ツルハナナスとは
ツルハナナスの基本情報
別名 | ソケイモドキ/ヤマホロシ(別種) |
学名 | Solanum jasminoides |
科/属 | ナス科ナス属 |
原産国 | ブラジル |
花期 | 6月~10月 |
ツルハナナスの特徴
ツルハナナス(蔓花茄子)とは、夏に2~3㎝の星型の花を咲かせる耐寒性常緑つる性低木です。関東から南の暖かい場所では、常緑のまま越冬します。つるをのばし房状に花をつける特徴があり、花の色は白や青紫、つぼみが薄紫色で咲き進むにつれ花色が白に変化するものもあります。
ツルハナナスの見分け方
ツルハナナスは、同じナス科の植物と花の形がよく似ています。緑色の葉をつける「ツルハナナス」と、品種改良により葉に黄色や黄緑の斑のはいった「斑入りツルハナナス」が流通しており、どちらも薄紫から白い花をつけるのが特徴です。以下では、似た植物や流通名となっているヤマホロシをご紹介します。
似た植物との見分け方
白い花が、ソケイやテイカカズラ、ワルナスビに似ています。ツルハナナスの花は青紫から白色で丸みを帯びた星形の特徴があり、葉にトゲはありません。ジャスミンやテイカカズラは細い星形からプロペラのような花を咲かせるため、花の形で見分けましょう。ワルナスビは葉にトゲがあります。ほかにツルハナナスとして流通することのあるソラナム・ラントネッティも花の色や形が違います。
ヤマホロシは別種
ツルハナナスは、園芸店でヤマホロシの名で流通していますが、野生のヤマホロシ(山保呂之)とは別の植物です。ヤマホロシはヒヨドリジョウゴの仲間で、山野草として広く自生しています。野生のヤマホロシは半つる性の多年草で、ツルハナナスよりも濃い紫色の花を咲かせます。花後に赤くて丸い実をつけるのが特徴です。
ツルハナナスの育て方
植え付けは春、霜が降りなくなってから行います。水はけのよい土壌と、日当たりのよい場所を選びましょう。地植えでは夏の乾燥期、降雨の少ないとき以外は水やりは必要ありません。鉢栽培は根づまりに注意し、土の表面が乾いてからたっぷり水やりをします。病害虫にも強いため、手をかけなくても育ちます。
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植え付け時の元肥に、緩効性肥料を施します。ツルハナナスは別種のヤマホロシの名で流通することが多いですが、生育旺盛なつる植物で「ほかの植物を滅ぼす」といわれることから名づけられたともいわれます。肥料をやれば大きく育つため、広く誘引したいときには定期的に肥料を与えましょう。
剪定と誘引
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ツルハナナスは、フェンスやトレリスに誘引して育てます。乾燥に強いため、夏のグリーンカーテンとしても活躍できます。鉢栽培で根の生長を制限してコンパクトに仕立てるのもおすすめです。剪定期は枝が混みあった場所、枯れ枝の剪定をしましょう。
まとめ
真夏はあまりの暑さに庭の手入れに時間をかけられないこともあります。花殻を摘む必要もなく、乾燥に強いツルハナナスは、手間いらずでたくさんの小花をつけてくれます。初心者ガーデナーにもうれしい存在といえるでしょう。育て方も簡単なため、春に苗の流通がはじまったらぜひ探してみてください。
写真はソケイ(別名:ジャスミン)です。