フィカス・アルテシーマの魅力
大きくて丸みのあるキレイな葉
フィカス・アルテシーマ(アルテシマ)の魅力は、何と言っても葉の美しさにあります。丸みのあるアーモンド型で、ライムグリーンにミドルグリーンの独特の模様は、観葉植物の中でも存在感があります。ツヤのある美しい葉が、室内に明るい印象を与えてくれます。樹形が乱れにくく、あまり気を使わずに育てられるのもうれしいところです。
花言葉は『永遠の幸せ』
ステキな花言葉❤️ご結婚や新居へのお祝いに、ぴったりよね
フィカス・アルテシーマの基本情報
クワ科フィカス属(常緑高木、ゴムの木の仲間)
原産地:インド〜東南アジア(高温多湿を好む)
耐寒性:やや弱い(冬場の室温が8℃を下回らないように)
耐暑性:強い(暑さには強いが、夏の直射日光は苦手)
育て方:比較的やさしい
成長:成長期には10〜15cmほど伸び、剪定で高さや枝を整える
注意点:ラテックスアレルギーに注意(ゴムの木や葉から出る乳白色の樹液は、服やインテリアにつくと染みの原因になる)
ツヤツヤした葉っぱ、色もすっごくキレイ!
枯れる原因①葉が黄色くなっている?
アルテシーマからのメッセージ
気温の変化と成長リズムに合わせた管理
観葉植物の色が悪くなってしまったら、日頃のお世話を見直すチャンスです。日当たり、室温管理、水やり、肥料、植え替えなどいろいろな作業がありますが、基本の育て方はアルテシーマの成長サイクルに合わせたお世話、これが重要なポイントになります。外気温の上がる春から秋の成長期には日当たり・温度・湿度を充分に保ち、日照時間が少ない冬の休眠期はゆっくりと休ませてあげます。季節を通じて成長と休眠のリズムに合わせた管理を心がけていきましょう。
日当たりがよく、風通しのよい場所
アルテシーマの葉の美しさを保つためには重要なポイントです。春〜秋の成長期にはレースのカーテン越しによく日が当たる、明るい室内がベストです。ただし直射日光は葉焼けを起こすのでNGです。また冬の窓辺は冷気が当たるので、部屋の中心部に置きましょう。風通しのよい場所に置くことも大切です。風通し=外ではなく、室内で人の出入りがあり、人が長くいる部屋です。リビングや寝室が特におすすめです。ただし、エアコンの冷気や暖気が直接当たらないところにしてください。
枯れる原因②水やりしているのに枯れる?
アルテシーマが好む、高温多湿とは?
成長期はたっぷりと、休眠期はさらりと
水やりには大きく二つの役割があります。根から養分を吸い上げること、それと土の中の空気の循環をよくすることです。というのも、根っこも呼吸をしているので、水をさすことで古い空気が押し出され換気するのです。水やりのコツはメリハリが大事、成長期にはしっかりたっぷり、そのあとは土と根を乾かすイメージで日にちをあけてあげましょう。温度の下がる冬の休眠期は、量も頻度も控えめにします。
見て!葉っぱがイキイキしている!
葉水(霧吹き)は、保湿にも虫よけにもいいみたい
水やりは養分を届け、霧吹きは湿度を保つ
エアコンを使う部屋では湿度が下がりやすいので、高温多湿を好むアルテシーマには葉水
(霧吹き)も大切です。乾燥したらこまめにシュッ!しましょう。ところで、スプレーするときは葉の表面だけを湿らせるもの、と思っていませんか?実は葉裏にシュッ!が正解です。活力液や液肥を薄めた水を使うと、葉の色ツヤがアップします。
枯れる原因③急に葉が落ち始めた!
アルテシーマからのレスキューサイン
成長サイクルを乱していませんか?
アルテシーマに大きなストレスが加わっています。肥料のやり過ぎ、液体肥料や活力液の濃度、植え替えのタイミング、夏の強すぎる日差しや冬の急な温度低下など、急な環境変化も原因と考えられます。また、虫や病気の発生、薬剤の濃度や頻度は適正でしょうか?成長や休眠のリズムを乱されて、拒否反応を起こしているのかもしれません。
植物の状態を把握するには?
まずはしっかりと観察して様子を見るということです。いろいろと手をかけたくなりますが、今までの育て方を見直すチャンスです。何もしていないのにと思われるかもしれませんが、ガラス温室のお店から自宅に迎える、実はこれも大きな環境変化なのです。季節の変化と成長のリズムを意識して、徐々に慣らしていくのがコツです。
まとめ
基本の育て方
- 春〜秋の成長期は、よく日が当たる室内が◎
冬の休眠期は、室温8℃以上をキープ - 成長期の水やりは、間隔をあけてたっぷりと
休眠期の水やりは、量も頻度も控えめに
湿度を保つ霧吹きは、いつでも◎ - 季節の変化を意識したお世話が◎
今回は基本的なフィカス・アルテシーマの育て方をお伝えしました。成長サイクルに合わせた管理方法をまとめてみましたので、ぜひご活用ください。観葉植物全般にも通じるところが多くありますので、参考にしていただけるとうれしいです。
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