ヤツデの育て方!水やり・肥料など基本的な管理から増やし方まで解説!

ヤツデの育て方!水やり・肥料など基本的な管理から増やし方まで解説!

ヤツデは日陰でも育つ丈夫な植物で、水やりや肥料などの管理もしやすく、初心者にもおすすめです。庭木のイメージがありますが、鉢植えという育て方もあります。ヤツデの育て方、土や肥料、植え替えや剪定の仕方、挿し木での増やし方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.ヤツデとは?
  2. 2.ヤツデの育て方と管理方法
  3. 3.ヤツデの植え付けと植え替え
  4. 4.ヤツデの増やし方
  5. 5.ヤツデの剪定
  6. 6.ヤツデに付きやすい害虫
  7. 7.まとめ

ヤツデとは?

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ヤツデは指を広げたようにも見える、数ヶ所に切れ目がある大きな葉っぱが特徴的です。八つ手や八手、天狗の葉っぱや天狗のうちわと呼ばれることもあります。末広がりの八は縁起がよいことから、庭に植える植物としても人気があります。ヤツデの置き場や管理方法、植え替えや剪定、増やし方など育て方を解説します。

基本情報

学名 Fatsia japonica
科名 ウコギ科
属名 ヤツデ属
原産国 日本
特性 常緑性

ヤツデの学名は「Fatsia japonica」で、ウコギ科・ヤツデ属の日本原産の植物です。常緑性で英語表記では「Japanese Aralia」といい、花言葉は「親しみ」「健康」「分別」です。葉が20cm~40cmと大きく、天狗の葉っぱや天狗のうちわと呼ばれることもあります。

ヤツデの種類

ヤツデには、葉に模様があるものや縁の色が薄いものなどいくつか種類があります。インテリアのように観賞用として取り入れられる種類もあるので、いろいろとチェックしてみるとよいでしょう。

ヤツデの特徴

ヤツデの葉はとても大きく、名前から8つに分かれていると思われがちですが、実際には7~11と葉によっても分かれ方は異なり、奇数に分かれることが特徴です。肉厚でしっかりとした硬さがあり、縁がギザギザしています。日陰でも育つというたくましさを持っています。

ボタニ子

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育て方も簡単で、庭木はもちろんのこと鉢植えで家の中でも育てられます。

ヤツデの花

葉っぱだけなのに花言葉があることに、違和感を覚える人もいるかもしれません。特徴的な葉っぱですが、実は花も咲き種もつけます。一見すると実のように見える球状の白い部分に花が咲きます。花が咲くのは11月~12月で、冬から春までの季節には実がなり、5月頃に黒くなり種が採れます。

ヤツデの花言葉

ヤツデの花言葉は、分別・健康・親しみです。「分別」は物事を判断するという意味で、西洋でも同じ意味の花言葉があります。「健康」はヤツデに虫除けの効果があることに由来しています。「親しみ」は、縁起がよく薬用としても取り入れ可能な身近なことに由来しています。花言葉を知ると植物に対する理解も深まりより身近に感じられます。

ヤツデの活用法

ヤツデの葉っぱは観賞用としてだけでなく、いくつかの活用法があります。活用法としては、乾燥させた葉を煎じて薬として使う他に、煎じ液でうがいをしたり、入浴剤として使ったりという方法もあります。大きい葉を使って縁起のよいインテリアとして飾るのもおすすめです。

ヤツデを活用する際の注意点

葉っぱは生薬としても使える一方で、茎や葉には毒性を持つ成分が含まれています。量はごくわずかですが、口にすると体調不良を起こす原因となる場合があります。薬用成分も含まれてはいるものの、安易に服用するのはおすすめできません。また、毒性を利用して虫除けとして使うこともできます。魔除けの効果もあるといわれているので、虫よけや魔除けとして取り入れるなら安心です。

ボタニ子

ボタニ子

ヤツデを室内で育てる際は、ペットや子供が口にしないよう注意してくださいね!

ヤツデの育て方と管理方法

ヤツデの育て方:置き場所

ヤツデは日陰でも育つ日本原産の植物なので、温度管理などもあまり神経質にならずにすむのが特徴でありメリットです。ただし、半日陰なら問題ありませんが、長時間直射日光が当たる場所や、寒い季節には氷点下になったり雪が降り積もったりするような置き場所は不向きです。西日が強く当たる場所も苦手なので、庭に植える場合は慎重に置き場所を決めてください。

ヤツデの育て方:水やり

水やりは、庭に地植えするなら雨の水分だけでも大丈夫です。ただし、長期間雨が降らないような場合は、時々水やりをするとよいでしょう。鉢植えの場合は、土の表面が乾いていたら水やりをしてください。鉢植えでは水をやり忘れると枯れることもあるので、水を切らさないことが大切です。

ヤツデの育て方:用土・肥料

ヤツデは湿気を好み乾燥は苦手なので、赤玉土と腐葉土を混ぜて使います。湿気を好みますが通気性が悪くなるのは好ましくありませんので、割合は赤玉土6割に対して腐葉土4割くらいを目安に配合してください。地植えの場合は肥料なしでも十分育ちます。大きく育てたい場合は2月~3月の間に、油かすを少しだけ与えるとよいでしょう。

ヤツデの植え付けと植え替え

植え付けの時期とやり方

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ヤツデの植え付けは、種まきと苗の二通りから選べます。種まきの時期は、鉢植えも地植えも同じ3月~4月です。芽が出るまではたっぷり水やりをして、日陰で管理します。地植えしたい場合は最初だけ植木鉢で育て、ある程度大きくなってから植え替えをするのがおすすめです。苗で植え付ける場合は、4月~5月に植え付けましょう。根が張った丈夫な株を選ぶのもポイントです。

植え替えの時期とやり方

ヤツデはあまり手をかけなくてもスクスクと成長します。植え替えをする時期は苗を植え付けるのと同じ4月~5月ですが6月頃でもOKです。植え替えの目安は2年に一度、ただし地植えは植え替え不要なので植木鉢の場合だけです。植木鉢はスペースが限られるため、ある程度成長すると窮屈な状態です。用土の通気性も悪くなるので、植え替えをしてリラックス&リフレッシュさせてあげましょう。

植え替える時のポイント

植え替えをする際は、株分けもしておくとよいでしょう。用土から株を出して、根鉢を軽くほぐします。完全にほぐそうとすると根を傷つける恐れがあるので、優しく軽く1/3くらいでOKです。傷んだ根は取り除いておくことも大切です。

ボタニ子

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次は増やし方や剪定方法、付きやすい害虫についてご紹介します。

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ヤツデの増やし方

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