フィカス・プミラとは
フィカス・プミラは小さな葉っぱが細い茎にたくさんつく、白い斑入りの爽やかなグリーンが魅力的な観葉植物として知られています。フィカス・プミラのように小さく、ポット苗でも入手できるものは大きなサイズの観葉植物よりも手軽にインテリアに取り入れやすいことも、見た目のかわいらしさと共に人気な理由です。
原種のフィカス・プミラ
手軽な観葉植物として人気のフィカス・プミラは品種改良された園芸品種です。和名のオオイタビとして自生する原種は、常緑のつる性木本に分類され親しまれています。観葉植物ではラテン語の「ficus」を英語読みしたフィカス属とされることが多いですが、イチジク属のことです。原種は実をつけることで知られ、食用にされる種類もあります。
フィカス・プミラの特徴
フィカス・プミラはこの葉っぱが特徴的で、比較的育てやすく初心者向けといわれています。日当たりのよいところで育てると葉っぱが美しく丈夫になりますが、夏場の強い直射を嫌います。冬はできれば5℃以上を保つとよいですが、寒さにも暑さにも弱いわけではありません。乾燥しすぎ、湿気が多すぎにならないように育てるのがおすすめです。
フィカス・プミラの基本情報
学名 | Ficus pumila |
科名・属名 | クワ科・フィカス属(イチジク属) |
分類 | 常緑つる性低木(観葉植物) |
英名 | Creeping fig |
和名 | オオイタビ |
育てやすく人気のフィカス・プミラ。イチジク属といわれると意外なように感じますが、原種があることを知ると納得できます。つる性で這うように茎を伸ばすことが、観葉植物の寄せ植えで根本にフィカス・プミラを植えていることも多い理由です。単体で鉢植えにする場合もハンギングにしたり、寄せ植えでも細長いタイプの鉢に植えることでこのつるの長さを楽しむ方法もあります。
フィカス・プミラの名前の由来
フィカスは先述のとおり、ラテン語を英語読みにしたものでイチジクを指しています。観葉植物にはこのフィカス属に分類されるものがとても多く、ウンベラータやガジュマル、ゴムの木など、どれも人気があります。また略されてプミラと一般的に呼ばれますが、このプミラもラテン語で小さいや低いといった意味があります。
ボタニ子
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出典:写真AC