ゼニアオイ(銭葵)とは?花言葉・開花時期などの特徴や育て方を解説

ゼニアオイ(銭葵)とは?花言葉・開花時期などの特徴や育て方を解説

ゼニアオイ(銭葵)という花をご存じですか?初夏から真夏にかけてピンク色の花をたくさん咲かせる、背の高いハーブの仲間です。今回はゼニアオイの花言葉や近似品種との比較とあわせて、ゼニアオイの開花時期、植物としての特徴と育て方を中心に解説していきます。

記事の目次

  1. 1.ゼニアオイとは
  2. 2.ゼニアオイとウスベニアオイ
  3. 3.ゼニアオイの育て方
  4. 4.まとめ

ゼニアオイとは

Photo by nekonomania

ゼニアオイはヨーロッパや北アメリカ、アジア南西部に広く分布するハーブで、ヨーロッパでは道端などで野生化している強健な植物です。和名でもある「銭葵」の名前の由来は、花の大きさが中国のお金である「五銖銭」くらいの大きさだったことからきています。

ゼニアオイの基本情報

出典:写真AC

学名 Malva sylvestris subsp. mauritiana
和名:別名 銭葵:ツリーマロウ、マルバ、マルチアナ
分類 アオイ科ゼニアオイ属:多年草(ハーブ)
原産地:分布 ヨーロッパ:北アメリカ、アジア南西部
草丈 60cm~150cm
花径:花色 3cm:濃ピンク~紫、青
開花時期 5月~8月中旬
耐暑性 普通
耐寒性 強い

ほかのゼニアオイ属同様、ゼニアオイの開花時期は夏真っ盛り。太陽に向かってぐんぐん育つ姿からは頼もしささえ感じられます。ハーブとしてのゼニアオイの効能は、花や葉の粘液質に含まれる保湿成分とされ、和漢植物として化粧品メーカーでも商品に利用されています。

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ゼニアオイの花

出典:写真AC

ゼニアオイの花弁の色は濃いピンクから紫色ですが、個体差がありますので、のちほどご紹介する「ウスベニアオイ」と判別がむずかしい場合があります。また園芸品種には「ブルーファウンテン」といった青花のゼニアオイもあります。花の特徴としては総状花序という咲き方になります。鈴なりの花が一斉に咲き揃う姿はみごとですね。

ゼニアオイの葉

Photo by Phil Gayton

ゼニアオイの葉は掌状葉とよばれる葉に切れ込みの入る形です。他のゼニアオイ属と比較して、全体的に丸みがあり切れ込みが緩やかという特徴がみられますが、葉の形状にも個体差があることと、近似種との交配で野生化したゼニアオイだと、多品種との見わけがむずかしい場合もあります。

ゼニアオイの花言葉

出典:写真AC

ゼニアオイの花言葉には「初恋」「母の愛」「古風な美人」「温厚」「柔和」などがあります。どれもやさしいイメージで、包み込むような柔らかさを感じさせる言葉ばかりです。大輪の花ではなく、やさしい色合いの小花が集まったようすから、そんな花言葉がつけられたのかもしれませんね。

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ゼニアオイとウスベニアオイ

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