ローズマリーとは
学名 | Salvia rosmarinus |
原産地 | 地中海沿岸地方 |
分類 | シソ科マンネンロウ属 |
ローズマリーとはシソ科に分類されるハーブの1種です。和名は「マンネンロウ」とされ、香辛料や薬などに古くから使われてきた歴史を持っています。抽出した精油はアロマオイルとしても有名ですね。
ローズマリーの種類について
そんなハーブの仲間であるローズマリーですが、ローズマリーの中でも細かく種類(品種)が分かれていることをご存知でしょうか。この記事では「匍匐性」「半匍匐性」「立性」と3つの形で分類しながらご説明します。
ローズマリーの種類①匍匐性品種
地面を這うように枝を伸ばす性質を匍匐性と呼びます。条件がそろえばぐんぐんと枝を伸ばすので、グランドカバーなどにも好ましいでしょう。
サンタバーバラローズマリー
強く匍匐性をもち、ぐんぐんと地面を覆うように成長していくためグランドカバーにもおすすめの品種です。白にうっすらとブルーがかかった花を次々と咲かせます。
ダンシングウォーターローズマリー
グランドカバーでありながら、たっぷりと花をつけるハーブを探している方にはこちらの品種がおすすめです。成長が早く、枝が見えなくなるほどたっぷりと花を付けます。
ハンティントンカーペットローズマリー
「カーペット」という名からも強い匍匐性がうかがえる品種です。白の中にうっすらとブルーを感じる色の花を付け、枝垂れるように枝を伸ばします。花壇から下へ向かってこぼれ落ちるような仕立て方が人気です。
プロストラータスローズマリー
はっきりとした葉の緑色と、青い花とのコントラストが大変美しい匍匐性の品種です。植え込みやロックガーデンなどとの相性がよく、枝ぶりも大変きれいにまとまります。
ローズマリーの種類②半匍匐性品種
地を這うように枝を伸ばす匍匐性を持ちつつも、やや立性(木のように自立する)も持つものを半匍匐性品種としています。横へも上へも伸びていきます。
マジョルカピンクローズマリー
ピンク色のかわいらしい花を次々と咲かせ、成育に成功すると一年中花を楽しむことができます。半匍匐性の性質を生かして好きな形に仕立てて育てることもできます。
ウッドローズマリー
コルシカ島で発見された品種です。濃い紫色の花が美しく、観賞用だけではなくその香りを生かしてハーブ料理などにもよく用いられます。
ブルーボーイローズマリー
ローズマリーの中でも比較的小ぶりなかわいらしい花をたくさんつける品種です。成長はゆったりとしており、半匍匐性なので鉢植えや寄せ植えなどに適しています。スペースが限られているお庭などにも適しているでしょう。
モーツァルトブルーローズマリー
匍匐性・半匍匐性のローズマリー品種の中で、もっとも濃いブルーの花を咲かせると言われています。濃いブルーの花をつけるハーブをお探しの方におすすめです。もちろん料理などにも使用できます。
匍匐性、半匍匐性の品種を確認した後は立性品種について見ていくことにしましょう。
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