を伸ばし葉の重みで外側に枝垂れることからハンギングにもおすすめです。
英語名と別名
英語では「Peperomia argyreia」と書きますが、別名「Watermelon peperomia」ともいいます。「Watermelon」はスイカの意味であり、日本語の「スイカペペ」と同じ理由で名付けられました。海外でも観葉植物として高い人気を誇っており、スイカぺぺは世界の人に愛されている植物といえます。
ボタニ子
基本情報
科名・属名 | コショウ科・サダソウ属 |
分類 | 常緑多年草 |
英語名 | Peperomia argyreia |
原産地 | 熱帯地域・亜熱帯地域 |
耐暑性・耐陰性 | 強い |
耐寒性 | 弱い |
スイカペペのタイプ
ペペロミアには「茎立ちタイプ」「株立ちタイプ」「匍匐(ほふく)タイプ」の3種類がありますが、スイカペペは「茎立ちタイプ」に当たります。ひとつの株の根元から複数の茎が立ち上がって生えるのが特徴で、褐色の茎と緑色の葉のコントラストが美しいです。
スイカペペの育て方【栽培スケジュール】
季節ごとにすること
成長期の春に植え付けを
成長期の始まりの春は植え付けにピッタリの季節です。8月下旬まで植え付けはできますが、植え付け後に十分成長させるためにも春の間に済ませるのがおすすめです。植え替えや葉挿しなども同じ理由で春が適期にあたります。様子を見ながら追肥をし、夏に向けて成長を促しましょう。株の成長具合や環境にもよりますが、5月以降花がさくこともあります。
夏は直射日光に気をつけて
優れた耐暑性のスイカペペも夏の強い日光は苦手です。明るい半日陰やレース越しなど置き場所に気をつけながら夏越しさせましょう。成長期が終わる8月までに植え付けや植え替え、葉挿しなどは済ませてください。
気温が下がる秋は置き場所に注意
秋に入って気温が下がるとスイカペペの成長が緩慢になり始めます。10℃を下回り始めたら室内に置き場所を変えましょう。
冬は室内で冬越しさせよう
スイカペペの耐寒性は弱く、基本的に冬は室内で管理します。常緑であり葉が茂っているため、休眠期ではありますが日光に当てましょう。置き場所を工夫して温度に気をつけ冬越しさせてください。
スイカペペの育て方【準備~植え付け】
鉢のサイズ
過湿を苦手とするスイカペペを育てるには、水はけや日当たりなど管理がしやすい小さめの植木鉢を選びましょう。購入時の株の大きさにもよりますが、直径15cm~18cm程度の5~6号鉢がおすすめです。ハンギングする場合も、なるべくコンパクトな容器を選んでください。
ボタ爺
スイカペペは数年おきに植え替えるから、初めから大きい鉢に植えると後が大変じゃぞ!管理に慣れるまではなるべく小さな鉢を選ぶんじゃ!
用土
スイカペペは排水性が優れた用土を好みます。自作する場合は赤玉土に土壌改良材として効果のある土をブレンドして使いましょう。例を挙げるなら赤玉土6:川砂2:腐葉土2や、赤玉土4:腐葉土2:バーミキュライト2などの配合がおすすめです。自作が難しければ市販の観葉植物用培養土や多肉植物用の土を使うのが手軽です。
植え付け
植木鉢に鉢底ネットを敷いたら、過湿状態を避けるためにも鉢底石をしっかり入れましょう。準備した土を6割程度入れて、真ん中にスイカペペの苗を置いてください。鉢の上から2~3cmのウォータースペースが確保できる程度まで上から土を足し、土表面を軽く整えて完了です。
ボタニ子
次も引き続きスイカペペの育て方について説明していくよ!
ペペロミアはとても種類が豊富で葉の形や模様が違うものが1000以上もあるんだって!スイカペペはその中でも模様が特徴的で人気だよ!