ヒポエステスの植え替え方法
ヒポエステスは生長が速く、根もどんどん伸びるので、植え替えしないと根詰まりを起こしてしまいます。根詰まりすると生長できなくなるので、枯れる原因になります。1~2年に一度を目安に、ひと回り大きめの鉢に植え替えるようにしましょう。
①植え替え時期
ヒポエステスの植え替えは、4月~8月に行います。伸びた枝葉は1/3ほどに切り戻し、葉姿を美しく保ちましょう。
②用土
あまり用土を選ぶタイプではありませんが、水はけのよい腐植質の土を用意しましょう。観葉植物用の土を使うこともできます。配合する場合は、赤玉土小粒7:腐葉土3の割合がよいでしょう。砂がある場合は、少々混ぜるのもおすすめです。
ハイドロカルチャーの場合は、ハイドロボール・水・培養液を入れた穴の開いてない鉢に、ヒポエステスを植え付けます。透明な鉢を用意すると、中の様子がよく分かりますよ。
③植え替えの手順
植え替えるときは水やりを控えて、用土を乾燥気味にしましょう。ひと回り大きい鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷き、新しい用土を1/3ほど入れておきます。ヒポエステスの根をやさしくほぐして土を落とし、黒く腐った根を取り除きます。
用意した鉢にヒポエステスを入れて、根のまわりに土をかぶせていきます。しっかりと土で安定させてから、たっぷりと水やりをして完成です。
ヒポエステスの増やし方(挿し木の育て方)
ヒポエステスの増やし方は、挿し木にする方法があります。時期は5月~8月に行いましょう。挿し木にする増やし方は、たくさん増やすことができるのでぜひやってみましょう。
①挿し穂を吸水させる
増やし方のコツは、元気がよく、しっかり伸びた枝を使うことです。10cmほど切った枝の先端の葉を、2~3枚だけ残して、ほかの葉は落としましょう。切り口を斜めにし、数時間吸水させます。ヒポエステスの増やし方は難しくありませんが、多めに用意しておくと成功の確率が上がりますよ。
②挿し床を用意する
小さいポットにパーライトとバーミキュライトを5:5で混ぜた用土か、挿し木用の土を入れます。茎を半分ほどさしておきます。
③挿し床での育て方
明るい日陰で用土を乾かさないように気を付けましょう。しっかりと管理ができていると3週間以内には発根します。
④鉢上げ
挿し木にしてから1ヶ月頃には、鉢上げができます。十分なサイズの鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れて、挿し床や植え替えの用土と同じような土を入れましょう。
まとめ
ヒポエステスの育て方や、根詰まりを防ぐための植え替えのコツを紹介しました。品種や株によって色合いや斑の入り方がちがうので、好みの雰囲気のものを探してみましょう。冬越しのコツや植え替え、増やし方もマスターして、美しい葉姿のヒポエステスを長く楽しんでくださいね。