クロトンの育て方!枯らさずに管理するコツや上手な増やし方を解説!

クロトンの育て方!枯らさずに管理するコツや上手な増やし方を解説!

クロトンとは、南国の雰囲気を演出してくれるカラフルな葉色が人気の観葉植物です。しかし、やや育て方が難しく、上手に育てなければ枯れてしまうことがあります。そこで今回は、クロトンの上手な育て方や管理のコツ、増やし方について詳しくご紹介します!

記事の目次

  1. 1.クロトンとは?
  2. 2.クロトンの育て方
  3. 3.育て方のコツ
  4. 4.クロトンの増やし方
  5. 5.クロトンの育て方まとめ

クロトンとは?

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

クロトンとは、カラフルな葉色が特徴の常緑低木です。種類が豊富で、インテリアとして室内に飾る小さな鉢から、植栽として庭植えで育てる大きなものまで、様々な用途で利用できます。1年中南国の雰囲気を醸し出す美しい葉が楽しめるため、観葉植物として非常に人気です。

クロトンの基本情報

Photo by Carl E Lewis

分類 トウダイグサ科 クロトンノキ属
学名 Codiaeum variegatum
英名 Croton
園芸分類 観葉植物、常緑低木
原産地 マレー半島~オーストラリア、太平洋諸島
草丈 10~150cm
葉色 緑、白、赤、紫、オレンジ、黄色
花色 白、黄色
開花時期 7~8月
花言葉 「妖艶」「艶っぽい」

クロトンは、熱帯地域に広く分布しており、耐暑性に非常に強い比較的育てやすい植物です。突然変異しやすいことから種類が豊富で、品種により草丈や葉の形、葉色などの特徴が異なります。白色や黄色の花を咲かせますが、花は非常に小さくあまり目立ちません。

クロトンの種類

クロトンは元々1種類のみ存在していましたが、突然変異しやすく、現在では100種類以上の品種が存在します。突然変異のしやすさから付けられた別名は「変葉木」です。種類によって葉の特徴が大きく変化し、葉の形や葉色によっていくつかの系統に分類されています。日本で人気がある3種類についてご紹介します。

アケボノ

葉が広く大きいため、「広葉系」という系統に属する、クロトンの中でも特によく流通している品種です。日本で作られ、黄緑色の葉に黄色の葉脈が浮き出た葉色をしていますが、成長が進むと下葉が赤く変化します。

リュウセイ

アケボノの葉とは対照的に、葉が細長い形をしています。これは、クロトンの中の「細葉系」という系統です。細長い葉は濃い緑色で、そこに星砂のような黄色のまだら模様が入っているのが特徴のため、オウゴンリュウセイやゴールドスターなどの別名で呼ばれることもあります。

キンセンコウ

葉が、くるくるとらせんのように巻いた特徴的な形をしており、「らせん系」と呼ばれる系統に属します。キンセンコウは別名「キラセン」とも呼ばれており、らせん系の中で最もポピュラーな品種です。緑色に黄色のまだら模様の葉色が美しく、少し変わったクロトンとして非常に人気があります。

クロトンの育て方

出典:写真AC

クロトンは育て方のやや難しい植物で、育て方によっては、葉の色が悪くなったり葉が枯れたりすることもあります。熱帯地域に分布することから、耐暑性は強いものの、耐寒性や乾燥には弱い性質があり、育てる環境にも注意が必要です。クロトンの上手な育て方について、詳しくご説明します。

クロトンを育てる環境

クロトンは、屋外に庭植えして育てることもできますが、夏の直射日光や耐寒性には弱いです。そのため、季節や日当たりに応じて鉢を適切な位置に移動できる、鉢植えでの育て方をおすすめします。夏は直射日光に当たらないよう注意し、年間を通してなるべく日当たりがよく、気温15℃前後の暖かい場所で管理しましょう。

直射日光に当てない理由

葉色が美しいのが特徴のクロトンですが、日当たりが悪いと葉の色が美しく出ないため、葉色を保つためにはたっぷりの日差しが必要です。しかし、特に夏場に直射日光を葉に当てていると、葉やけを起こしてしまうため、夏の直射日光には当てないように管理をする必要があります。

植え付け時期と用土

クロトンを植え付けるのに最適な時期は、5~8月頃です。水はけがよく、栄養分がたっぷり含まれた土を準備します。ホームセンターや園芸店で販売されている観葉植物用の培養土でも、十分育てることが可能です。栄養分が不足すると、葉の色が悪くなることがあります。

水やりの方法

Photo by Plant pests and diseases

クロトンの水やりは、乾燥しすぎていても、湿気が多すぎても、葉が枯れる原因になります。成長期にあたる5~10月は、土の表面が乾いたらしっかりと水やりをしてください。特に夏場は乾燥しないよう1日数回水やりをする必要があります。休眠期は、土が完全に乾いたことを確認してから少量水やりをし、やや乾燥気味で管理しましょう。

霧吹きで葉に水を吹きかけよう

出典:写真AC

年間を通じて、水やりとは別に、霧吹きで葉に直接水を吹きかけるなどの葉水をする必要があります。葉に少量の水をかけたり、湿らせたタオルで拭いたりしても構いません。葉水には、葉の乾燥を防いだり、葉についたほこりを落としたり、病気・害虫を予防したりする効果が期待できます。

肥料の与え方

クロトンはたくさんの栄養分を必要とするため、成長期のうち5~8月頃に肥料を与えます。緩効性の化成肥料を2か月に1回程度与える、もしくは、液体肥料を1~2週間に1回程度与えてください。

次のページでは、クロトンの育て方のコツと増やし方をご紹介します。

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育て方のコツ

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