病気や害虫
育て方が簡単で繁殖力も強い分、根元が混みあって風通しが悪くなります。カイガラムシやアブラムシ、ナメクジなどの湿気を好む害虫の発生しやすい環境になりやすくなります。剪定して風通しをよくしておきましょう。特に梅雨や秋雨の頃は注意が必要です。このような害虫を見つけた場合は市販の駆除剤などを使って、速やかに駆除をしましょう。
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糸状菌による病気に注意
栽培する際の注意点は「梅雨時」です。梅雨の時期は「糸状菌」と呼ばれるカビが繁殖しやすくなり、それが原因で「黒すす病」や「黒点病」にもかかりやすいからです。さすがのモリマンネングサもこの病気にかかってしまうと、再生は不可能です。その近くで他の多肉植物を栽培している場合は、健康な多肉植物にも菌がうつってしまうので、すぐに取り除くようにしましょう。糸状菌はカイガラムシなどの害虫から菌が移動することもあります。そのため害虫は発生させない、見つけたら駆除が大切になります。
育て方のおさらいポイント
育て方のチェックポイント
- 水はけのよい場所を好みます。
- 日向はもちろん、明るい日陰でも元気に育ちます。
- 梅雨時の湿気でカビに注意し、害虫がついていたらすぐに駆除しましょう。
- 黒い点やシミができてしまったら、他の多肉とは隔離し観察しましょう。
- グングン育つので剪定作業で植え替えなどをしてみましょう。
モリムラマンネングサの種類・品種
日本で流通されているセダム属は日本原産の品種と、メキシコを中心にアフリカ、ロシアなどを原産とする洋品種の2つに分別できます。日本原産と洋品種の違いは、日本原産のセダムは全体的に小ぶりで平たい葉をつけるものが多く、洋品種は肉厚の葉っぱをつけるのが特徴です。
日本在来のマンネングサ
セダム属の和名は「万年草属」です。増やし方で紹介した通り、環境適応力、繁殖力の高さからいつでも目にする植物であることから、「万年草」とつけられました。日本の原産種は20種類ほどあると言われています。中国や朝鮮半島から渡り帰化したマンネングサも増えました。その日本に生息しているモリムラマンネングサの一部を紹介します。
名前 | 生息地 |
ウンゼンマンネングサ | 中国地方・小豆島・九州の山地の岩に生息。※絶滅危惧Ⅱ類 |
オオメノマンネングサ | 島根県の立久恵峡のみに分布 |
ハママンネングサ | 九州南西部、沖縄の海岸などに分布 |
メノマンネングサ | 北海道、本州、九州、四国の海岸の岩間に分布 |
ヒメマンネングサ | 長崎県に分布 |
マツノハマンネングサ | 埼玉県、東京都、山梨県、神奈川県に分布 ※絶滅危惧Ⅱ類 |
ムニンタイトゴメ | 小笠原諸島固有種 ※絶滅危惧ⅠB類 |
セダム属の種類や品種
セダムとは日本でも栽培する人口が多いポピュラーな多肉植物です。ベンケイソウ科に属している多肉植物はセダム属としては最も大きく、北半球の温帯から亜熱帯地域の国に約420種あります。分布域は中米に約170種、日本などアジア諸国に約140種、ヨーロッパから中東、アフリカに約100種が分布しています。特に人気のあるセダム属の仲間を5つ紹介します。
白雪ミセバヤ
プロリフェラ
パープルヘイズ
セダムの豆知識
花の色 | 白・黄・ピンク・青・オレンジ |
花期 | 2月~10月(品種による) |
花名の由来 | セダムとはラテン語のsedere(座る)から由来してます。岩や壁などに張りつくように生息することから名づけられました。 |
花言葉 | 「静寂」「私を思ってください」 |
その他 | 8月1日の誕生花 |
セダムの花期は2月~10月なので、冬型・夏型・春秋型に分かれています。寒さが厳しくなる2月上旬から咲くものもありますが、主に6月~10月に咲きます。品種や色がたくさんそろっているので、多くのセダムの愛好家がいます。花言葉は岩陰などにひっそり咲いていることが多いので「私を思ってください」になったといわれています。
まとめ
日本ではガーデニング愛好家に人気で、グリーンカバーとして用いられるモリムラマンネングサについてご紹介しました。耐暑耐寒にすぐれていて繁殖力が強いので、育て方も駆除も簡単なのがおわかりいただけたと思います。また、増やし方も簡単なので生活の中で気楽にできるガーデニング植物なので、初心者の方にもおすすめです。ぜひ、育ててみてください。
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無農薬の害虫対策の一つとして、植えつけをする時の用土に、コーヒーを淹れたあとに出る出し殻をまいておくと、ナメクジの嫌いなカフェイン効果でよせつけないのでおすすめです。他にも木酢など酢酸を使ったの防虫剤も市販されています。