ブッドレアとは？種類・特徴や剪定など庭木としての管理方法を解説

ブッドレアは別名をフサフジウツギといい、藤の花を反対にしたような形の美しい花を咲かせます。日本には大正時代に渡来したといわれ、丈夫で強いので初心者にもおすすめです。

ブッドレアは特徴的な花を咲かせる木です。花は小さな筒状花（とうじょうか）が穂のように集まった形をしています。花の色はピンクや白や黄色、青、紫など多彩です。花には甘い香りがあり、蝶がよく寄ってきます。そのためバタフライブッシュとも呼ばれるのです。房の長さは10cm～25cmで花は1cm～2cmと小さいです。蜜にはサポニンが含まれ、有毒なので口に入れないようにしてください。

ブッドレアにはたくさんの品種があり、店頭で販売されているその多くはダビディー種と呼ばれる品種を改良したものです。花の色が多彩で、葉に模様の入っているもの、コンパクトな矮性（わいせい）のものもあり、100種類を超える栽培品種が販売されています。ダビディー種の他にグロポーサ種もあり、ダビディー種に比べると寒さに弱いですが、黄色い小花が球のようにまとまって咲く愛らしい花です。

ブッドレアの仲間にはどんな花があるのでしょうか。ブッドレアの品種は100種を超え、次々と新しい品種が増えています。全部は紹介しきれませんので、ここではほんの一部をご紹介します。

ブッドレアは英語圏「バタフライブッシュ」と呼ばれます。これはブッドレアの甘い香りや蜜に蝶が寄ってくるためにそう名付けられました。日本名は「フサフジウツギ」と呼ばれます。これは花の形が藤（ふじ）の花を逆さにしたような形をしているところに由来するのです。「ブッドレア」の名はイギリスの植物学者「アダム・バドル」に由来するといわれています。

ブッドレアは苗木であれば植え付けられますが、成木になると植え付けが難しくなります。そのため、苗木で購入し、植え付けるのがおすすめです。ブッドレアの苗木の購入方法は園芸店の店頭で購入する方法の他に通販でも購入できます。花色もたくさんありますのでその中からお気にいりの一株を選んでください。

ブッドレアは基本的に地植えで育てられます。丈夫で強いので庭木としても人気が高く、シンボルツリーとして植えられることもあります。洋風、和風、いずれの庭にもよくあいますが、横に広がる性質があるので植える場所はあらかじめ広い場所を確保してください。蜜が多いため蝶が集まるのでバタフライガーデンにも向いていますが、同じように蜜を求めてミツバチも集まるので注意が必要です。

シンボルツリーとは記念樹のことで、家を新築したときなどに植えられる木のことです。他にも家族が増えたときなどに植えることもあります。家やそこに住む家族を象徴し、家庭の幸せや安泰を祈るものなので、ブッドレアのように華やかで丈夫な木はシンボルツリーにふさわしいといえるでしょう。