イースターカクタスとは?
イースターカクタスはサボテンの一種であり、主に赤やピンクの花を咲かせますが、オレンジや白色の花を咲かせる種類もあります。上手に育ててあげれば、数十年にわたって花を楽しめる多肉植物です。まずは、基本情報から紹介します。
基本情報
名前 | イースターカクタス |
別名 | ホシクジャク |
分類 | サボテン科ハティオラ属 |
原産国 | ブラジル |
分類をリプサリドプシス属と表記されることがありますが、現在ではハティオラ属と表記されるのが一般的です。
名前の由来
イースターカクタスの名前は開花時期から由来している
開花時期が3月~5月であり、イースター(復活祭)の時期とかぶることから由来しています。カクタスは英語でサボテンという意味です。似ている植物のシャコバサボテンは冬が開花時期であり、クリスマスカクタスの別名がついていますよ。
ボタニ子
ボタ爺
イエス・キリストが復活したことを記念したキリスト教の祝日のことじゃよ。
別名ホシクジャクの名前は花の見た目に由来している
イースターカクタスは、別名でホシクジャクと呼ばれています。イースターカクタスが「ホシクジャク」と呼ばれるようになったのは、
- 花の形が星の形にみえること
- 上の写真のように、下向きにたくさん花を咲かせる姿がクジャクの羽のように豪華であること
イースターカクタスの種類
イースターカクタスは2つの野生種があります。2つの野生種とそれらをかけ合わせた品種が、イースターカクタスとして出回っています。ここでは、よく見かけられる種類を紹介します。
ボタニ子
野生種はハティオラ・ロセアとハティオラ・ガエルテリで、赤い花を咲かせるよ。
ボタ爺
それぞれ落下の舞とゲ氏孔雀(げしくじゃく)という和名がついているんじゃ。
セタス
野生種と同じように赤い花を咲かせます。花が大きめで、満開になると茎の緑を隠すほど咲き乱れますよ。赤い花のイースターカクタスは、多く出回っています。
ロナ
ロナの花色はピンクで、小さめの可憐な花を咲かせます。小ぶりのポットで売られていることが多く、母の日のプレゼントとしても人気があります。
ボタニ子
多肉植物好きのお母さんにプレゼントがおすすめだよ。
フェニックス
柔らかいピンク色の花を咲かせるのは、フェニックスです。つぼみをたくさんつけるので開花量が多く、お部屋での存在感が抜群です。
アンドロメダ
アンドロメダという名前のイースターカクタスです。花姿が星に似ているので、アンドロメダ座から名前を由来しています。
ボタニ子
星でいったら流星群みたいに花がたくさん咲いているね。
イースターカクタスの特徴
イースターカクタスは多肉植物であり、葉は芽が出てすぐに退化してしまいます。葉の役割をしている茎の特徴や花の特徴を紹介していきます。
特徴①茎
平らな葉のようにみえる部分は、サボテン特有の茎節(けいせつ)という茎です。扁茎(へんけい)とも呼ばれ、葉の機能をもちます。
ボタニ子
この茎節からは根が出やすいから、挿し芽につかわれるよ。
特徴②花
3月~5月に開花し、赤やピンク、白、オレンジの花色があります。また、一重咲きや八重咲きの種類があります。花言葉は「復活の喜び」「恋の年頃」「情熱」「熱情」です。
ボタニ子
次のページから、イースターカクタスの育て方を紹介するよ。
イースター(復活祭)ってなんだろう?