ハーブティの種類⑦〜⑧(風邪予防)
おすすめの種類⑦レモングラス
レモングラスは古くから熱病などの薬として利用されてきました。現在もベトナムやタイの料理には欠かせないハーブです。むくみの改善や殺菌効果、胃もたれの改善、鎮痛・解熱作用などがあります。レモンに似た爽やかな香りが人気のおいしいハーブティーで、くせがないので他のハーブとブレンドするのにも最適です。
ボタ爺
大量摂取は流産の恐れがあるので、妊娠中は飲用を避けたほうがよいのぅ。
おすすめの種類⑧レモンバーム
レモンバームはレモングラス同様にレモンに似た爽やかな香りが特徴の、すっきりした香りが人気のおいしいハーブティーです。古くから「長寿のハーブ」として飲まれてきました。リラックスしたいとき、気分を高めたいときの両方に効き目があります。また抗炎症・抗菌作用があり、風邪などの予防に効果的です。
ボタ爺
レモンバームにも収れん効果があるので、妊娠中の大量摂取は避けることじゃ。飲みたいときは一日200mlまでを目安にのぅ。
ボタニ子
最後に妊娠中でも飲用できるハーブティーをまとめます。
ハーブティの種類⑨〜⑪(妊娠中でもOK)
おすすめの種類⑨ルイボス
ルイボスティーはマメ科低木の葉の部分をお茶にしたもので、南アフリカで古くから利用されてきました。ノンカフェインのため妊娠中でも飲みやすいお茶で、ポリフェノールを豊富に含むので、美肌効果など抗酸化作用が期待できます。またダイエット効果、リラックス効果もあり、便秘の改善や整腸作用も高いといわれます。
おすすめの種類⑩ダンデライオン(たんぽぽコーヒー)
ダンデライオンは別名たんぽぽコーヒーの名前で知られ、たんぽぽの根っこの部分を利用したノンカフェインのお茶です。ノンカフェインなので妊娠中でも気にせず飲用できます。ホルモンバランスを整え、胃や肝臓の機能向上、冷え性・便秘の改善に効果があります。また母乳の出と質を良くし、発毛・育毛効果もあるとされます。
おすすめの種類⑪ラズベリーリーフ
ラズベリーリーフティーは名前の通り、ラズベリーの葉っぱをお茶にしたものです。出産の負担を軽くする効果が期待でき、ラズベリーリーフは「安産のハーブ」と呼ばれます。また母乳の栄養価を高め、生理痛やPMS(月経前症候群)を軽くする効能もあり、女性に嬉しいハーブです。
ボタニ子
ラズベリーリーフティーは子宮の筋肉の収縮を助ける働きがあるため、妊娠初期(3か月未満)は飲用を避け、飲用は妊娠8か月以降にしましょう。また飲用は一日2~3杯程度までにとどめましょう。
ハーブティーの選び方と淹れ方
選ぶポイントは「香り・味」と「効果・効能」
ハーブティーには甘いもの、スパイシーなものなど味だけをみてもさまざまです。選ぶ際のポイントはお好みの「味と香り」、そして求める「効果・効能」です。妊婦の方であればノンカフェインである以外にも飲用を避けるべき種類のハーブがあり、飲用には確認が必要です。また、お薬を服用されている方も、薬との相性があるため、事前に医師に確認しましょう。
どこで手に入れる?
ドライハーブティーは多くのメーカーが扱っており、専門店や紅茶を扱う店舗、オンラインで市販されています。中でもドイツのメーカー「メスマー」はハーブティーで有名かつ人気のメーカーで、日本でも市販品を購入できます。
ボタニ子
メスマー社はドイツの人気メーカーで、ドイツ皇帝御用達だったことでも有名です。市販品でどれを選べばいいか迷ったら、まずはメスマー製品を試してみても◎
ハーブティーの淹れ方
乾燥ハーブでハーブティーを作るときは、茶葉をポットなどに入れ、熱湯を注ぎ、蓋をして3分ほどじっくり蒸らすのがポイントです。ハーブティーの作り方を分かりやすく説明した動画をご紹介します。
ハーブティーを飲む際の注意点
妊娠中・授乳中や薬を服用中の方は確認を!
ハーブには妊娠中・授乳中に飲用を避けたい成分を含むものがあります。また、キク科アレルギーなどのアレルギー体質の方は、ハーブの摂取に注意が必要です。薬を服用中の方も、ハーブティーの飲用が薬の効き目に影響することもあります。いずれの場合も、事前に飲用して問題ないかどうか、飲用する場合は適切な量などを事前に医師へ確認しましょう。
同じ種類のハーブティーだけを飲み続けない
おいしいから、健康によいからといって同じ種類のハーブティーばかり飲むのは避けましょう。特定の成分だけを摂取し続け、かえって健康を損ねることになります。数種類を交互に飲むことをおすすめします。
まとめ
摘みたてのフレッシュな香りは育てているからこそ享受できるもの。ご自宅でハーブを栽培されている方は、ぜひハーブティーで味わってみてくださいね。独特の味や香りが苦手な方もブレンドすると飲みやすい味になります。さまざまなメーカーから市販されていますので、お気に入りのハーブティーを見つけてくださいね。おいしいだけでなく、健康と美容にも効果的なハーブティーを生活にとりいれてみませんか?
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出典:写真AC