ラズベリーリーフティーとは
ラズベリーといえば、写真のように赤い実を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。甘酸っぱい味わいが特徴ですね。このラズベリーの葉を使ったハーブティーのことを、ラズベリーリーフティーと呼びます。ヨーロッパではポピュラーな飲み物で、とくに妊婦さんによいとされています。近年、話題のラズベリーリーフティーはどのようなものなのか特徴を紹介します。
ラズベリーの基本情報
まずは、ラズベリーの基本情報を見てみましょう。ラズベリーはキイチゴの仲間で、フランボワーズとしても有名ですね。1m程度の低木で、6月頃に鈴なりに実をつけます。ラズベリーといえば赤色が特徴ですが、黒や白など品種によって果実の色が異なります。
科目 | バラ科キイチゴ属 |
原産地 | ヨーロッパ |
収穫時期 | 6~7月(品種によっては10~11月) |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 強い |
ラズベリーの特徴
ラズベリーの果実は甘酸っぱい味わいが特徴的です。生食のほか、ジュースやジャム、お菓子のトッピングにと幅広い楽しみ方があります。葉の形は、一見するとシソに似ています。この葉こそが、女性の強い味方として、ハーブティーなどに用いられてきました。
ラズベリーリーフティーは妊婦さんにおすすめ
続いて、ラズベリーリーフティーが妊婦さんによいといわれる理由を紹介します。ラズベリーリーフティーは女性にうれしい効果があるといわれているのです。妊婦さん以外も楽しめますよ。もちろん、男性が飲んでも問題ありません。それでは、どのような効果が期待されるのかを見てみましょう。
効果①冷え性の改善
ラズベリーリーフティーは、ポリフェノールを含みます。このポリフェノールは血流を整えて、冷え性を改善する効果が期待できます。また、ポリフェノールには抗酸化作用があり、がん予防や美容によいともいわれているため、積極的に取り入れたい成分といえるでしょう。
効果②ホルモンバランスを整える
ラズベリーリーフティーは、生理痛やPMSを軽減するといわれています。これはポリフェノールの一種であるフラガリンが関係していて、ストレスなどで崩れやすいホルモンバランスを整える効果がうたわれています。妊娠や出産などでも、ホルモンバランスは崩れやすいです。ハーブティーを取り入れて、リラックスする時間が大切ですね。
効果③子宮まわりの筋肉を整える
ラズベリーリーフティーに含まれる成分が、子宮や骨盤周りの筋肉に効果があるといわれています。子宮や骨盤周りの筋肉はお産と深い繋がりがあり、子宮が収縮しやすいかで出産の難易度が変わるのです。出産後の子宮の回復を助けてくれる効果も期待されます。陣痛がきてからの水分補給に取り入れるのもよいですね。
効果④母乳の出がよくなる
ラズベリーリーフティーは、ミネラルやビタミンを多く含みます。この成分は母乳を作るのには欠かせないもので、積極的に摂取したい成分です。母乳の出がよくなるということは、乳腺炎になる確率も低くなりますよ。
妊婦さん専用って感じがして、男は手が出しにくいな。本当に、男が飲んでもいいのかな?
もちろん!風邪予防や下痢止めの効果があるともいわれているの。男性も、妊娠していない女性も安心して飲めるよ!
そうなんだね!それじゃあ、どのように飲むのか、飲み方を見てみよう。
ラズベリーの歴史は古く、古代ローマ時代にはすでに栽培されていたといわれているよ。この頃から葉もハーブとして使っていたみたいだよ。