庭の雑草対策!予防から駆除まで雑草を生えなくする方法を紹介

庭の雑草対策!予防から駆除まで雑草を生えなくする方法を紹介

草木や花がいっぱいの庭は、緑に癒される大切な空間です。しかし、庭に元気に生えてくる雑草たちに悩まされる方も多いのではないでしょうか。雑草の対策は、その特徴を理解して適期に適切な対策をすることが大切です。予防から駆除まで雑草を生えなくする方法などを紹介します。

記事の目次

  1. 1.雑草をよく知ろう
  2. 2.雑草の生えない庭にする方法
  3. 3.庭の雑草を駆除する方法
  4. 4.庭の雑草対策に役立つ道具や機械
  5. 5.庭の雑草を活かす方法
  6. 6.まとめ

庭の雑草対策に役立つ道具や機械

除草の画像
Photo bysumma

駆除する雑草の種類や駆除の方法によりさまざまな道具や機械を使い分けるのがポイントです。雑草の駆除に役に立つ道具や機械を紹介します。

除草に役立つ道具

軍手や皮手袋

手袋の画像

出典:筆者撮影

手袋は大切です。雑草の中には毒のある植物もあるので、皮膚の弱い人はかぶれることがあります。草取りのときは、素手では触らずに、必ず手袋を使いましょう。とげのある雑草のある場合は皮手袋があると便利です。ビニールやゴム製品は蒸れてしまうので草取り作業にはあまりおすすめできません。

小鎌

小鎌の画像

出典:筆者撮影

小鎌は根をほぐして抜き取ったり、アスファルトの割れ目やコンクリートと土の隙間にに生えている雑草をかき取るのに便利です。短く持って葉先に力が入るように使うとよいでしょう。

中鎌

中鎌の画像

出典:筆者撮影

中鎌は、雑草の根を掘ったりするというよりは、草の根っこから上を刈り取るという使い方をします。長めに持って、手首で、横方向に振るように草を刈るのがコツです。成長したイネ科の草には、ノコギリ刃になっているタイプがよいでしょう。刃がステンレス製になっている製品は手入れがあまり必要ないのでおすすめです。

大鎌

大鎌の画像

出典:筆者撮影

大鎌は柄を長くした鎌です。刈り払い機が普及する前は、農業や林業でも広く使われていました。広い面積を刈るのに適しています。中鎌と同じように横に振って草を刈ります。刈りにくい草の場合は、根本に引っ掛けるようにして刈るのがコツです。

ジョレン

ジョレンの画像

出典:筆者撮影

ジョレンは畑の通路や花壇など、狭い場所で、土の表面を削りとるようにして雑草を取る道具で、根があまり張っていない雑草の除草におすすめです。土の表面を削ったり動かすことで、雑草の発芽を防止して、草が生えなくなる効果もあります。立って作業ができるので、あまり腰やひざを痛めません。

除草に役立つ機械

刈り払い機

刈り払い機の画像

出典:筆者撮影

刈り払い機は肩に掛けて使うエンジン式の草刈り機です。鎌などの草刈りより早いスピードで刈ることができます。4~6kg程度の重さがあり、長時間使っていると体に負担がかるので、時々、休憩をとりましょう。また、小石などが飛んでくることがあるので、ヘルメットやゴーグルなどの防具を着用し、石が家の窓などに飛んでいくのを防止するため、板を張るなどの対策も大切です。

自走式草刈り機

自走式草刈り機の画像

出典:筆者撮影

広い面積に庭を手入れする場合は、刈り刃と車輪をエンジンなどで駆動する自走式タイプの草刈り機がとても便利です。4輪駆動のものをハンドルでゴーカートのように運転するものや、手押しタイプのものもあります。高価ですが、かなり広い庭でも、楽に速く庭の手入れができるので、おすすめです。

機械は電動式とエンジン式のどちらがいいのか?

電動式刈り払い機の画像

出典:筆者撮影

刈り払い機や草刈り機もエンジン式と電動式の物があります。エンジン式は重いですが、パワーがあり、連続して動かせる時間が長いのが長所です。電動式は、エンジン式よりも軽く、手入れも簡単なのが長所ですが、パワーが弱く、連続して運転できる時間が短いので、広い庭の作業に向きません。庭の広さや刈り取る雑草によって選ぶとよいでしょう。

