カモミールとは
カモミールは、かわいらしい容姿とリンゴのようなフルーティーな香りが特徴の植物です。庭はもちろん室内でも管理可能で、薬用植物としても有名です。
基本情報
草丈 | 30~60cm |
原産国 | ヨーロッパ |
和名 | カミツレ |
日本に入ってきた時期 | 江戸時代(19世紀初め) |
語源 | 大地のリンゴというギリシャ語 |
カモミールはキク科の植物で、ハーブとしてもとても人気です。
花言葉
カモミールの花言葉は、以下のとおりです。
- 逆境に耐える
- 逆境の中で生まれる力
- 苦難の中の力
かわいらしい姿からはあまり想像できない、とても忍耐を感じる花言葉が付けられています。カモミールの種類別や花の色別の花言葉は、つけられていません。
開花時期
カモミールは種類によって、開花時期が若干異なります。
- カモミール・ローマン…5~6月
- カモミール・ジャーマン…3~6月
- マトリカリア…5~7月
カモミール・ジャーマンとカモミール・ローマンは開花時期が近く、ローマンの方がジャーマンよりも開花期間が短めです。開花季節は春~初夏です。その年の気候によって、開花する季節が若干ずれることがあります。
カモミールの種類
カモミールには、いくつかの種類があります。中でも有名なローマンとジャーマンの違いについて、ご紹介します。よく似ている二つの種類ですが、少しずつ異なる点もあるので、育てる際には事前に違いを把握してどの種類のカモミールを購入するか検討しましょう。
ローマンとジャーマンの違い
ローマンとジャーマンは、一見しただけでは見分けがつきにくいほどよく似ています。収穫後のローマンとジャーマンの花の様子はよく似ているため、植えられている状態でなければ見分けがつかないこともあります。よく似ていますが、育て方などは若干異なっているので、どれぞれの種類に適した育て方をしましょう。詳しい情報をまとめました。
カモミール・ローマン
ローマンは花や茎からリンゴの香りがする、キク科の植物です。ジャーマンよりも背が低く、育成時間がかかります。ローマンは芝生のように横に広がる種類で、仮に踏んでしまったとしてもそう簡単に枯れません。キク科の植物なので、アレルギーを持っているかたは注意しましょう。
カモミール・ジャーマン
ジャーマンはローマンよりも背丈が高く、薬草として栽培している国もあります。ローマン同様にリンゴのような香りがしますが、ジャーマンは花の部分にしか香りはついていません。ローマンよりも生育期間が短めで、初心者の方も育てやすい植物です。
ボタニ子
次のページでは、カモミールの育て方を詳しく見ていくことにしましょう。