カリフォルニアライラックとは
カリフォルニアライラックは、北米~中米を原産とする花木です。名前は北米カリフォルニアを中心に分布していることと、ライラックに似ていることに由来しています。学名でもある「セアノサス」という名前で呼ばれることもあります。セアノサスという名前は、西洋トゲアザミという植物の古い名前「Keanothos」が由来です。
カリフォルニアライラックの基本データ
学名 | Ceanothus |
科名 | クロウメモドキ科 |
属名 | ソリチャ属(ケアノサス属) |
別名 | セアノサス、レペンス |
原産地 | 北米西部~中米 |
草丈・樹高 | 30cm~3m(品種によって異なる) |
開花時期 | 4月~6月 |
花色 | 青紫、青、ピンク、白 |
カリフォルニアライラックの特徴
特徴①種類が豊富
カリフォルニアライラックというと、青紫色の花と小さな濃緑色の葉を持つ花木というのが一般的なイメージです。しかし実際は、種類や品種によって、花色や葉の大きさが違います。ピンク色や白い花をつける品種もありますし、葉の大きさも、小さい葉をつける品種もあれば、幅広の大きめの葉をつける品種もあるなど、品種による差が意外と大きいです。
株の大きさも違うよ。30cmくらいのコンパクトな品種もあれば、3mくらいの中木に成長する品種もあるんだ。
特徴②芳香がある
カリフォルニアライラックの名前の由来になったライラックの花は、甘い芳香を持つことでも有名ですね。カリフォルニアライラックもよい香りを持っています。「石けんのような香り」と評される甘く優しい香りです。満開期になれば、美しく咲き誇る花姿だけではなく、香りも楽しめますよ。
特徴③葉も観賞価値が高い
花が美しいカリフォルニアライラックですが、葉も観賞価値が高いです。たとえば代表的品種であるパシフィックブルーの葉は、小さいですが色が濃くツヤがあるため、日光にあたると輝いているように見えます。花がなくても十分に美しい光景が楽しめますよ。斑入りの葉をつける品種もあるので、購入する際は花だけでなく、葉の大きさや色も見て選びましょう。
特徴④乾燥に強いが湿気に弱い
北米原産の植物なので、どちらかというと温暖で乾燥がちな気候を好む特徴があります。このため高温多湿な日本の場合、気温や湿度の調整に注意が必要です。高温多湿な環境に置いていると、突然枯れてしまう恐れがあります。栽培方法は地植えよりも、状況にあわせて置き場を変えられる鉢植えがおすすめです。
木の性質も品種によって異なります。カリフォルニアライラックは常緑樹というイメージが強いですが、落葉する品種もあるんですよ。