ボタ爺

ボタ爺

庭の広さや雑草の種類によって、道具や機械を使い分けるのじゃ。

庭の雑草を活かす方法

雑草の画像
Photo by けんたま/KENTAMA

雑草を予防したり、駆除をしたりして、雑草があまり生えない庭することも大切ですが、雑草をうまく利用していくことも対策の1つです。庭の雑草を活かす方法を紹介します。

堆肥にして使う

コンポストの画像

出典:筆者撮影

刈り取った雑草は、そのままでも分解されて堆肥になります。分解されるまでの間にナメクジなどが増えるのを防止するため、コンポスト容器などに集めて堆肥化させるのがおすすめです。長い草は15cmくらいにカットして、草と土を交互に積んでいきます。特別な手入れは必要なく、半年くらいで形がなくなったら完成です。花壇や菜園で利用できます。

グラウンドカバーにする

短く刈り取って芝の代わりにする

草刈りをした庭の画像

出典:筆者撮影

手入れが大変な芝よりも強い雑草をグラウンドカバーにするのはいかがでしょうか。雨の少ないオーストラリアやアメリカ西海岸ではよく見かける方法です。だんだんと草丈の短い雑草しか生えなくなってきます。広い庭では機械を使うなど、負担のないやり方で手入れをしましょう。

マルチングの材料にする

草マルチの画像

出典:筆者撮影

刈草を敷いて、野菜のマルチングの材料にします。地面の温度が急に変化するのを防止したり、保湿されます。また微生物が増えて土がだんだんとよくなるので、健康で美味しい作物を育てることができます。

好きな雑草を残す

イヌタデの画像

出典:筆者撮影

好きな雑草を残して観賞や観察をするのもおすすめです。例えば、ナガミヒナゲシやイヌタデなどは花がかわいいですし、ギシギシはたくさんの昆虫がやって来て、楽しませてくれます。好みの草があったら、名前を調べて、観賞や観察楽しんでみるのもいいですね。

つる植物を楽しむ

つる植物の画像

出典:筆者撮影

つる性植物をぼうぼうにならないようにしてにフェンスに這わし、壁などの緑化として楽しむこともできます。マルバルコウなどの花がかわいい植物も多く、を鑑賞用としても楽しむのもおすすめです。刈り取って枯れたつるが乾燥して木のようになるものもあるので、クリスマスにリースの材料として使うのもいいですね。

まとめ

スギナの画像

出典:筆者撮影

広い庭などは雑草が増えてきて大変というイメージがあるかもしれません。しかし、雑草の特徴をよく知って、予防対策をとれば、雑草を生えなくしたり、たくさん茂ってしまうのを防止することができます。雑草は庭に適応している植物ですので、ちょうどよい付き合い方や活かすことができれば、庭の手入れがもっともっと楽しくなりそうですね。

庭の雑草対策!予防から駆除まで雑草を生えなくする方法を紹介のイメージ
庭の雑草対策!予防から駆除まで雑草を生えなくする方法を紹介
草木や花がいっぱいの庭は、緑に癒される大切な空間です。しかし、庭に元気に生えてくる雑草たちに悩まされる方も多いのではないでしょうか。雑草の対策は、その特徴を理解して適期に適切な対策をすることが大切です。予防から駆除まで雑草を生えなくする方法などを紹介します。
除草剤を使わずに庭の雑草を生えなくする方法9選!効果的な方法はどれ?のイメージ
除草剤を使わずに庭の雑草を生えなくする方法9選!効果的な方法はどれ?
庭の雑草にお困りですか?除草剤を使えばもちろん効率的に雑草防除ができますが、なかには除草剤を使用することにやや抵抗がある方もいるではないでしょうか?そんな方々に向けて、この記事では、除草剤を使わずに家の周りの雑草対策ができる方法をご紹介します。
サンフーロンの上手な使い方!対象雑草別に効果的な希釈倍率を解説!のイメージ
サンフーロンの上手な使い方!対象雑草別に効果的な希釈倍率を解説!
サンフーロンという除草剤を知っていますか?サンフーロンはラウンドアップのジェネリック農薬で、値段は安くて効果は強力な除草剤です。この記事では、サンフーロンをより活用していただくために、主要な難防除雑草ごとに希釈倍率や使用方法について解説しています。
雑草図鑑(13選)夏〜秋によく見るイネ科雑草の特徴・見分け方!のイメージ
雑草図鑑(13選)夏〜秋によく見るイネ科雑草の特徴・見分け方!
道端や庭に生えているイネ科雑草は、秋になると穂がついた姿へ変わります。穂がつくことでどんな種類かわからなかった雑草も見分けやすくなるでしょう。この記事では、秋によく見かけられるイネ科種類を中心に特徴と見分けるポイントについて写真をまじえて解説します。
神崎辰哉
ライター

神崎辰哉

農家×野菜ソムリエ×林業技術者×WEBライターです。作物や雑草、樹木などの生き物たちをリスペクトしています。

関連記事

Article Ranking