カラタチバナとは?名前の由来などの特徴や育て方をご紹介!

カラタチバナとは?名前の由来などの特徴や育て方をご紹介!

カラタチバナは日本が原産の常緑低木で、美しい真っ赤な実を付ける植物です。別名「百両」とも呼ばれており、昔から縁起のよい植物として親しまれています。庭植えだけでなく盆栽や正月のお飾りとしても利用されているカラタチバナの特徴や育て方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.カラタチバナとは
  2. 2.カラタチバナの特徴
  3. 3.カラタチバナの育て方
  4. 4.カラタチバナの増やし方
  5. 5.カラタチバナの病気と害虫
  6. 6.まとめ

カラタチバナとは

カラタチバナは常緑性の低木に分類され、冬になると真っ赤な実を付ける植物です。別名「百両」とも呼ばれ、昔から縁起のよい植物として人気があります。日本が原産のため育てやすく、庭木や盆栽などさまざまな育て方ができるのも魅力です。そんなカラタチバナの名前の由来や特徴、育て方や増やし方などをご紹介します。

基本情報

科名 サクラソウ科
属名 ヤブコウジ属
和名 唐橘
形態 常緑低木
耐暑性 強い
耐寒性 普通

名前の由来

カラタチバナは漢字で「唐橘」と表記されます。名前のとおり「唐」から来た「橘」という意味です。真っ赤な実を付ける姿が「唐」に自生しているミカン科の「橘」に似ていたので付けられた名前といわれています。また、別名の「百両」は江戸時代にとても貴重な植物とされ、百両単位で取引されたため「百両金」と呼ばれていた歴史に由来します。

赤い実が付く「両」はたくさんある

カラタチバナの「百両」だけでなく「万両(マンリョウ)」や「千両(センリョウ)」「十両(ジュウリョウ)」という植物もあります。十両は「ヤブコウジ」とも呼ばれており、それぞれ木の高さや実の大きさに違いがあるのが特徴です。これらは全て縁起物とされ、日本で古くから親しまれています。

花言葉

カラタチバナには「財産」「富」という花言葉がついています。別名「百両」とも呼ばれており、高価な取り引きに使われていた価値の高い植物のイメージにぴったりの花言葉ですね。

カラタチバナの特徴

樹高が低く、平均的には20cm〜30cmほどのサイズが多く出回っています。大きくなっても50cmほどにしかならず、ゆっくりと成長するのが特徴です。発芽力も弱く、小さな樹形を保てるので盆栽としても人気があります。そんなカラタチバナの花や実の特徴は以下のとおりです。

開花時期は7月で、とても小さな白色の花を咲かせます。花びらは1cmほどの大きさで、5つに分かれているのが特徴です。10個前後の花が集まり下を向いて花を咲かせるため、よく観察しないと見つけにくいといわれています。

11月〜3月にかけて、真っ赤な美しい実がたくさん付きます。実の鑑賞時期が長く、盆栽として育てたり正月のお飾りに使用したりと、さまざまな活用方法があるのも人気な理由の1つです。実が熟すと種子が採取できます。

ボタニ子

ボタニ子

次のページでは、育て方をご紹介します。

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カラタチバナの育て方

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