ウンベラータの育て方！葉焼けの場合の対処法など上手な管理方法を解説！

2～3年に1回を目安に植え替えをするようにしましょう。ウンベラータは成長が早く、根詰まりをすると枯れる原因になります。鉢の底から根が出ているようであれば、植え替えましょう。また、新しい用土にすることで栄養が行き渡りやすくなり、成長も早めることができます。

寒さに弱いので、植え替え時期は暖かくなった5月～6月が適しています。今まで使っていた鉢よりも一回り大きいサイズの鉢を用意します。用土は、観葉植物専用の土を使うと手早くできます。自分で土をブレンドする場合は、赤玉土（小粒）と腐葉土で6:4の割合が目安です。根が黒くなっていたら、その部分ははさみでカットし、根を少しほぐします。鉢底に鉢底石を敷いて、植え替えます。

ウンベラータは成長が早いので、根詰まりだけでなく、樹形も崩れやすい観葉植物です。また、ウンベラータは、幹や枝が上へと伸びていく性質があるので、室内では絶対に剪定するようにしましょう。剪定を怠れば、あっという間に天井に届いてしまうこともあります。樹形が乱れて、インテリアとしても残念な姿になってしまいます。剪定についてみていきましょう。

植え替えと同様、寒さに弱いので暖かくなってきた春以降に剪定するようにしましょう。気温が下がってくる秋までには剪定を済ませます。葉っぱの状態と理想の樹形を思い浮かべながら剪定するとよいでしょう。伸ばしたい方向の枝部分を剪定すると、その方向に伸びていくので、参考にしてみてください。

ウンベラータの枝や幹を剪定すると、切った部分から白い樹液が流れ落ちます。樹液はベタベタしているので、剪定前には必ず軍手をしてください。樹液が床に落ちないように、新聞紙を広げて作業するとよいでしょう。万が一、衣服についてしまうことも考えて、汚れてもいい格好をしておくことをおすすめします。

ウンベラータの特徴である大きな葉っぱは、トラブルが1番よく表れる場所でもあります。元気でいきいきとしているのか、病気にかかっているのか、葉っぱを観察しましょう。葉っぱが葉焼けや変色をしてしまうと、ウンベラータの魅力も半減してしまいます。どのようなトラブルが起きやすいのか見ていきましょう。

ウンベラータは、赤・黄・茶色、斑点などに葉が変色することがあります。これは多くの場合、日照不足が原因で、冬に多くみられる症状になります。変色した葉は元の状態には戻らないので、早めに切り取り、他の葉に栄養が行き渡るようにしましょう。冬の日照不足はある程度は仕方ないことなので、室内のなるべく日光が当たる暖かいところに置くようにしてください。

葉が茶色く枯れたような状態になるのが葉焼けです。葉焼けの原因は、直射日光によるものです。夏の強い直射日光や西日、長時間直射日光にあたることで葉の温度が急激に上がり、葉焼けを起こします。変色と同様、葉焼けした部分は元の状態に戻りません。その部分を切り取りましょう。葉焼けにより弱って枯れることもあります。直射日光のあたらない、明るい日陰に置くようにしましょう。

ウンベラータは葉が落ちることがあります。これは日照不足や、気温の寒暖差によるストレスが原因です。寒さに弱いため、冬に葉が落ちることが多いです。落ちる前の変色した葉を、早い段階で切り取りましょう。冬は室内で育て、気温の寒暖差を少なくするようにします。落ちてしまった葉は早めに取り除きましょう。

日常の管理を心がけることで、葉っぱのトラブルに早く気づくことができます。大きな葉っぱにはほこりがたまりやすいので、ほこりがたまらないように掃除しましょう。また、毎日の葉水で、いきいきとした葉っぱを保ちましょう。葉水により病害虫を防ぐことができます。

ウンベラータは、おしゃれな樹形とハートの形の葉っぱで、季節を問わず楽しめる観葉植物です。育て方のポイントは、「葉水」「直射日光」「剪定」の3つです。上手な管理方法で、魅力的な葉っぱを葉焼けなどから防ぎましょう。ポイントを押さえて育てれば、生命力が強い植物なので枯れることなく育ちます。部屋に素敵な観葉植物があるだけで、お気に入りの空間を演出できますよ。ウンベラータを部屋に置いて、カフェのような雰囲気に挑戦してみるのはいかがでしょうか。