テーブルヤシの管理方法
テーブルヤシはゆっくりと成長する植物の一種ですが、どのような管理方法が適しているのでしょうか?より大きく健康に育ててあげるためにも、水やりや剪定方法は知っておいて損はありません。テーブルヤシの基本的なお世話である、水やりと剪定の方法を簡単にご紹介します。四季を考慮した水やりと、新芽を摘まない剪定方法を習得しましょう。
水やり方法
四季を考慮した水やりをすることで、テーブルヤシは根腐れを起こしにくく、ゆったりと成長します。水やりの基本は、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやることです。水やりだけでなく、葉っぱにも水を吹きかける葉水もしっかりと行いましょう。ダニの発生を抑える効果があるので、葉の裏側にも水を吹きかけてあげてください。
四季を考慮
春から秋にかけての時期は、たっぷりと水やりをして問題ありません。冬はテーブルヤシの生長が滞りやすくなるので、頻繁にたっぷりと水をやると根腐れなどの枯れる原因になることがあります。冬のテーブルヤシの管理は、少し乾燥気味くらいの管理がベストです。冬場は週に1回から2回を目安に、水やりをして様子を見ましょう。
根腐れは水やりの仕方?
テーブルヤシは水気が多すぎる環境においておくと、根腐れを起こしやすくなります。水切れを心配する気持ちもわかりますが、水やりがマメすぎるのもよくありません。土表面の状態や葉の色などの特徴を普段から観察しておき、適度な水やりを行いましょう。
剪定方法
テーブルヤシは、茎に近い内側から新しい葉っぱが出てくる特徴を持っています。剪定を行うときは、古い葉から優先的に剪定しましょう。葉の量は風通しのよい状態が適切なので、大きくて場所を取る葉を優先的に剪定します。適度に剪定を行うことで、巨大化を防ぎ、株分けも行いやすくなります。
枯れる原因
テーブルヤシは、どのような原因で枯れやすくなるのでしょうか?枯れる原因を知り、テーブルヤシを枯らさない環境を整えましょう。屋外だけでなく、屋内にもテーブルヤシが枯れる原因要素は含まれています。いま育てているテーブルヤシが枯れやすい場所に置かれていないか、再度確認してみましょう。
エアコンの風向きをチェック
エアコンの風が葉に直接当たるのは、テーブルヤシが枯れてしまう大きな原因になり得ます。エアコンを使い始めてテーブルヤシに元気がなくなったときは、エアコンの風向きに注意しましょう。エアコンを使うと乾燥しやすくなるので、土の表面の乾燥具合のチェックもこまめに行いましょう。
寒さで枯れる
テーブルヤシは寒さが苦手なので、基本的に冬は屋内で管理することをおすすめします。屋内といっても気温が5℃を切るような場所はテーブルヤシが枯れてしまう寒さなので、できれば5℃以上の気温が安定した場所で管理しましょう。玄関や窓際など冷風が通り抜けていく場所ではなく、リビング周辺がおすすめです。
テーブルヤシの増やし方
テーブルヤシはどのような増やし方が適しているのでしょうか?テーブルヤシの正しい増やし方と株分け方法、株分け後の管理について簡単にまとめました。テーブルヤシを大きく育てる方法と巨大化しない工夫についても、まとめています。どのような環境でテーブルヤシが巨大化しやすいか、把握しておきましょう。
テーブルヤシが大きく成長する育て方
テーブルヤシは鉢植え管理が多い傾向がありますが、地植えすることも可能です。地植えするとテーブルヤシは大きく育ちやすくなります。鉢植えをどんどん大きくすると、根も伸びやすくなり大きくなります。適度な大きさを保つのであれば、根を切ったり株分けや剪定を行って管理をしましょう。
巨大化に注意
地植えするとテーブルヤシの種類によっては、全長が2mを超える場合があります。巨大化すると剪定や株分けなども困難になってしまうケースがあるため、地植えする際には十分注意しましょう。巨大化してしまうと、管理だけでなく伐根も自力では困難になることもあります。
株分け方法
テーブルヤシの増やし方は、基本的には株分けで増やします。増やし方も難しいものではないので、チェックしておきましょう。
株分けの注意点
- 根の土を落とす
- 優しく根を離す
テーブルヤシの根は弱くないので、少し傷ついても修復します。増やし方や大きさにもよりますが、2つから4つ程度に株分けできます。
株分け後の育て方
株分け後は事前に準備した鉢植えに植え付けて、水をかけて育てます。株分け後はテーブルヤシが小さくなるため、風の当たり方や日光がどの程度あたっているかなどの管理に注意しましょう。基本的な管理方法は、株分け前と変わりません。
まとめ
テーブルヤシは気軽に育てることができる、かわいらしい植物です。適切な管理環境を整え、水やりや剪定を行ってテーブルヤシを育てましょう。シンプルで比較的簡単な増やし方なので、少し大きくなってきたらテーブルヤシを株分けしてあげるとより一層愛着もわいてきます。地植えすると巨大化することがあるので、その点は十分に気を付けましょう。
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出典:BOTANICA