カモミールの管理方法
カモミールの管理を行う上での注意点はどこなのでしょうか?地植えとプランター栽培、それぞれの注意点をまとめました。注意すべき点を知り、普段からしっかりとカモミールの生育状態を把握して、異変に気がついたらすぐに対処しましょう。害虫駆除などを初めて行うときは、お花屋さんやホームセンターの専門スタッフに相談しましょう。
地植え管理の注意点
地植え管理の場合、根が蒸れてしまわないか注意しておきましょう。種まきを行って発芽したのであれば、ある程度育った段階で間引きしてあげると、根腐れや蒸れを未然に防げます。アブラムシなどの害虫も地植えでは寄ってきやすいので、害虫がついていないかマメにチェックしましょう。
プランター栽培の注意点
プランター栽培を行う際は、剪定や間引きをこまめに行い十分な生育環境を整えてあげることが重要です。プランターや鉢植えは、容量に限界があるので、ある程度大きくなったら早めに植え替えをしなければ、蒸れてしまい枯れる可能性があります。
剪定方法
カモミールの剪定を行うときは、以下のようなものから優先して剪定しましょう。
- 枯れている花や茎や葉
- 花が咲き終わった茎
- ひょろひょろと細長く伸びている茎
カモミールは、ある程度剪定することでより健康に育ちます。花が咲き終わった茎は、剪定というよりも収穫に近いかもしれません。茎や花を収穫して、ハーブとして楽しみましょう。カモミールは初心者の方も剪定しやすい植物なので、まずは茎が立てこんでいる個所から剪定していきます。
増やし方
カモミールの増やし方は、いくつかあります。
- 種まき
- 株分け
- 挿し木
このほかにも接ぎ木や取り木といった増やし方もありますが、初心者の方がチャレンジしやすい増やし方は上記のものになります。種まきや株分けは、比較的簡単な増やし方です。また、挿し木は茎を切り取って土に植える増やし方となります。
相性のよい寄せ植えの植物
カモミールと相性のよい寄せ植えの植物でおすすめの種類は、同じ生育環境を好むハーブやアブラナ科の植物です。レモングラスやステビアなどをカモミールと寄せ植えにすると、とても爽やかな印象の一鉢ができあがります。またルッコラなどのアブラナ科の植物と植えると、カモミールもよく育つので寄せ植えにおすすめです。
カモミールの活用方法
カモミールの花などの収穫時期は、花が咲き終わる前です。花の中心の黄色い部分が盛り上がり、花弁が反り返りすぎていない時期に収穫しましょう。時期を過ぎてしまったら、そのまま様子を見守って種を収穫するものよいですね。収穫した花や茎は、アレンジして長く楽しみましょう。
ハーブにする
カモミールをハーブとして楽しむのは、とても有名です。乾燥させてハーブティーとして楽しむのもよいですね。冷凍保存すると、より繊細な香りを長く楽しめます。収穫したカモミールを湯船に浮かべて、香りを楽しむ方法もあります。リンゴに似たフルーティーな香りでリラックス効果にも期待が持てます。
ドライフラワーにアレンジ
カモミールをドライフラワーに加工して、フラワーアレンジメントを行うのもおすすめです。鮮やかに咲いていたときとは少し違う、シックな雰囲気を楽しめますよ。ドライフラワーの作り方は、切り口を上にして吊るして乾燥させるだけです。十分に乾燥させて、より長い期間カモミールの花を楽しみましょう。
まとめ
カモミールは初心者の方も比較的育てやすい植物であり、植え替えや株分けを適度に行うことでたくさん花を咲かせます。植え替え時期を見極めて、上手に育てましょう。増やし方も豊富で、難しくありません。いくつかの増やし方を試してみましょう。カモミールは香り豊かなので、アレンジして長く楽しめます。強くてかわいらしいカモミールを育てて、生活の中に幸せをプラスしましょう。