ボトルツリーの育て方!水やりのタイミングや剪定のコツなどを解説!

ボトルツリーの育て方!水やりのタイミングや剪定のコツなどを解説!

ボトルツリーをご存じですか?根がワインボトルのような形になることからその名がつけられた観葉植物です。育て方もそれほど難しくないので、初心者の方にも人気があります。今回は水やりや剪定、夏越し・冬越しのポイントなどを中心に、ボトルツリーの育て方について紹介します。

記事の目次

  1. 1.ボトルツリーとは
  2. 2.ボトルツリーの種類
  3. 3.ボトルツリーを長く楽しむコツ
  4. 4.ボトルツリーの基本的な育て方
  5. 5.ボトルツリーの育て方(水やり)
  6. 6.ボトルツリーの育て方(剪定)
  7. 7.ボトルツリーの育て方(夏越しと冬越し)
  8. 8.ボトルツリーの病気と害虫
  9. 9.まとめ

ボトルツリーの育て方(剪定)

観葉植物としてボトルツリーを楽しむにあたって、欠かせないのが剪定です。適切なタイミングで剪定を行い、健康で美しい状態を保ちましょう。メリットや道具、注意点についてご紹介します。

剪定を行うメリット

健康に育てるため

剪定を行うメリットのひとつは「より健康に育てられること」です。少しでもたくさんの栄養を得るため、植物は枝葉をたくさんつけます。しかしすべての枝葉から均等に栄養や日光を取り入れるわけではないため、弱い部分は切り落とした方が健康状態がよくなります。

見映えをよくするため

剪定を行うもうひとつのメリットは、「見た目を美しく整えられる」ことです。四方に伸びた枝葉によって全体の形が崩れた場合でも、剪定を行えばバランスよく直せます。切った場所から新芽が出ることと、細い枝を残した方が美しい見た目になることを覚えておくとよいでしょう。

剪定のタイミング

頻繁な剪定は必要ありません。形が崩れたと感じたときや、伸びた枝が邪魔になったときなどに剪定を行いましょう。寒い時期には枝葉が減りすぎると栄養不足になってしまいますので、ボトルツリーが元気な暖かい時期に剪定を行うとよいでしょう。

剪定の道具

専用の剪定ばさみを使います。錆びついていたり汚れていたりするはさみで剪定をしてしまうと、できた傷からボトルツリーが傷んで枯れてしまう恐れがありますので注意してくださいね。アルコールで消毒してから行うと、より負担の少ない状態で剪定ができるでしょう。

  • 健康に育てるため、見映えをよくするために剪定は効果的。
  • 頻繁な剪定は必要なく、形が崩れたと思ったら行う程度でOK。
  • ボトルツリーへの負担を減らすため、道具は清潔なものを使うこと。

ボトルツリーの育て方(夏越しと冬越し)

ボトルツリーは暖かく乾燥した環境が好きで、寒さと湿気は苦手です。春夏秋冬のある日本での栽培の場合は、温度変化に注意しながら夏越し・冬越しを行う必要があります。夏越し・冬越しそれぞれの場合の置き場所や注意点について、順番にご紹介します。

夏越し

冬場以外は屋外で管理することが可能です。よく日の当たる、風通しのよいところを置き場所にしましょう。ただし直射日光で葉焼けを起こしがちなので、遮光ネットや寒冷紗(かんれいさ)などを使って遮光を行ってください。外の温度が40℃を超えたら、室内に移してあげると安心です。秋が深まり最低気温が13℃を下回るころに、置き場所を屋内へ変えましょう。水やりは夕方以降がおすすめです。

冬越し

冬場は室内で管理するのが最適です。日当たりのよい、最低気温が5℃以上の場所を置き場所にしましょう。室内でも葉焼けは起こるため、直射日光は避けてくださいね。ファンヒーターを使って温度管理を行うのもよい方法ですが、温風が直接ボトルツリーに当たらないように気をつけましょう。暖かくなるにつれて新芽が顔を出す姿は、心を癒してくれますよ。

  • 夏越し:直射日光に注意。置き場所は屋外でも問題ないが、外の温度があまりに高い場合は室内へ。
  • 冬越し:寒さに弱いため、室内での管理がおすすめ。置き場所の温度は5℃以上を維持すること。

ボトルツリーの病気と害虫

ボトルツリーがかかりやすい病気と、注意するべき害虫について見ていきましょう。病気には比較的強い品種ですが、害虫はつきやすいのでこまめにチェックし、駆除するようにしてくださいね。

病気

ボトルツリーが注意するべき病気としては「すす病」があげられます。葉や枝がすすのように黒い斑点を帯びてしまう病気で、カビが原因です。光合成を妨げるので、放置していると枯れてしまいます。アブラムシヤカイガラムシといった害虫の排せつ物をエサにしているので、予防には害虫駆除が必須です。

害虫

ハダニ

ハダニは0.5mmほどの大きさしかないとても小さな害虫です。葉の裏にひそんでいて、吸汁します。ハダニに吸汁されると白いポツポツが現れるので、見つけたらすぐに駆虫してくださいね。

アブラムシ

2mm程度の大きさの害虫です。前述した「すす病」という病気の媒介者でもあります。群生している姿を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。数が多いので、早めの対処が必要です。

カイガラムシ

アブラムシ同様、病気の媒介をする3mmほどの虫です。吸汁することによって株を弱らせ、最悪の場合枯らしてしまうこともあります。白い綿毛のようなものが背中についているのが特徴です。

ナメクジ

葉だけでなく、花や芽まで食べてしまう食欲旺盛な害虫です。置き場所を外にしている時期は特に注意してください。梅雨の時期や雨が続いたときなど、ナメクジが発生しやすいときには夜の見回りを行うと効果的です。

ダンゴムシ

こちらも置き場所を外にしていると被害にあいやすい害虫です。特に花芽や葉、根などのやわらかい部分をよく食べます。ナメクジに比べれば食欲は控えめですが、合わせて注意しましょう。

バッタ

食べる量の多い害虫としては、バッタも見過ごすことができません。葉が硬くてもお構いなしで、どんどん食べてしまいます。見つけ次第すぐに駆除してください。防虫ネットも効果があります。

  • 病気:すす病に注意。媒介となる害虫の早期駆除を怠らないこと。
  • 害虫:アブラムシやハダニなどに注意。病気の媒介、食害などを食い止めるため早めの駆除を。

まとめ

ぷくっとかわいらしい形が魅力のボトルツリーは、観葉植物として人気の高い植物です。水やりや剪定、季節ごとの温度管理など栽培のポイントは多めですが、ていねいに管理すれば初心者でも元気に育てることが可能です。ぜひリビングや庭を癒すグリーンとして、ボトルツリーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

おもち
ライター

おもち

幼少期、母とふたりでつくった小さな花壇が宝物でした。季節の移り変わりを色とりどりの花で知るのがとても好きです。

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