涼し気な花が魅力のアガパンサス
アフリカ原産のアガパンサスは、初夏に小さなゆりのような花をたくさん咲かせます。公園や花壇にもよく見られ、薄紫色の花は涼しげな雰囲気を漂わせています。「愛の花」といわれ、愛の告白など恋人や好きな人へ贈るプレゼントに最適な花です。
名前の由来
アガパンサスの名前の由来は、ギリシャ語からきています。愛を意味する「agape(アガペー)」と花を意味する「anthos(アントス)」が合わさって名付けられました。愛らしく咲くアガパンサスの花にピッタリの名前ですね。その名前の由来から、ヨーロッパでは「愛の花」といわれ、多くの人に愛されています。
アガパンサスの英名・和名
ユリに似た小さな花をたくさん咲かせることから、欧州では「アフリカンリリー」と呼ばれています。また、日本では、別名(和名)「紫君子蘭(ムラサキクンシラン)」と呼ばれているのです。
見ごろの時期
アガパンサスの開花時期は5月~8月にかけてです。日本では、梅雨の時期が見ごろにあたります。初夏の暑い中、小さなユリのような花をたくさん咲かせるその見た目は爽やかな印象を与え、涼しげな気持ちにさせてくれるでしょう。同じ時期に咲くあじさいなどとともに、憂鬱になりがちな梅雨の時期を鮮やかに彩ってくれます。
アガパンサスの特徴
アガパンサスの花言葉
愛の花にふさわしい花言葉
「愛の花」と言われることから、アガパンサスの花言葉には「愛」や「恋」にちなんだものが多くあります。
- 愛の訪れ
- 恋の訪れ
- ラブレター
- 知的な装い
- 恋の季節
- 誠実な愛
色別の花言葉はない
バラやカーネーションなどは、色別に花言葉を持っています。しかし、青紫や白い花を咲かせるアガパンサスには色別の花言葉がありません。花言葉はアガパンサス全般のものということを覚えておきましょう。
アガパンサスの種類
アガパンサスの種類は、20種類ほどあるといわれてます。アガパンサスの花色は一般的には「青」や「紫」といった青系統のものが多いのですが、「白」や「ピンク」などの花色を見せる品種もあり、色の濃さもさまざまです。その大きさも膝くらいまでのものもあれば、1mを超えるものまで品種によって違います。変わった品種もあり、色が変化するものや、つぼみのまま花が咲かないものもあります。
愛の花・アガパンサスを観賞しよう
アガパンサスは、愛の花と言われています。その花言葉を知ることで、プレゼントに渡してみようと思われた方も少なくないのではないでしょうか。とても素敵な花のため、公園や花壇で見かけることがあれば愛着を持って観賞できるはずです。アガパンサスの魅力を楽しみましょう。
出典:BOTANICA