ダリアの花言葉は？色別の意味はある？日頃の感謝を伝えるにはおすすめ？

色鮮やかで美しいダリアは、プレゼントとして人気の花です。花びらが幾重にも重なるダリアの姿は特徴的で、置くと場がパッと華やかになります。花をプレゼントとして贈るときは、花言葉の持つ意味が気になりますね。ダリアは歴史があるため、さまざまな意味を持つ花言葉があります。

ダリアの花言葉には、「感謝」「あふれる喜び」「優雅」「気品」といった意味があります。「感謝」「あふれる喜び」は歴史に由来していて、ダリアはフランス革命の時代に人気が出て、革命の苦労をねぎらう意味で「感謝」、革命が成功した喜びから「あふれる喜び」がつけられました。また「優雅」「気品」は、薄い花びらが重なる様子がまるでドレスのように美しいため、その雰囲気を表したものです。

ダリアには、「裏切り」「移り気」といった、少し後ろ向きな意味もあります。これも歴史に由来しており、ナポレオンの妻ジョゼフィーヌはダリアを愛し、独占していました。ところがジョゼフィーヌの侍女が裏切って、ダリアを盗んで育てたため、ジョゼフィーヌはダリアへの関心を失ってしまいました。このエピソードから「裏切り」や「移り気」という花言葉が産まれました。

ダリアには色鮮やかな赤、白、黄色、淡いピンクや紫など、さまざまな色合いが存在し、花の色によって花言葉が変わります。色別の花言葉がわかれば、贈るシーンによってダリアの色を使い分ける、なんてオシャレで気が利いたこともできるでしょう。親しい人に特別な意味を込めたダリアを贈り、自分の気持ちを伝えてみてください。

赤いダリアの花言葉は、「華麗」「栄華」です。赤いダリアは一段と華やかさが増し、存在感があります。強いインパクトを持つ花なので、日ごろから華のある人、華やかなものが好きな人に贈ると喜ばれます。栄華は財産や権力により栄えることなので、就職祝いや出世祝いなどのお祝いごとにも使えるでしょう。

白いダリアの花言葉は、「感謝」「豊かな愛情」です。両親や家族、上司や先輩など、日ごろお世話になっているけれど、なかなか照れくさくて感謝の気持ちを伝えられない人に、白いダリアで「ありがとう」の気持ちを伝えてみるとよいでしょう。「豊かな愛情」の花言葉から、花嫁の花束としても最適です。

黄色いダリアの花言葉は、「優美」「栄華」です。黄色は風水では金銭運を表す色で、富によって栄える「栄華」の花言葉からも、豊かで縁起のよいイメージがあります。幸運の意味合いが強い黄色のダリアは、昇進や事業の成功など、お祝いの席の花束にぴったりです。また、黄色くて丸いダリアは満月の形に似ているため、お月見の時期に使うのも良いでしょう。

よく見かける色なので意外ですが、ピンクのダリアに花言葉はありません。ダリアは品種改良が盛んなため、花言葉が付けられた当時にはピンクのダリアが存在していなかった可能性もあります。ピンクのほかにオレンジのダリアにも、花言葉は設定されていません。

ダリアは花の咲き方や大きさによって種類が分かれ、花びらがねじれて咲くデコラティブ、花びらが細い筒のような形になるカクタス咲きなど、特徴的な種類があります。大きさで種類が分かれる例では、5～7cm以上の大きさでボールのように丸く咲くことをボール咲き、5cm以下で小さく丸く咲くことをポンポン咲きと呼びます。

ダリアの開花時期は初夏から秋にかけてです。冬から春の時期に球根を植えると、夏から秋にかけて長く楽しむことができます。遅咲きの品種を植えれば、秋の花としてダリアを鑑賞できます。特に丸くて黄色いダリアは形が満月を思わせるため、お月見のお供として楽しめるでしょう。

「感謝」の花言葉を持つダリアは、大切な人に日頃の感謝を伝えるのにふさわしい花です。特に白いダリアの花は「感謝」の花言葉を持つので、母の日や父の日、誕生日や退職祝いなど、お世話になった方に白いダリアで「ありがとう」の気持ちを伝えてみるとよいでしょう。

ダリアはポジティブで素敵な意味の花言葉が多く、自分で楽しむのはもちろん、大切な人へのプレゼントとして最適な花です。またダリアは開花時期が長く、庭に植えることで優雅な姿を長く楽しむことができます。庭に植えたり、大切な人にダリアをプレゼントしたりして、日常のシーンに彩りをそえましょう。