フランネルフラワーとは
フランネルフラワーをご存知ですか?短い毛が密集した花や葉が、毛織物の「フランネル」のような温もりを感じさせてくれる植物です。オーストラリアが原産ですが、近年は品種改良が進み、さまざまな品種が販売されています。そんなフランネルフラワーの種類や育て方、増やし方などをご紹介します。
フランネルフラワーの基本情報
科名 | セリ科 |
属名 | アクチノータス属 |
形態 | 多年草 |
原産地 | オーストラリア |
耐暑性 | やや弱い |
耐寒性 | 強い |
フランネルフラワーの特徴
開花時期は3月〜10月で、白くて雪のような美しい花を長く楽しめるのが魅力です。咲き姿はマーガレットに似ており、花びらの先端は少し尖ったような形をしています。花びらだけでなく葉の表面にも毛が生えいるため、植物全体がフランネルやフェルトのような手触りをしているのが特徴です。
切り花や寄せ植えにもぴったり
水もちがよく、切り花で楽しむのもおすすめです。フランネルフラワーの魅力でもあるふんわりとした優しい白色の花は、他の植物との寄せ植えにもよくあいます。フランネルフラワーの花言葉やアレンジ方法などは以下の記事を参考にしてみてくださいね。
フランネルフラワーの種類
オーストラリアが原産のフランネルフラワーは、切り花の状態で輸入されることの多い植物でした。しかし近年、品種改良が進みさまざまな種類のフランネルフラワーが販売されています。そんなフランネルフラワーの種類をいくつかご紹介します。
エンジェル・スター
エンジェル・スターは高さが60cmほどまで大きく成長するのが特徴です。花は他の品種に比べて小さめのサイズで、切り花にも向いています。四季咲きの傾向があり、花を次々とたくさん咲かせてくれるため開花を長く楽しめる品種です。
フェアリー・ホワイト
フェアリー・ホワイトは成長しても30cmほどの小ぶりな品種のため、鉢植えにしてインテリアとして育てたい方におすすめです。花や葉がフェルトのようなふわふわとした質感が美しく、花びらの先端が少し黄緑がかっています。春と秋の年に2回開花するため、きちんと剪定をしながら育てるのがポイントです。
ファンシー・スノー
ファンシー・スノーは名前のとおり、植物全体に雪が積もっているように見えるのが特徴です。大きく成長すると1mを超えるものもあるため、地植えで育てる場合は周りの花や植物の妨げにならない場所に植えましょう。秋咲きで、切り花としての人気が高い品種です。
次のページでは、育て方をご紹介します。